内容は過去の研究などの紹介。
よく添削されており、シンプルな文章で非常に読みやすい。これは想像以上だった。
『悪い予感は何故当たるのか』 というキャッチコピーがどれだけ売り上げに貢献しているか
知る由もないが、私は好かない。つかみとしては優秀だろう。
人間は不安定なエネルギーの集合体であると言える。
そのエネルギーをある程度集中させてやれば安定し、生き易くなるかも。
脳が持つ機能性について知るには良い本ではないでしょうか。
構成はさておき、文章自体は最近では一番読み進めやすかったです。
こういうことを理解しておけば、『信』の力を上げることにも興味が湧いてくるでしょう。
コンピューターが人間の脳を超えるまでまだ時間があります。
現在は測定できないな能力も多いですが、少しでも脳が持つ可能性を
明らかにし、多くの人により良い人生を形成して欲しいですね。
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「期待」の科学 悪い予感はなぜ当たるのか 単行本(ソフトカバー) – 2014/6/19
クリス・バーディック
(著),
夏目大
(翻訳)
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私たちの見ている世界像は、「期待」や「予測」から成り立っている。
人間の脳には、常に未来を見る癖があり、いつでもどこでも「この先はどうなるのか」という予測ばかりをする。
特殊な状況に置かれない限り、自分の脳の未来予測に自分が支配されているなどとは思わないのである。
「期待」の歴史と最新の科学研究から、驚くべき「期待」の力に迫る。
・イングランド代表チームはなぜPKをはずすのか?
・偽薬はなぜフランス人に効いて、ブラジル人には効かないのか?
・偽ブランドのサングラスをかけると、なぜ犯罪率が上がるのか?
・高級ワインはなぜ美味しいのか?
・なぜ冤罪は起こるのか?
・なぜバブル経済が起こり、バブル経済は崩壊するのか?
人間の脳には、常に未来を見る癖があり、いつでもどこでも「この先はどうなるのか」という予測ばかりをする。
特殊な状況に置かれない限り、自分の脳の未来予測に自分が支配されているなどとは思わないのである。
「期待」の歴史と最新の科学研究から、驚くべき「期待」の力に迫る。
・イングランド代表チームはなぜPKをはずすのか?
・偽薬はなぜフランス人に効いて、ブラジル人には効かないのか?
・偽ブランドのサングラスをかけると、なぜ犯罪率が上がるのか?
・高級ワインはなぜ美味しいのか?
・なぜ冤罪は起こるのか?
・なぜバブル経済が起こり、バブル経済は崩壊するのか?
- 本の長さ332ページ
- 言語日本語
- 出版社CCCメディアハウス
- 発売日2014/6/19
- ISBN-104484141078
- ISBN-13978-4484141077
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
偽ブランドのサングラスをかけると、なぜ犯罪率が上がるのか?イングランド代表チームはなぜPKをはずすのか?偽薬はなぜフランス人に効いて、ブラジル人には効かないのか?私たちの見ている世界像は、期待や予測から成り立っている。その期待や予測が過去にどのように扱われてきたかという歴史と最新の科学研究から驚くべき「期待」の力に迫る。
著者について
科学ジャーナリスト。ハーバード大学で歴史学を学んだ後、スタンフォード大学で修士号(ジャーナリズム)取得。The AtlanticやMother Jonesの編集者を経て、現在、The Boston Globe, The New York Times, The Washington Post, New Scientistなどに執筆している。ボストン在住。
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ブラシーボ効果などは有名だが、人々の期待が実際どのように結果に影響をあたえるのかを学術的な実験結果とともに解説する。ブラシーボ効果は実際に薬を飲まなくても信じることができれば、効果を発揮することや、負のブラシーボ効果(ノンシーボ効果という)というのも存在し、実際アレルギーの一部はこの効果によるものだということなど、新たな知識が得られた。期待にまつわる人間の心理に興味がある方にはおすすめ。
【学びのポイント】
1)予測が私たちにもたらすものは何か?
・人間には自己欺瞞の能力、つまり自分の心を欺く能力がある。
・しかし、私たちが心に抱える「期待」、「予測」の力はそれを上回る。
・私たちの見ている世界像は、多くの部分が実はこうした期待や予測から成っている。
・もちろん視覚や聴覚、味覚、触覚などの感覚情報を基に「ボトムアップ」で組み立てられる部分もあるが、頭の中にある期待や予測を基に「トップダウン」で作られる部分もある。
・感覚情報はそのままのかたちでは単なる混沌でしかない。
・まとまった世界像にするためには、そこに何らかのパターンを見つけたり、欠落部分を埋めたりすることが必要になる。
・その際に重要なのがあらかじめ何かを予測したり、予感したりすることである。
・私たちは意識していなくても近い未来、遠い未来のことを常に予測する。
・そして、その予測が世界像を歪めてしまうこともある。
2)薬がなくても信じることで力は出る?
・単に「自分にはもっと力があるはずだ」と思うだけでは、力は向上しない。
・普段以上の力を出すためには、本人が本当に信じていなくてはいけない。何もなしで信じ込もうとしてもなかなか難しい。
・たとえ本物であろうとなかろうと、薬の力を借りた方が簡単なのだろう。
・とはいえ、薬は絶対に必要というわけではない。薬がなくても「自分はもっとできる」と信じ込むことはできる。
・そう言える証拠はすでに存在している。
・二〇〇四年、アメリカの有名な医療機関であるクリーブランド・クリニックから一つの驚くべき研究結果が発表された。
・特定の筋肉を鍛える運動を頭の中だけで繰り返し行うと、現実には運動をしていないにもかかわらず、筋肉が本当に鍛えられるという。
・だが、通常、想像のトレーニングの効果は限定的で、せいぜい指一本の筋肉、肘の筋肉というようにごく限られた範囲の筋肉を鍛えられるだけである。
・もっと大きく、現実に意味のある効果を得るには、クリニックが研究に使用した特殊な手法が必要になる。
・この手法では被験者はまず、自分がある種の非常に単調な筋力トレーニングをしている姿を想像しなくてはならない。
・一人称視点で、繰り返し繰り返し、同じ想像をする。
・クリーブランド・クリニックの生物医学技師、ブロデック・シーミアナウは「この種の単調な運動を頭の中で視覚化するのは非常に難しい。
・長く続けるには相当に強い意志が必要になる」と話す。
3)自尊心を持ちすぎると何が起こるか?
・人間は自尊心を持ちすぎると、努力をしなくなってしまう。
・天賦の才能や知性を過大評価してしまい、それで何とかなると思い込むからだ。
・実際に持っている能力とは釣り合わない、不当な期待を自分に抱いてしまう。
4)自分に期待を抱くだけではダメ?
・自分に期待を抱くこと自体は悪くない。
・具体的な計画と、それを実行する強い意志が伴っていれば、期待は大きな力となる。
・しかし計画も意志もなく、ただ空想に浸っているだけであれば、自分への期待は役に立たないだけでなく、何かをしようとする時の妨げになることが、ドイツの研究者が近年行った実験でも確かめられている。
5)負のブラシーボ効果とは?
・有害なプラシーボ効果は「ノーシーボ効果」とも呼ばれる。
・本来まったく無害な薬剤を投与したにもかかわらず、患者自身が「有害だ」と思い込むことで本当に有害になってしまう現象である。
・ちなみに「ノーシーボ(nocebo)」は元々、「私は傷つけよう」という意味のラテン語だ。
・たとえばアレルギーの中には、強いノーシーボ効果が大きな原因になっているものがある。
・アレルギーが起きるのは免疫機構が過剰反応をするためだ。免疫機構は「不意打ち」を嫌う。
・できる限り早い段階で危険が迫っていることを察知しようとする。
・危険が近いことを察知したら、実際に襲ってくる前に防御態勢に入る。
・毒や病原体など危険の種になりそうなものの存在を察知すると脳は大量の神経信号を発する。
・この信号はホルモンや信号伝達タンパク質に変換される。
・ホルモンや信号伝達物質を受け取った免疫機構は、毒や病原体の襲来に備えて対応を始める。
・発疹、目の充血、ぜんそくの発作などが起きるのはそういう時だ。
【学びのポイント】
1)予測が私たちにもたらすものは何か?
・人間には自己欺瞞の能力、つまり自分の心を欺く能力がある。
・しかし、私たちが心に抱える「期待」、「予測」の力はそれを上回る。
・私たちの見ている世界像は、多くの部分が実はこうした期待や予測から成っている。
・もちろん視覚や聴覚、味覚、触覚などの感覚情報を基に「ボトムアップ」で組み立てられる部分もあるが、頭の中にある期待や予測を基に「トップダウン」で作られる部分もある。
・感覚情報はそのままのかたちでは単なる混沌でしかない。
・まとまった世界像にするためには、そこに何らかのパターンを見つけたり、欠落部分を埋めたりすることが必要になる。
・その際に重要なのがあらかじめ何かを予測したり、予感したりすることである。
・私たちは意識していなくても近い未来、遠い未来のことを常に予測する。
・そして、その予測が世界像を歪めてしまうこともある。
2)薬がなくても信じることで力は出る?
・単に「自分にはもっと力があるはずだ」と思うだけでは、力は向上しない。
・普段以上の力を出すためには、本人が本当に信じていなくてはいけない。何もなしで信じ込もうとしてもなかなか難しい。
・たとえ本物であろうとなかろうと、薬の力を借りた方が簡単なのだろう。
・とはいえ、薬は絶対に必要というわけではない。薬がなくても「自分はもっとできる」と信じ込むことはできる。
・そう言える証拠はすでに存在している。
・二〇〇四年、アメリカの有名な医療機関であるクリーブランド・クリニックから一つの驚くべき研究結果が発表された。
・特定の筋肉を鍛える運動を頭の中だけで繰り返し行うと、現実には運動をしていないにもかかわらず、筋肉が本当に鍛えられるという。
・だが、通常、想像のトレーニングの効果は限定的で、せいぜい指一本の筋肉、肘の筋肉というようにごく限られた範囲の筋肉を鍛えられるだけである。
・もっと大きく、現実に意味のある効果を得るには、クリニックが研究に使用した特殊な手法が必要になる。
・この手法では被験者はまず、自分がある種の非常に単調な筋力トレーニングをしている姿を想像しなくてはならない。
・一人称視点で、繰り返し繰り返し、同じ想像をする。
・クリーブランド・クリニックの生物医学技師、ブロデック・シーミアナウは「この種の単調な運動を頭の中で視覚化するのは非常に難しい。
・長く続けるには相当に強い意志が必要になる」と話す。
3)自尊心を持ちすぎると何が起こるか?
・人間は自尊心を持ちすぎると、努力をしなくなってしまう。
・天賦の才能や知性を過大評価してしまい、それで何とかなると思い込むからだ。
・実際に持っている能力とは釣り合わない、不当な期待を自分に抱いてしまう。
4)自分に期待を抱くだけではダメ?
・自分に期待を抱くこと自体は悪くない。
・具体的な計画と、それを実行する強い意志が伴っていれば、期待は大きな力となる。
・しかし計画も意志もなく、ただ空想に浸っているだけであれば、自分への期待は役に立たないだけでなく、何かをしようとする時の妨げになることが、ドイツの研究者が近年行った実験でも確かめられている。
5)負のブラシーボ効果とは?
・有害なプラシーボ効果は「ノーシーボ効果」とも呼ばれる。
・本来まったく無害な薬剤を投与したにもかかわらず、患者自身が「有害だ」と思い込むことで本当に有害になってしまう現象である。
・ちなみに「ノーシーボ(nocebo)」は元々、「私は傷つけよう」という意味のラテン語だ。
・たとえばアレルギーの中には、強いノーシーボ効果が大きな原因になっているものがある。
・アレルギーが起きるのは免疫機構が過剰反応をするためだ。免疫機構は「不意打ち」を嫌う。
・できる限り早い段階で危険が迫っていることを察知しようとする。
・危険が近いことを察知したら、実際に襲ってくる前に防御態勢に入る。
・毒や病原体など危険の種になりそうなものの存在を察知すると脳は大量の神経信号を発する。
・この信号はホルモンや信号伝達タンパク質に変換される。
・ホルモンや信号伝達物質を受け取った免疫機構は、毒や病原体の襲来に備えて対応を始める。
・発疹、目の充血、ぜんそくの発作などが起きるのはそういう時だ。




