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「日本の伝統」の正体 単行本 – 2017/11/23
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- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社柏書房
- 発売日2017/11/23
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- ISBN-104760149333
- ISBN-13978-4760149339
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
「日本の伝統」の正体
現在、「伝統」と呼ばれている習慣の多くが明治時代以降に定着したと聞いたら驚く人も多いかもしれない。
例えば、喪服は黒色でなく、室町時代以降、江戸時代に入っても白色だったし、七五三は関東限定の地域イベントだった。正月の代名詞ともいえる初詣に至っては誕生したのは明治中期で、今、世間を揺るがしている相撲が「国技」と呼ばれ始めたのは国技館がつくられた明治末だ。
歴史が浅いから価値が下がるわけではない。重要なのは、「伝統」と呼ばれる習慣の背後にはビジネスや権威付けをもくろむ人間が存在するという視点を持つことだと著者は指摘する。「伝統」の二文字が大好きな日本人にとっては耳が痛い話も多い。本書を読むと、我々がいかに深く考えずに前例を踏襲しているかに気づかされるだろう。
評者:栗下直也
(週刊朝日 掲載)内容(「BOOK」データベースより)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
23歳の時、第1回「星新一ショートショート・コンテスト」入賞。これを機に作家・脚本家・放送作家としての活動に入る。メディアでの活動も多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 柏書房; 4-6版 (2017/11/23)
- 発売日 : 2017/11/23
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 4760149333
- ISBN-13 : 978-4760149339
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 54,679位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 89位日本論
- - 1,868位社会学概論
- - 1,917位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について

「第一回星新一ショートショートコンテスト」に入選。以降、作家兼脚本家・放送作家になり、「夜のドラマハウス」「オールナイトニッポン・スペシャル」「NHKFM青春アドベンチャー」「FMシアター」など、書いたラジオドラマは数百本。
腹話術師いっこく堂の脚本・演出を担当して衝撃的なデビューもプロデュース。
お土産のご当地パイを「ゆるパイ」と名付けて『ゆるパイ図鑑』という本を作り、なぜか財団法人・日本パイ文化財団の理事になる。
『東洋一の本』を書いて、日本の国語辞書にはじめて「東洋一」の項目を載せた。『「日本の伝統」の正体』『「日本の伝統」という幻想』という本はあやしげな日本の伝統を扱い、話題に。
カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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「日本の伝統」とされるものには、それほど年月を経ていないものもある。それにもかかわらず「伝統」として権威づけられ、現代の人の手足を縛るのはいかがなものか。このような問題意識のもと、「日本の伝統」とされているものの歴史や、それができるプロセスを明らかにした本である。
2.評価
著者の言う「『伝統リテラシー』」がつく本だとは思う。ただ、(1)やっぱり本書で取り上げた大多数の「日本の伝統」は伝統があると思うこと(もちろん、「『江戸しぐさ』」(p81)みたいにインチキなものもある(著者の評価に従う))、(2)記述に疑問があるところがあること(二例。p144の「『鎖国』」が使われないのは交流があったからのはず。p202「J-POP」は「古臭くな」ったから変わったわけではなく、J-WAVE開局時にできた言葉である)、以上2点により星4つとする。
その考えを、この本で覆されました。
今話題の元号も登場し、元号が亀や雲によって改元された・・・というのには笑えました。
元号も迷走しているんですね。
恵方巻も、肉じゃがも、卵かけご飯も・・・歴史は、それほどでもない理由になるほどと思う!
また、マトリョーシカや木彫りの熊・・・その伝統の品が造られた理由も面白い。
最後に載っている伝統の長さグラフは、必見です。
一目で、伝統の長さがわかる、逆に言えば、歴史の浅さがわかってしまうところがいいですね。
それにしても、どうして「伝統」とか「和」というものに弱く、有難いものだと思ってしまうのだろう・・・
それが日本人の良さであり、愚かさなのかな・・・。
読みながらニヤリしてしまう・・・そんな本でした!
日頃の習慣、慣習だと言われていることに?と、感じられる人にお薦め。
巻末に出典も載せてあるので個々について確かめたい人は出発点になる一冊。
伝統について語る書籍の殆どが出典を明記しない傾向がある中で、良書のカテゴリに入る。