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「社会を変える」お金の使い方――投票としての寄付 投資としての寄付 単行本(ソフトカバー) – 2010/12/17
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◆あなたにも、きっとできることがある。注目の社会起業家が贈る、「社会の変え方」実践ガイド。◆
画期的な「病児保育」サービスで社会起業家として脚光を浴びた著者。その行く手に新たな課題が立ちはだかる。――日本社会を蝕む「貧困」。必要な人に支援が届かず、子どもの7人に1人が貧困状態におかれている今、自分には何ができるだろう? 試行錯誤の中で見えてきたものとは・・・。
【推薦】この本を読めば、「寄付」という行為がいかに「自分にとって」タメになるか理解できると思う。僕も勉強になった!――乙武洋匡(『五体不満足』著者)
■「小さな一歩」から始まる社会変革のリアル・ストーリー
前半は若き社会起業家の奮闘記。「ひとり親」の子育て支援のため、寄付金集めに取り組みはじめた著者たちの驚きと感動のストーリーが、真摯な情熱とユーモアを込めて語られます。
■「社会の変え方」実践ガイド
巻末に「あなたにできること」を豊富に掲載。どんな人でも(子どもからお年寄りまで)実践できる「社会貢献」の方法を、「具体的に」&「わかりやすく」紹介します。
■日本を変えるカギ「寄付」の可能性を明らかに!
本書最大のテーマは「寄付」。一見なじみの薄い、でも実は日本の歴史にも未来にも深く関わっています。「寄付なんて胡散臭いと思っていた」著者の試行錯誤の軌跡を通じ、一般向けにわかりやすく語った画期的な一冊です。
- ISBN-104862760821
- ISBN-13978-4862760821
- 出版社英治出版
- 発売日2010/12/17
- 言語日本語
- 本の長さ296ページ
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
著者について
駒崎弘樹(こまざき・ひろき)
1979年生まれ。1999年慶應義塾大学総合政策学部入学。在学中に学生ITベンチャー経営者として、様々な技術を事業化。同大卒業後「地域の力によって病児保育問題を解決し、育児と仕事を両立するのが当然の社会をつくれまいか」と考え、ITベンチャーを共同経営者に譲渡しフローレンスをスタート。日本初の「共済型・非施設型」の病児保育サービスとして展開。現在、東京23区及び浦安市、川崎市、横浜市の働く家庭をサポートしている。また2010年から待機児童問題の解決のため、空き住戸を使った「おうち保育園」を展開。政府の待機児童対策政策に採用される。2006年人間力大賞グランプリ「内閣総理大臣奨励賞」受賞、2008年Newsweek「世界を変える100人の社会起業家」選出、同年「ハーバードビジネススクールクラブ オブ ジャパン アントレプレナーオブザイヤー2008」受賞。著書に『「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方』(英治出版)および『働き方革命』(ちくま新書)がある。2010年1月より6月まで内閣府非常勤国家公務員(政策調査員)、6月より厚生労働省「イクメンプロジェクト」推進委員、10月よりNHK中央審議会委員に任命。2010年9月、一児の父に。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
NPO法人フローレンス代表理事。1979年生まれ。1999年慶應義塾大学総合政策学部入学。在学中に学生ITベンチャー経営者として、様々な技術を事業化。同大卒業後「地域の力によって病児保育問題を解決し、育児と仕事を両立するのが当然の社会をつくれまいか」と考え、ITベンチャーを共同経営者に譲渡しフローレンスをスタート。日本初の「共済型・非施設型」の病児保育サービスとして展開。現在、東京23区及び浦安市、川崎市、横浜市の働く家庭をサポートしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 英治出版 (2010/12/17)
- 発売日 : 2010/12/17
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 296ページ
- ISBN-10 : 4862760821
- ISBN-13 : 978-4862760821
- Amazon 売れ筋ランキング: - 285,414位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 738位金融・ファイナンス (本)
- - 815位一般・投資読み物 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について

認定NPO法人フローレンス代表理事。1979年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。2005年日本初の「共済型・訪問型」病児保育を開始。07年「Newsweek」の“世界を変える100人の社会起業家”に選出。10年から待機児童問題解決のため「おうち保育園」開始。のちに小規模認可保育所として政策化。14年、日本初の障害児保育園ヘレンを開園。15年には障害児訪問保育アニーを開始。その他赤ちゃん縁組事業、こども宅食事業などを行う。内閣府「子ども・子育て会議」委員複数の公職を兼任。著書に『「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方』(英治出版)、『社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門 』(PHP新書)等。2022年1月、『政策起業家 「普通のあなた」が社会のルールを変える方法』を上梓。一男一女の父であり、子どもの誕生時にはそれぞれ2か月の育児休暇を取得。
カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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アメリカと日本の寄付金文化の比較から、社会に向き合う姿勢の違いを知る。
一人当たりの寄付金額(2012年)を比較すると、
年間に日本人は約1万5千円、アメリカ人は約22万円です。
ハーバード大学を支えている寄付金の多さに、以前から、驚いていました。
2018年度の1年間の寄付金は、14億2000万ドル(約1577億円)で、
アメリカの大学でトップでした。
本書で、幕末から明治維新変革の財源となり、坂本龍馬と薩長同盟を支えた人物を知る。
三井財閥中興の祖、三野村利左衛門(みのむらりざえもん1821~1877)
「中国革命の父」孫文(そんぶん1866~1925)を寄付で支えた
実業家・梅屋庄吉(うめやしょうきち1868~1934)を知る。
孫文への資金援助は、2010年に換算すると約1兆円。
その結果として中国の帝政が終焉。
寄付に対する考え方と歴史を、学びました。
昨日、この二人について伝記を2冊、注文しました。
カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学准教授エリザベス・ダン博士の、
TEDの講演で、寄付に関する考え方が豊かになりました。
ひとりひとりの寄付が山となって、社会と歴史が動く姿が、ここにあります。
関連図書
近藤由美著『世の中を良くして自分も幸福になれる「寄付」のすすめ』
(東洋経済新報社2014年)
日本ファンドレイジング協会著『寄付白書2015年』
すでに、フローレンスの立ち上げや活動について書いた「『社会を変える』を仕事にする
社会起業家という生き方」 は広く読まれた。
ソーシャルビジネスというと、漠然としてイメージにしくいが、駒崎氏の具体的な、
病弱児保育という問題に正面から取り組んだ事業を解説してもらうことによって、
一躍、この業界の先導者になった。
2008年には、ニューズウィークの 「世界を変える100人の社会起業家」 に選出され、
同年に、「ハーバードビジネススクールクラブオブジャパンアントレプレナーオブザイヤー
2008年」 も受賞している。
本書は、社会的事業の解説よりも、それを支える 「寄付」 に焦点をあてている。
副題は、「投票としての寄付 投資としての寄付」とあり、駒崎氏も係わった鳩山政権時代の
「新しい公共円卓会議」 で焦点になった NPO法人への寄付優遇税制の解説もある。
本書の優れている点は、自分のNPO法人立ち上げの経験から説き起こし、
「寄付というイノベーション」という章で、寄付の持つ社会的な意味を考えさせ、
さらには企業や個人がどのようにしたらよいのか(⇒第7章「あなたにできること」)
という点にまで、判りやすく説得的に解説しているところだ。
後半では、「寄付をよりよく知るための用語集」 や 「寄付先のご紹介」 まで
ページを割いているので、この問題に関心を持ち、具体的に行動を起こそうとする人への
配慮もことかかない。こうした駒崎氏の姿勢は素直に評価できる。
つまりソーシャルビジネスが流行りものだから・・とか、この道で自分が有名になったから・・・
とかいう低い志で本書を書いておられないところに共感する。
どんな分野でも、先駆者やヒーロー的な存在は必要だと思うが、社会的起業や社会を変える寄付
についてのリーダーの役目を、駒崎氏が引き続きなってもらいたいと感じた。
社会的責任投資について、直接的な言及は少ないが、駒崎氏のいう 「投資」 は、せまい意味での
証券投資ではなく、社会を変える・人的資源を育てる ための投資だと理解できた。
若い人にはぜひ、読んでもらいたい。
また、東日本大震災に対する復興支援のボランティアや寄付金拠出が、ある意味では日本を救う役割
をになってしまった現在、「災いを転じて福となす」ではないが、今回の大災害が日本社会に
「共助」の精神が強まり、「寄付行動による社会変革」の発端となれば、将来にわたって残せる有益な
「公共財」 となるものと確信している。
私にとっての一番の気づきであった、「ビジネスの概念に通じる寄付」という考えの概要を下記に記します。
・ビジネスの基本は他に与えること。ギブ&テイク、ではなく、ギブ&ギブ&ギブン(given)
・しかし人は無意識に、「与える」と同時に「見返り」を要求してしまう。
・寄付を行うことは、「与えて、何も見返りを期待しない」ための、良い訓練になる。
・見返りを期待せずに与えられ続けられる人は、ビジネスにおいても成功していく。
筆者の主張する、「個人が寄付を行うことが当たり前の社会」には、強く共感します。一人でも多くの日本人にこの本を手に取ってもらいたいと感じています。
そんな感じのことを自己啓発の世界で学んではいましたがいまいちピンと来ず、
「寄付はいいもの」という思いはあれども実際に行動には写していませんでした。
でも、この本を読んで「純粋に寄付したいな」という気持ちになりました。
気持ちを行動に移さないと結局は何も変わらないので、
その思いが冷めないうちにということで、
読み終わった勢いそのままに寄付する先を決めて申し込みました。
これでモヤモヤしてたものが一つスッキリしました♪
行政からの補助金を得ずに事業化してきた道のりと、
そこに至るまで資金集めに苦労した経験から、
必要だけど存在しなかったサービスの提供に取り組む
NPOを支援するための寄付の大切さを説く本です。
以下の点が心に残りました。
・寄付は難しいものではなく、いまや簡単にできるような
仕組みがたくさん整っていること
・寄付は社会の成功者だけがすることではなく、だれにでも
できること
・「見返りを求めずに、まず与える」というのは
ビジネスにも寄付にも共通する基本
・少数の大口の寄付を集めるだけでなく、小口で沢山の人から
継続的にいただく寄付も重要
・寄付を集めるには、寄付してもらいやすいパッケージを
作るなど工夫も必要
よい寄付先を選ぶ、そうでなくても社会に貢献できることを
探すための入門書、という体裁です。「用語集」や「寄付先の
ご紹介」に60ページ以上費やしているのもそのためだと思いますが、
好き嫌いの分かれるところだと思います。
(私自身は、特に「寄付先のご紹介」は情報の鮮度が重要なので
ウェブなどに載せて随時更新した方がいいかな、とも感じました)
今の日本に、行き詰まりや閉塞感を感じているけど、何をして良いかわからない人は、是非、手にとって見てほしい一冊だと思う。
個人的には、本書に書かれるている内容は(著者自身の体験談は除くが)ある程度は基礎知識として知っていることもが多かったものの、それでも第7章(あなたにできること)と巻末の用語集は知識ベースとして非常に参考になった。
ただ、読む前の期待としては、政府・自治体を中心とする「古い公共」とNPOを中心とする「新しい公共」がこれからの日本社会の中でどのように役割分担をしていくべきかというマクロ的な視点、欧米、特に欧州における「新しい公共」の取り組み事例などがもう少し情報としてあるのではないかと思っていたのでその点は少し残念ではある。その点は次回作に期待したい。
ちゃんと世の中の役に立っているのか実感しにくいイメージがあったのですが、
この本を読んで、寄付の役割と、何が自分のために良いのか書かれていて、
寄付に対するモヤっとした疑念や不安がクリアになりました。
・なぜ寄付が必要なのか
・寄付をすると何が良いのか
・寄付は投票であり、自分がどういうことにお金を使いたいのかの意思表明であること
・寄付で発展してきた歴史的な背景
などが、読み前より理解できました。