懐かしいと感じる方もいらっしゃるだろうが、いざページを開けばその新鮮さにガーンとなり、2ページ目には転がるようにあなたはのめり込んでいるだろう。1990年代に産声を上げ、さまざまな変化を遂げながら闇を生き続けてきた怪談『「超」怖い話』。その原点を生み出した安藤君平が、ついにここに帰ってきた。もはや幻となったシリーズ第1巻収録の23本を完全再録、さらに本書のために書き下ろした新作14本を加え、新たな傑作として21世紀に降臨する。もはや言うまでもないが、すべて実話である。淡々と日常の出来事のように恐怖を紡ぐ著者の語り口はとてもクールだ。だからこんなにも怖いのである。

本の長さ

203ページ
言語

日本語
出版社

竹書房
発売日

2005/9/1
ISBN-10

4812423384
ISBN-13

978-4812423387
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商品の説明

内容（「BOOK」データベースより）

懐かしいと感じる方もいらっしゃるだろうが、いざページを開けばその新鮮さにガーンとなり、2ページ目には転がるようにあなたはのめり込んでいるだろう。1990年代に産声をあげ、さまざまな変化を遂げながら闇を生き続けてきた怪談『「超」怖い話』。その原点を生み出した安藤君平が、ついにここに帰ってきた。もはや幻となったシリーズ第1巻収録の23本を完全再録、さらに本書のために書き下ろした新作14本を加え、新たな傑作として21世紀に降臨する。もはや言うまでもないが、すべて実話である。淡々と日常の出来事のように恐怖を紡ぐ著者の語り口はとてもクールだ。だからこんなにも怖いのである。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

安藤/君平
1963年名古屋生。早稲田大学教育学部卒業。広告代理店勤務をへて、フリーライター兼ゲームプランナーに。勁文社『「超」怖い話』執筆後、紆余曲折をへて、携帯電話のコンテンツ・プロバイダー会社の設立に参加。多数の携帯電話ゲームをプロデュースする。その後、独立。現在は、デジタル・コンテンツの企画・制作、ビジネス・システムの開発を主要業務とする、株式会社ニックナック・代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

出版社 : 竹書房 (2005/9/1)
発売日 : 2005/9/1
言語 : 日本語
文庫 : 203ページ
ISBN-10 : 4812423384
ISBN-13 : 978-4812423387

Amazon 売れ筋ランキング: - 1,482,692位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 1,375位霊界・恐怖体験
- - 1,988位竹書房文庫
- - 11,815位超心理学・心霊

カスタマーレビュー:
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不思議な話もあるものだ

2006年1月11日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

幽霊話の短編集。怖い話ばかりだが、本書の成り立ちから予想される様に内容が少々古典的だ。例えば幽霊と普通に会話したりする場面が何度かあったりする。本書は震え上がる程怖いという程ではない。従って深夜に一人で読んでいても、不思議な話もあるものだなと楽しみながら読む事が出来る。

怖い話にあまり慣れていない方、特別「怖がり」な方に特におすすめしたい。

5人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

洛陽浩月楼主人弱水狂子

これぞ実話怪談。嚆矢にして未だ色褪せぬ傑作怪異譚。

2011年10月6日に日本でレビュー済み

　実話怪談シリーズ草創期(1991)の編集者による、当時の作品の選抜に新たに執筆した数話を加えた復刻版。随所に80年代の薫りを遺す文章ではあるが、寧ろ当時の若者達の雰囲気がその儘現在に伝えられ、生き生きとした印象を残すから興味深い。

　著者は怪異に関わる仕事をすると、不調に見舞われる(実話怪談には付き物であるが)体質であり、以後の作品群には関与していない。そして今回稿を改めるに到る迄、どうも霊感が枯渇したのか、怪異に全く遭遇しなくなったらしい。死後の世界についての考え方も変わり、怪異を広く受け止める気持ちになったら、怪異が離れて行ったのだという。そういうものなのだろうか。

　しかし、本書は怖い。久々に読んでる最中にゾクゾクする瘴気に囲まれて、緊迫感を感じた。ただ事実を正確にありの儘に、真実を記したリアリティの成せる業であろう。以後に続く編集者達に受け継いで頂きたい姿勢である。秀作を以下点描。

｢廃屋と竹やぶ｣…ただの竹竿に削がれる太腿。翌日現れる無数の蚊に食われた傷痕。そんな因果な土地が今は建売住宅になっているというが…

｢開かずの離れの人形奇談」…曰く付きの部屋に押し入り、半分髪の伸びた日本人形を踏みつけ、学校に持っていき…当主の一族であるから祟られずに済んだのであろうか。

｢指輪を捨てて…｣…ほいほい憑依出来る体質の人が周りにいるのが凄い。憑かれる方は不便だろうな。

｢お札の霊験｣…一連の体験は何れも不思議。殺人まで起こした破戒寺で頂いたお札の効果が抜群だったのも不思議。そんなもんなんだろう。

｢送られてきた巻き物｣…妖怪の住所を記した地図。評者も欲しいものだ。そして忽然と消えた巻物に気付いた途端に鳴る電話の向こうから響く台詞が怖い…。

　全編平均以上に怖いのだが、本書で最凶な話は、｢帰ってこない｣である。合コンで出会った不吉な雰囲気を持つ美女の家に一人で踏み込んだ男は帰ってこない。その監禁された被害者にも会えるのだが、何故か帰りたがらない…。彼等が囚われた理由を知ったとき、自分も囚われてしまうような気がして、それ以上関与しなかった。彼等は今もその部屋に監禁されているのだろうか。多くの失踪者の中にはこんな人達もいるのだろう…。

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