内容(「BOOK」データベースより)
北アルプスにはいくつかの地質ミステリーがある。たとえば梓川には失なわれた清流伝説があり、高熱の火砕流で四方を焼き尽くした槍・穂高も火山噴火の謎に包まれていた。そうした北アルプスの造山構造に、「地質探偵」原山教授が踏み込み、従来の学説をくつがえすような最新の成果が解き明かされる。探偵ものにはつきもののワトソン役は、長年の友人であるライターの山本明が担当し、地質探偵ハラヤマとともに謎の解明に当たる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
原山/智
長野県岡谷市生まれ。東京教育大学理学部地学科地質学鉱物学専攻。京都大学大学院博士課程修了。理学博士。通産省工業技術院地質調査所(当時)を経て、1997年から信州大学理学部へ。現在、地質学科教授。専門は地質学。北アルプスの成り立ちなど、断層やマグマ活動による山脈形成過程の研究を一環して行なってきた。著書、共著多数
山本/明
長野県諏訪市生まれ。東京理科大学中退。カメラマンを経てライター、編集者に転じ、長らく青年誌で社会ネタからアイドルインタビューまで手がけた。現在はフリーとして歴史、紀行物、アウトドア関連ほか仕事の幅を広げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)