本書では
・貧血
・うつ
・睡眠(リズム)障害
の三つに疲れの根本的な原因を求め、それぞれについて対処法を述べています。
対処法に関する評価ですが、医学博士・医者という強みが全く生かされているように思えず、
それほど専門的知識がなくてもかける平凡な内容だと感じました。
ただ内容の平凡さ以上にこの本には対処法とは別に一か所本を読むものとして見過ごせない個所があります。
「精神的スタミナ」を身に着けるための方法として著者オリジナルと思われる、
「シャワールームで(疑似的に)滝に打たれる」という方法が提案されている箇所です。
該当箇所を引用します。
"寒い時期に、水でシャワーを浴びるのです。(中略)山まで行かなくても修業はできるのです。お金もかからない。
バカバカしい、と思ったらゼロポイント"(p113)
なぜそのような方法が効果があるのかということの説明もなしにいきなり「ゼロポイント」です。
読者に疑いを持つことを禁じているのです。非常に卑怯な話法だと思いました。
内容自体医学的根拠があるのかないのかわからない精神論も多く含み
かつ不快になるような記述もあるので読む価値のない本であると思います。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。
