空気を読めないという言葉は今の日本に普及していますが、日本に昔から存在する共通概念であり、日本民族の島国という閉鎖的な環境で醸成され、時には利点となり明治維新や戦後の日本のように発展し、時には弊害となり第二次世界大戦のように滅亡の道を辿ったというのは知る必要があると思います。
根本を辿ってみると日本が神に縛られず、家族・村単位で物事を考えるという無神論を持ち、他国の思想を解釈・変容させて取り込んだ歴史(遣唐使から現代の技術輸入にかけて)があり、日本の発展に寄与した側面を持ちつつも、いじめや戦時中の日本のように特攻せざるを得ない状況を作り出した悪の面もあります。
現代の日本では空気の存在は寧ろデメリットとして機能することが多く、例えば会議で同調圧力が生まれてしまい、意義が消失してしまう事例もしくはサンクコストバイアスとして認識されているように今までつぎ込んできた資金を考えて後に引けなくなる状況(戦艦大和の沖縄出撃と同じ)で発揮されてしまっています。
打破する手段はやはり大海を知ること。つまり科学技術のように常にアップデートされているものに触れたり、外国の思想を知ったり、もしくは海外の本を読むことも有効だと思っています。
この本を読むことで上記の気づきが得られました。日本人は今まで集団で考えることで島国で生き残ってきた民族ですが、インターネット、飛行機の発明で急速に距離が縮まる現代においては、古い思想とも言えます。空気を定義し、知るだけでもメタ認知となり包括的に物事を考える視点が得られると思います。オススメです。
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「超」入門 空気の研究 日本人の思考と行動を支配する27の見えない圧力 単行本(ソフトカバー) – 2018/12/6
購入を強化する
今も昔も変わらない、日本人を縛る妖怪の正体を暴いた
累計30万部の名著『「空気」の研究』(山本七平・著)を
27のポイント、7つの視点からダイジェストで読む。
佐藤優氏推薦!!
「日本型組織の病理がわかる。組織で巧みに生き残るための必読書」
なぜ、日本の組織は息苦しいのか?
忖度、パワハラ、同調圧力、いじめ、ネット炎上、無責任主義……
会社から学校、家族、地域コミュニティ、ネットまで、
日本社会が抱える問題の根源には「空気」という妖怪が存在する。
それは明治維新、太平洋戦争、戦後の経済成長にも大きく作用し、
今日もまったく変わらず日本人を支配する「見えない圧力」である。
窮屈な人間関係、同調圧力、相互監視、パワハラ・セクハラなど、
今日、私たちが感じる生きづらさとは何なのか?
日本のあらゆる集団に巣食う「日本病」の正体
今日、繰り返し起こる企業の不祥事、組織内でのパワハラ・セクハラ、
過労死やブラック企業、ネット上での個人攻撃などは、
戦時中に旧日本軍が陥った組織的病魔と同じ病根を持つ。
かつて、撃沈されるのがわかっていながら特攻した戦艦大和。
その出撃は、「空気」で決められた。
空気の前では、科学や論理、統計、分析も、すべて無駄となるのだ。
・なぜ日本は同調圧力が強いのか?
・日本人は組織になるとなぜ攻撃的になるのか?
・なぜ一大事の意思決定でも責任者がいないのか?
・なぜ日本の会議はダブルスタンダードなのか?
・なぜ日本の「科学的」にはウソが含まれているのか?
・なぜ日本人は「常識」に縛られるのか?
今も昔も変わらない、日本人の精神性を読み解いた
山本七平の不朽の名著『「空気」の研究』を、
15万部のベストセラー『「超」入門 失敗の本質』の著者が
27のポイントからわかりやすく解説する超・入門書。
日本人を知るための、もう一つの『失敗の本質』
日本的組織の病理を描いた2冊の名著『失敗の本質』と『「空気」の研究』。
かつて小池百合子都知事が、築地市場の豊洲移転問題の記者会見で言及して
話題となったこの2冊ほど、今日の社会問題を読み解ける恰好の教科書はない。
その内容は古びるどころか、今の日本人、日本的組織の問題の本質を
驚くほど的確に言い当てている。
本書は、日本人を縛る「何かの力」を読み解きながら、
日本的組織の再生と、個人が思考の自由をつかむためのヒントを紹介する。
累計30万部の名著『「空気」の研究』(山本七平・著)を
27のポイント、7つの視点からダイジェストで読む。
佐藤優氏推薦!!
「日本型組織の病理がわかる。組織で巧みに生き残るための必読書」
なぜ、日本の組織は息苦しいのか?
忖度、パワハラ、同調圧力、いじめ、ネット炎上、無責任主義……
会社から学校、家族、地域コミュニティ、ネットまで、
日本社会が抱える問題の根源には「空気」という妖怪が存在する。
それは明治維新、太平洋戦争、戦後の経済成長にも大きく作用し、
今日もまったく変わらず日本人を支配する「見えない圧力」である。
窮屈な人間関係、同調圧力、相互監視、パワハラ・セクハラなど、
今日、私たちが感じる生きづらさとは何なのか?
日本のあらゆる集団に巣食う「日本病」の正体
今日、繰り返し起こる企業の不祥事、組織内でのパワハラ・セクハラ、
過労死やブラック企業、ネット上での個人攻撃などは、
戦時中に旧日本軍が陥った組織的病魔と同じ病根を持つ。
かつて、撃沈されるのがわかっていながら特攻した戦艦大和。
その出撃は、「空気」で決められた。
空気の前では、科学や論理、統計、分析も、すべて無駄となるのだ。
・なぜ日本は同調圧力が強いのか?
・日本人は組織になるとなぜ攻撃的になるのか?
・なぜ一大事の意思決定でも責任者がいないのか?
・なぜ日本の会議はダブルスタンダードなのか?
・なぜ日本の「科学的」にはウソが含まれているのか?
・なぜ日本人は「常識」に縛られるのか?
今も昔も変わらない、日本人の精神性を読み解いた
山本七平の不朽の名著『「空気」の研究』を、
15万部のベストセラー『「超」入門 失敗の本質』の著者が
27のポイントからわかりやすく解説する超・入門書。
日本人を知るための、もう一つの『失敗の本質』
日本的組織の病理を描いた2冊の名著『失敗の本質』と『「空気」の研究』。
かつて小池百合子都知事が、築地市場の豊洲移転問題の記者会見で言及して
話題となったこの2冊ほど、今日の社会問題を読み解ける恰好の教科書はない。
その内容は古びるどころか、今の日本人、日本的組織の問題の本質を
驚くほど的確に言い当てている。
本書は、日本人を縛る「何かの力」を読み解きながら、
日本的組織の再生と、個人が思考の自由をつかむためのヒントを紹介する。
- 本の長さ296ページ
- 言語日本語
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2018/12/6
- ISBN-104478102201
- ISBN-13978-4478102206
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
今も昔も変わらない日本人を縛る妖怪の正体を解明した山本七平氏の名著『「空気」の研究』を27のポイント、7つの視点からダイジェストで読む。「何かの力」に操られず、思考の自由を取り戻すには?
著者について
鈴木博毅(すずき・ひろき)
ビジネス戦略コンサルタント。MPS Consulting代表。
1972年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部、京都大学経営管理大学院(修士)卒業。
大学卒業後、貿易商社にてカナダ・オーストラリアの資源輸入業務に従事。その後国内コンサルティング会社に勤務し、2001年に独立。戦略論や企業史を分析し、負ける組織と勝てる組織の違いを追究しながら、失敗の構造から新たなイノベーションのヒントを探ることをライフワークとしている。わかりやすく解説する講演、研修は好評を博しており、顧問先にはオリコン顧客満足度ランキングで1位を獲得した企業や、特定業界での国内シェアNo.1企業など多数。主な著書に『「超」入門 失敗の本質』『「超」入門 学問のすすめ』『戦略の教室』『戦略は歴史から学べ』『実践版 孫子の兵法』『実践版 三国志』『最強のリーダー育成書 君主論』『3000年の英知に学ぶリーダーの教科書』などがある。
ビジネス戦略コンサルタント。MPS Consulting代表。
1972年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部、京都大学経営管理大学院(修士)卒業。
大学卒業後、貿易商社にてカナダ・オーストラリアの資源輸入業務に従事。その後国内コンサルティング会社に勤務し、2001年に独立。戦略論や企業史を分析し、負ける組織と勝てる組織の違いを追究しながら、失敗の構造から新たなイノベーションのヒントを探ることをライフワークとしている。わかりやすく解説する講演、研修は好評を博しており、顧問先にはオリコン顧客満足度ランキングで1位を獲得した企業や、特定業界での国内シェアNo.1企業など多数。主な著書に『「超」入門 失敗の本質』『「超」入門 学問のすすめ』『戦略の教室』『戦略は歴史から学べ』『実践版 孫子の兵法』『実践版 三国志』『最強のリーダー育成書 君主論』『3000年の英知に学ぶリーダーの教科書』などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
鈴木/博毅
ビジネス戦略コンサルタント。MPS Consulting代表。1972年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部、京都大学経営管理大学院(修士)卒業。大学卒業後、貿易商社にてカナダ・オーストラリアの資源輸入業務に従事。その後国内コンサルティング会社に勤務し、2001年に独立。戦略論や企業史を分析し、負ける組織と勝てる組織の違いを追究しながら、失敗の構造から新たなイノベーションのヒントを探ることをライフワークとしている。わかりやすく解説する講演、研修は好評を博しており、顧問先にはオリコン顧客満足度ランキングで1位を獲得した企業や、特定業界での国内シェアNo.1企業など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ビジネス戦略コンサルタント。MPS Consulting代表。1972年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部、京都大学経営管理大学院(修士)卒業。大学卒業後、貿易商社にてカナダ・オーストラリアの資源輸入業務に従事。その後国内コンサルティング会社に勤務し、2001年に独立。戦略論や企業史を分析し、負ける組織と勝てる組織の違いを追究しながら、失敗の構造から新たなイノベーションのヒントを探ることをライフワークとしている。わかりやすく解説する講演、研修は好評を博しており、顧問先にはオリコン顧客満足度ランキングで1位を獲得した企業や、特定業界での国内シェアNo.1企業など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2018/12/6)
- 発売日 : 2018/12/6
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 296ページ
- ISBN-10 : 4478102201
- ISBN-13 : 978-4478102206
- Amazon 売れ筋ランキング: - 62,735位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 26位日本の経済事情(一般)関連書籍
- - 113位日本論
- - 1,404位実践経営・リーダーシップ (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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2019年12月30日に日本でレビュー済み
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23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年3月5日に日本でレビュー済み
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この副読本は、隠れた名著だと思います。
山本氏の原著、「空気の研究」は何度か読んだけど、ブラックボックス的に説明されない用語が多くて
読み進めると、何が言いたいのか本当にわからなかった。
特に、臨在感的把握、という言葉が明確になっているのはうれしい。
この本は面白い、原著を10倍面白く読めると思います。
あと、難解な原著「空気の研究」にチャレンジするなら、最初にこちらを読んでから
のほうがいいと思います。用語が巧みに定義されていて、本当に楽に理解できるので。
山本氏の原著、「空気の研究」は何度か読んだけど、ブラックボックス的に説明されない用語が多くて
読み進めると、何が言いたいのか本当にわからなかった。
特に、臨在感的把握、という言葉が明確になっているのはうれしい。
この本は面白い、原著を10倍面白く読めると思います。
あと、難解な原著「空気の研究」にチャレンジするなら、最初にこちらを読んでから
のほうがいいと思います。用語が巧みに定義されていて、本当に楽に理解できるので。
ベスト500レビュアー
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2020年3月上旬の現在、日本での新型コロナウイルスは市中感染の状態に入ったと伝えられ、クルーズ船の船内隔離に失敗したと諸外国から非難されています。なぜ、日本での新型コロナウイルス対策は失敗したのでしょうか。これらの報道を見て、以前読んだ超入門空気の研究を思い出して読み返してみました。この本は山本七平の「空気の研究」を平易に解説したもので、日本人の行動を支配する「空気」の正体を解き明かしています。
「空気」 = ある種の前提 <--この本での定義
<「空気の研究」にみる戦争時の空気>
◯戦艦大和の沖縄特攻の無謀な作戦の理由を聞かれた作戦幹部の言葉
「全般の空気よりして、当時も今も大和の特攻出撃は当然と思う」
◯特攻隊と指名されながら、何度も生還したパイロット(爆弾は投下している)に軍部は激怒した
<--特攻隊は体当たりで自爆するという空気(前提)に従わないため
<新型コロナウイルス対策に感じる空気>
◯中国の習近平の来日を控え、感染対策を大げさに出来なかったという空気(前提)
◯「感染するつもりでやっている」というクルーズ船の医療従事者の言葉
<--これを裏付けるように政府関係者や検疫官でさえも次々感染した
◯クルーズ船から下船する人が、自ら再検査を申し出ても断り、自宅に返した政府関係者
<--決まっている下船を覆したくないという空気
この本では科学的手段や論理的論証も、一切無駄であって、いざというときはそれらが一切消し飛んで、すべて「空気」に決定されると山本七平は指摘していると書かれています。「空気」で合理性が消し飛ばされ、非合理極まりない決定に突き進むのです。この本を読み返して、今回の新型コロナウイルス対策の報道を振り返ると、別の風景が見えてきます。山本七平の「空気の研究」は難解なので、空気の概念を知るには読みやすいこの本をまず読まれることをお勧めします。
「空気」 = ある種の前提 <--この本での定義
<「空気の研究」にみる戦争時の空気>
◯戦艦大和の沖縄特攻の無謀な作戦の理由を聞かれた作戦幹部の言葉
「全般の空気よりして、当時も今も大和の特攻出撃は当然と思う」
◯特攻隊と指名されながら、何度も生還したパイロット(爆弾は投下している)に軍部は激怒した
<--特攻隊は体当たりで自爆するという空気(前提)に従わないため
<新型コロナウイルス対策に感じる空気>
◯中国の習近平の来日を控え、感染対策を大げさに出来なかったという空気(前提)
◯「感染するつもりでやっている」というクルーズ船の医療従事者の言葉
<--これを裏付けるように政府関係者や検疫官でさえも次々感染した
◯クルーズ船から下船する人が、自ら再検査を申し出ても断り、自宅に返した政府関係者
<--決まっている下船を覆したくないという空気
この本では科学的手段や論理的論証も、一切無駄であって、いざというときはそれらが一切消し飛んで、すべて「空気」に決定されると山本七平は指摘していると書かれています。「空気」で合理性が消し飛ばされ、非合理極まりない決定に突き進むのです。この本を読み返して、今回の新型コロナウイルス対策の報道を振り返ると、別の風景が見えてきます。山本七平の「空気の研究」は難解なので、空気の概念を知るには読みやすいこの本をまず読まれることをお勧めします。
2021年9月22日に日本でレビュー済み
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超入門失敗の本質でも
取り上げられていた空気について
紹介されています。
直接のつながりはないですが、続編に近い位置付けです。
超入門失敗の本質を読んでいた時も思いましたが
戦略とは「追いかけるべき指標」であるといった
著者の抽象翻訳化された表現は分かりやすく
いままで素通りしていた言葉の本質が掴めるようになります。
空気を「ある種の前提」と置き換えると
前提とは固定化されたものの見方、考え方であり
それがどうような影響を我々、特に日本人に与えているのか。
日本人的思考が何を由来としていて、
それの何がいけないのか(よいのか)を知ることができます。
本書は空気を通して見えてくる
日本人という国民性が書かれている本であり
だから今の日本ってこうなんだと、知ることができます。
知ったうえで、前提に従うのか前提を疑うのかは
個人の自由です。
取り上げられていた空気について
紹介されています。
直接のつながりはないですが、続編に近い位置付けです。
超入門失敗の本質を読んでいた時も思いましたが
戦略とは「追いかけるべき指標」であるといった
著者の抽象翻訳化された表現は分かりやすく
いままで素通りしていた言葉の本質が掴めるようになります。
空気を「ある種の前提」と置き換えると
前提とは固定化されたものの見方、考え方であり
それがどうような影響を我々、特に日本人に与えているのか。
日本人的思考が何を由来としていて、
それの何がいけないのか(よいのか)を知ることができます。
本書は空気を通して見えてくる
日本人という国民性が書かれている本であり
だから今の日本ってこうなんだと、知ることができます。
知ったうえで、前提に従うのか前提を疑うのかは
個人の自由です。
2019年1月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
超入門と書かれているだけあって日本人に馴染み深い例が多く頭に入ってきやすいです。
空気=前提と考え、古い前提はバージョンアップするべきという内容だと読みながら理解しました。
山本氏の「空気」の研究が作り出した前提が古くなってないかは定かではありませんが...笑
空気=前提と考え、古い前提はバージョンアップするべきという内容だと読みながら理解しました。
山本氏の「空気」の研究が作り出した前提が古くなってないかは定かではありませんが...笑
2019年1月14日に日本でレビュー済み
私は会社員ですが、日々社内で「THE・サラリーマン」な対応をする人
ーー例えば、
・影で散々文句を言っているのに、本人の前では褒め称えて良い気分にさせ、「あなたを支持しています」と言わんばかりの対応をする。
・一方的な上司の指示に、おかしいと感じながらも何も反論せずにただ従順に従う。
・ひとたび、「空気」を読まない人がいると白い目でみて除け者にする。 etc...
これらの「「空気」を読む」行動が日本の会社をダメにするんじゃないかと違和感を覚えていたところ、
帯に「忖度、パワハラ、いじめ、同調圧力、無責任主義・・・なぜ日本の組織は息苦しいのか?」と
書かれている本書が目に留まり、きっと「「空気」を読む」といわれる行動が日本の組織を息苦しくしている。
それは日本人特有の思考が問題で、なぜそのような思考をするようになったのか。
どのように解決したら良いか、が述べられている本だと思い購入しました。
本書では、第二次世界対戦での戦艦大和の特攻や、日本特有のムラ社会を引き合いに出し、
「空気」とは「(特定の集団で勝手に決められた)前提」と定義され、その「空気(=前提)」に
従わない者は徹底的に叩かれる。
また、共同体が「空気(特定の集団が作った前提)」に支配されると、そこから生まれるものの見方(=状況)に
人々は拘束され、個人のものの見方も集団倫理に染められると述べられています。
この、特定の集団が自分たちの都合の良いように「空気」を作り上げ、他者を支配するために「空気」が利用され、
現実を見ずに「空気」に囚われている集団はいつか崩れるとゆうことは理解できますし、そうであってほしい
と思いましたが、そもそもなぜ日本人は空気を読もうとしてしまうのか。また、これは日本人だけでなく、
どの民族にでも起こり得る事象ではないかと思いました。
もし、日本特有の事象であれば、なぜそのようなことになるのか。
同じような事象が起こった時、海外では日本と違ってどのような思考・行動に至るのかが述べられていればわかりやすかったですし、腑に落ちたんじゃないかなと思います。
私が想像していた「空気」と、筆者の「空気」に対する見解が少し違うのか、どうしても腑に落ちなかったため
星2つとさせていただきました。
原作の山本七平さんの『「空気」の研究』を読んでいないので私の理解不足・知識不足からくるものかもしれません。。。
ーー例えば、
・影で散々文句を言っているのに、本人の前では褒め称えて良い気分にさせ、「あなたを支持しています」と言わんばかりの対応をする。
・一方的な上司の指示に、おかしいと感じながらも何も反論せずにただ従順に従う。
・ひとたび、「空気」を読まない人がいると白い目でみて除け者にする。 etc...
これらの「「空気」を読む」行動が日本の会社をダメにするんじゃないかと違和感を覚えていたところ、
帯に「忖度、パワハラ、いじめ、同調圧力、無責任主義・・・なぜ日本の組織は息苦しいのか?」と
書かれている本書が目に留まり、きっと「「空気」を読む」といわれる行動が日本の組織を息苦しくしている。
それは日本人特有の思考が問題で、なぜそのような思考をするようになったのか。
どのように解決したら良いか、が述べられている本だと思い購入しました。
本書では、第二次世界対戦での戦艦大和の特攻や、日本特有のムラ社会を引き合いに出し、
「空気」とは「(特定の集団で勝手に決められた)前提」と定義され、その「空気(=前提)」に
従わない者は徹底的に叩かれる。
また、共同体が「空気(特定の集団が作った前提)」に支配されると、そこから生まれるものの見方(=状況)に
人々は拘束され、個人のものの見方も集団倫理に染められると述べられています。
この、特定の集団が自分たちの都合の良いように「空気」を作り上げ、他者を支配するために「空気」が利用され、
現実を見ずに「空気」に囚われている集団はいつか崩れるとゆうことは理解できますし、そうであってほしい
と思いましたが、そもそもなぜ日本人は空気を読もうとしてしまうのか。また、これは日本人だけでなく、
どの民族にでも起こり得る事象ではないかと思いました。
もし、日本特有の事象であれば、なぜそのようなことになるのか。
同じような事象が起こった時、海外では日本と違ってどのような思考・行動に至るのかが述べられていればわかりやすかったですし、腑に落ちたんじゃないかなと思います。
私が想像していた「空気」と、筆者の「空気」に対する見解が少し違うのか、どうしても腑に落ちなかったため
星2つとさせていただきました。
原作の山本七平さんの『「空気」の研究』を読んでいないので私の理解不足・知識不足からくるものかもしれません。。。