だいたいよく説明していますが、インパクトのクラブパスとフェースアングルについて肝心のことが書いてありません。それは、アタックアングル がゼロでない時にスイングダイレクション とインパクト時のクラブパス がずれる現象のことです。これは、TrackMan等の測定機で計測しながらレッスンしているコーチなら知っていることですが、一般ゴルファーには、あまり知られていませんが、非常に重要なことです。その現象をCPシフトと呼んでいます。
CP(クラブパス)シフトとは、アタックアングル がゼロでない時にスイングダイレクション とインパクト時のクラブパス がずれる現象のことです。そのずれる大きさは、
クラブパスのずれ≒-アタックアングル/tan(スイングプレーン)
となります。例えば、アタックアングルがマイナス5度、スイングプレーン が60度とすると約3度インサイドアウトになります。この3度の角度は、100ヤードで5ヤードに相当します。これは、何を意味するかと言うと、ダウンブローで打つ限り、スイングダイレクションが真っ直ぐ(目標方向に平行)では、インパクト時のクラブパスがインサイドアウトになり、目標方向に真っ直ぐなストレートボールは、打てないと言うことです。
つまり、「真っ直ぐ振っても、真っ直ぐ飛ばない」のです。
目標方向に真っ直ぐ飛ばすには、アタックアングルがマイナス5度ですとスイングダイレクションを約3度左方向に向けないと不可能と言うことになります。この3度ですが、100ヤードで約5ヤード、150ヤードで約8ヤード、200ヤードでは、実に約10ヤードに相当します。この線をアライメントスティックで合わせて、そこにアドレスしてみると、目標に対して、恐ろしく左に向いているように感じるでしょう。それだけ、スイングダイレクションを左に向けないとクラブパスを真っ直ぐ出来ないのです。勿論クラブパスが右を向いていてもフェースアングル をクローズにすることによってドローボールで目標を狙うことも出来ますが、後述するようにボールを曲げて目標を狙うことは、簡単ではありません。
ドライバーでアッパーブローに打つ場合は、逆にスイングダイレクションを右に向けないとインパクト時のクラブパスが目標方向に真っ直ぐには、なりません。例えば、2度アッパーブロー、スイングプレーン50度とするとクラブパスのずれは、約2度左になります。2度は、250ヤード先では、左に約8ヤードずれることになります。それだけ右を向かないとクラブパスが真っ直ぐになりません。これも実際に構えてみると、想像よりかなり右を向いているように感じるでしょう。
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「物理学」×「クラブの構造」で解き明かす ゴルフスイングの新事実 単行本 – 2021/2/26
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道具を知ればスイングが理解できる。正しいクラブの使い方でゴルフが変わる
『運動学』×『物理学』の視点で、ゴルフスイング改善の研究を行っている小澤康祐氏による最新のスイング理論をまとめた一冊。
ゴルフはクラブを使うスポーツ。クラブの構造を知らないと上達への道は開かれない。
ゴルフクラブという道具の「使い方」である「スイングという運動」がどうあるべきかを理解し、体現するためにゴルフクラブの取扱い方を徹底分析。
【PART1】では道具の構造を解説。まずは形状の理由や意味を理解することから始めてみよう。
【PART2】では、打球の方向や飛距離を決めるインパクトを解説。
【PART3】では、クラブをどう操作して、求めるインパクトを作るかについての濃密に説明。
【PART4】でクリアすべき条件を満たす具体的な体の使い方を公開。
【PART5】ではアメリカPGA ツアーの選手たちが、体の個性や感覚に合ったスイングをどう完成させているかの例を挙げて分析。
ゴルフクラブは進化している。だからこそ、クラブと体の使い方も進化させるべき!
あなたはクラブが味方になっていますか?それとも敵になっていますか?
最新のスイングは、インパクトまでに『フェースを返さない』『テコを使わない』『グリップを引っ張り続ける』
それが圧倒的な飛距離を生み出す!
『運動学』×『物理学』の視点で、ゴルフスイング改善の研究を行っている小澤康祐氏による最新のスイング理論をまとめた一冊。
ゴルフはクラブを使うスポーツ。クラブの構造を知らないと上達への道は開かれない。
ゴルフクラブという道具の「使い方」である「スイングという運動」がどうあるべきかを理解し、体現するためにゴルフクラブの取扱い方を徹底分析。
【PART1】では道具の構造を解説。まずは形状の理由や意味を理解することから始めてみよう。
【PART2】では、打球の方向や飛距離を決めるインパクトを解説。
【PART3】では、クラブをどう操作して、求めるインパクトを作るかについての濃密に説明。
【PART4】でクリアすべき条件を満たす具体的な体の使い方を公開。
【PART5】ではアメリカPGA ツアーの選手たちが、体の個性や感覚に合ったスイングをどう完成させているかの例を挙げて分析。
ゴルフクラブは進化している。だからこそ、クラブと体の使い方も進化させるべき!
あなたはクラブが味方になっていますか?それとも敵になっていますか?
最新のスイングは、インパクトまでに『フェースを返さない』『テコを使わない』『グリップを引っ張り続ける』
それが圧倒的な飛距離を生み出す!
- 本の長さ128ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2021/2/26
- 寸法14.9 x 1.1 x 21 cm
- ISBN-10404605140X
- ISBN-13978-4046051400
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商品の説明
著者について
●小澤 康祐:1987年10月9日、長野県生まれ。上智大学理工学部にて物理学を専攻。株式会社オフザウォール代表取締役。スポーツトレーナー。運動学、物理学などの視点でゴルフスイングを独自に研究。ティーチングプロの講習、ツアープロへの動作アドバイス、高校・大学野球部のトレーナーなども務める。YouTubeチャンネル「小澤康祐 / ゴルフスイング物理学」をはじめSNS、WEB講座などで科学に基づくスイング理論を発信している。
1分以内にKindleで 「物理学」×「クラブの構造」で解き明かす ゴルフスイングの新事実 をお読みいただけます。
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2021/2/26)
- 発売日 : 2021/2/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 128ページ
- ISBN-10 : 404605140X
- ISBN-13 : 978-4046051400
- 寸法 : 14.9 x 1.1 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 154,793位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 268位ノンフィクションのスポーツ
- - 4,769位スポーツ (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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だいたいよく説明していますが、インパクトのクラブパスとフェースアングルについて肝心のことが書いてありません。それは、アタックアングル がゼロでない時にスイングダイレクション とインパクト時のクラブパス がずれる現象のことです。これは、TrackMan等の測定機で計測しながらレッスンしているコーチなら知っていることですが、一般ゴルファーには、あまり知られていませんが、非常に重要なことです。その現象をCPシフトと呼んでいます。CP(クラブパス)シフトとは、アタックアングル がゼロでない時にスイングダイレクション とインパクト時のクラブパス がずれる現象のことです。そのずれる大きさは、クラブパスのずれ≒-アタックアングル/tan(スイングプレーン)となります。例えば、アタックアングルがマイナス5度、スイングプレーン が60度とすると約3度インサイドアウトになります。この3度の角度は、100ヤードで5ヤードに相当します。これは、何を意味するかと言うと、ダウンブローで打つ限り、スイングダイレクションが真っ直ぐ(目標方向に平行)では、インパクト時のクラブパスがインサイドアウトになり、目標方向に真っ直ぐなストレートボールは、打てないと言うことです。つまり、「真っ直ぐ振っても、真っ直ぐ飛ばない」のです。目標方向に真っ直ぐ飛ばすには、アタックアングルがマイナス5度ですとスイングダイレクションを約3度左方向に向けないと不可能と言うことになります。この3度ですが、100ヤードで約5ヤード、150ヤードで約8ヤード、200ヤードでは、実に約10ヤードに相当します。この線をアライメントスティックで合わせて、そこにアドレスしてみると、目標に対して、恐ろしく左に向いているように感じるでしょう。それだけ、スイングダイレクションを左に向けないとクラブパスを真っ直ぐ出来ないのです。勿論クラブパスが右を向いていてもフェースアングル をクローズにすることによってドローボールで目標を狙うことも出来ますが、後述するようにボールを曲げて目標を狙うことは、簡単ではありません。ドライバーでアッパーブローに打つ場合は、逆にスイングダイレクションを右に向けないとインパクト時のクラブパスが目標方向に真っ直ぐには、なりません。例えば、2度アッパーブロー、スイングプレーン50度とするとクラブパスのずれは、約2度左になります。2度は、250ヤード先では、左に約8ヤードずれることになります。それだけ右を向かないとクラブパスが真っ直ぐになりません。これも実際に構えてみると、想像よりかなり右を向いているように感じるでしょう。
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2021年4月30日に日本でレビュー済み
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だいたいよく説明していますが、インパクトのクラブパスとフェースアングルについて肝心のことが書いてありません。それは、アタックアングル がゼロでない時にスイングダイレクション とインパクト時のクラブパス がずれる現象のことです。これは、TrackMan等の測定機で計測しながらレッスンしているコーチなら知っていることですが、一般ゴルファーには、あまり知られていませんが、非常に重要なことです。その現象をCPシフトと呼んでいます。
CP(クラブパス)シフトとは、アタックアングル がゼロでない時にスイングダイレクション とインパクト時のクラブパス がずれる現象のことです。そのずれる大きさは、
クラブパスのずれ≒-アタックアングル/tan(スイングプレーン)
となります。例えば、アタックアングルがマイナス5度、スイングプレーン が60度とすると約3度インサイドアウトになります。この3度の角度は、100ヤードで5ヤードに相当します。これは、何を意味するかと言うと、ダウンブローで打つ限り、スイングダイレクションが真っ直ぐ(目標方向に平行)では、インパクト時のクラブパスがインサイドアウトになり、目標方向に真っ直ぐなストレートボールは、打てないと言うことです。
つまり、「真っ直ぐ振っても、真っ直ぐ飛ばない」のです。
目標方向に真っ直ぐ飛ばすには、アタックアングルがマイナス5度ですとスイングダイレクションを約3度左方向に向けないと不可能と言うことになります。この3度ですが、100ヤードで約5ヤード、150ヤードで約8ヤード、200ヤードでは、実に約10ヤードに相当します。この線をアライメントスティックで合わせて、そこにアドレスしてみると、目標に対して、恐ろしく左に向いているように感じるでしょう。それだけ、スイングダイレクションを左に向けないとクラブパスを真っ直ぐ出来ないのです。勿論クラブパスが右を向いていてもフェースアングル をクローズにすることによってドローボールで目標を狙うことも出来ますが、後述するようにボールを曲げて目標を狙うことは、簡単ではありません。
ドライバーでアッパーブローに打つ場合は、逆にスイングダイレクションを右に向けないとインパクト時のクラブパスが目標方向に真っ直ぐには、なりません。例えば、2度アッパーブロー、スイングプレーン50度とするとクラブパスのずれは、約2度左になります。2度は、250ヤード先では、左に約8ヤードずれることになります。それだけ右を向かないとクラブパスが真っ直ぐになりません。これも実際に構えてみると、想像よりかなり右を向いているように感じるでしょう。
CP(クラブパス)シフトとは、アタックアングル がゼロでない時にスイングダイレクション とインパクト時のクラブパス がずれる現象のことです。そのずれる大きさは、
クラブパスのずれ≒-アタックアングル/tan(スイングプレーン)
となります。例えば、アタックアングルがマイナス5度、スイングプレーン が60度とすると約3度インサイドアウトになります。この3度の角度は、100ヤードで5ヤードに相当します。これは、何を意味するかと言うと、ダウンブローで打つ限り、スイングダイレクションが真っ直ぐ(目標方向に平行)では、インパクト時のクラブパスがインサイドアウトになり、目標方向に真っ直ぐなストレートボールは、打てないと言うことです。
つまり、「真っ直ぐ振っても、真っ直ぐ飛ばない」のです。
目標方向に真っ直ぐ飛ばすには、アタックアングルがマイナス5度ですとスイングダイレクションを約3度左方向に向けないと不可能と言うことになります。この3度ですが、100ヤードで約5ヤード、150ヤードで約8ヤード、200ヤードでは、実に約10ヤードに相当します。この線をアライメントスティックで合わせて、そこにアドレスしてみると、目標に対して、恐ろしく左に向いているように感じるでしょう。それだけ、スイングダイレクションを左に向けないとクラブパスを真っ直ぐ出来ないのです。勿論クラブパスが右を向いていてもフェースアングル をクローズにすることによってドローボールで目標を狙うことも出来ますが、後述するようにボールを曲げて目標を狙うことは、簡単ではありません。
ドライバーでアッパーブローに打つ場合は、逆にスイングダイレクションを右に向けないとインパクト時のクラブパスが目標方向に真っ直ぐには、なりません。例えば、2度アッパーブロー、スイングプレーン50度とするとクラブパスのずれは、約2度左になります。2度は、250ヤード先では、左に約8ヤードずれることになります。それだけ右を向かないとクラブパスが真っ直ぐになりません。これも実際に構えてみると、想像よりかなり右を向いているように感じるでしょう。
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2022年2月4日に日本でレビュー済み
自分で試行錯誤してきたことの確認が出来て面白く読ませていただきました。
ただ、客観的な事実が淡々と書かれていてレッスン的な要素がないため、
初心者の時に読んでいたらほとんど理解出来なかっただろうと思います。
ただ、客観的な事実が淡々と書かれていてレッスン的な要素がないため、
初心者の時に読んでいたらほとんど理解出来なかっただろうと思います。