予測的中率に定評のある著者の新作。情報量の多さでは群を抜く。
全世界における大きな潮流の分析が鋭い。トランプ発言や日本の施策が行き当たりばったりでないことが理解できる。米国選挙や民主共和の対立とは関係なく、米国による中国潰しは法律制定を通じすでに既定路線である。EUをはじめ過度に中国依存を進めてきた国家は今後踏み絵を迫られることになり、日本企業も例外ではない。
グローバリズムやフリーライダーへの反感が票田を通じチャイナパージへと向かっている件についても詳述されている。GAFAも今後各国の裁定に苦慮することになるだろう。
また、今後日本がどのように動くべきか、西側自由民主主義国の陣営に迎えるべき国はどこかについても、明確に箴言されている。平成時代苦汁を飲んだ日本復活の兆しも感じられる。
頻繁な売買ではなく長期的に伸びる分野を判断したい法人の投資担当者にとっても、今後の投資判断に有用であると思う。(当方は2019年の「中国大崩壊」を読み、アリババとテンセントがらみの投資信託から手を引いた)
日米貿易摩擦、プラザ合意、半導体協定など、日本は幾度となく米国に苦しめられてきたが、世界の6割はドル決済で動いている。ルールメイカーの米国と強かに協同し、今の戦争にどう勝つか、その参考になる書と感じた。
「新型コロナ恐慌」後の世界 (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2020/3/27
渡邉哲也
(著)
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本の長さ254ページ
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言語日本語
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出版社徳間書店
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発売日2020/3/27
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ISBN-10419865011X
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ISBN-13978-4198650117
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
新型コロナウイルス感染拡大で、世界の中国切り離しが加速、新たな国際秩序が誕生する!そのとき、習近平の中国はどうなる?日本とアジアの行方は?米中貿易戦争の結末は?気鋭の経済評論家が見通した世界の様相を解説する。
著者について
作家・経済評論家。1969年生まれ。日本大学法学部経営法学科卒業。貿易会社に勤務した後、独立。複数の企業運営などに携わる。大手掲示板での欧米経済、韓国経済などの評論が話題となり、2009年、『本当にヤバイ!欧州経済』(彩図社)を出版、欧州危機を警告し大反響を呼んだ。内外の経済・政治情勢のリサーチや分析に定評があり、さまざまな政策立案の支援から、雑誌の企画・監修まで幅広く活動を行っている。『これからすごいことになる日本経済』『パナマ文書』『決裂する世界で始まる金融制裁戦争』(以上、徳間書店)などベストセラー多数。その他、『これからヤバイ 米中貿易戦争』『「中国大崩壊」入門』(徳間書店)、『あと5年で銀行は半分以下になる』(PHP研究所)、『GAFA VS. 中国』(ビジネス社)など話題作を次々と世に送り出している。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
渡邉/哲也
作家・経済評論家。1969年生まれ。日本大学法学部経営法学科卒業。貿易会社に勤務した後、独立。複数の企業運営などに携わる。大手掲示板での欧米経済、韓国経済などの評論が話題となる。内外の経済・政治情勢のリサーチや分析に定評があり、さまざまな政策立案の支援から、雑誌の企画・監修まで幅広く活動を行っている。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
作家・経済評論家。1969年生まれ。日本大学法学部経営法学科卒業。貿易会社に勤務した後、独立。複数の企業運営などに携わる。大手掲示板での欧米経済、韓国経済などの評論が話題となる。内外の経済・政治情勢のリサーチや分析に定評があり、さまざまな政策立案の支援から、雑誌の企画・監修まで幅広く活動を行っている。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社より


登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2020/3/27)
- 発売日 : 2020/3/27
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 254ページ
- ISBN-10 : 419865011X
- ISBN-13 : 978-4198650117
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 127,500位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 9位経済協力
- - 103位世界の経済事情
- - 12,520位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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2020年3月27日に日本でレビュー済み
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新型コロナウィルスの感染拡大が止まらない。消費前値上げで経済が急降下したと
ころに中国発の疫病に襲われた。潜伏期間が長く、感染力が強く、致死率が高く、
有効な治療薬がない。店頭からはマスク、トイレットペーパー、米などが消えた。
株価は急落、経済活動は大打撃を受けている。東京オリンピックも1年延期になり、
これからわが国経済、世界経済はどうなるのか誰しも気になるところだ。本書はそ
の予測をまとめたものであるが、常識的に予測される範囲にとどまっている。経済
が悪化することは誰でもわかるが、どのぐらい落ちるのかまでは踏み込んでいない。
財政出動にしても、どのぐらいの規模の補正予算を組むべきか触れてほしかった。
米国はコロナウィルス以前から中国のサプライチェーン外しを着々と進めてきたが、
その動きが加速するはずだ。中国との取引はリスクが高いことが改めて認識された。
コロナ騒ぎは、わが国としても中国から撤退のチャンスになるはずだ。わが国の企
業は中国に進出して中国にさんざん貢いできたが、利益を日本に持ち帰ることはで
きない。損切りしてでも撤退を考えるべきではないか。必要なものは自国で生産す
るか、リスクの少ない国から調達すべきではなかろうか。
本書は中国潰しのために米国が次々に制定した法律についてかなり触れている。ビ
ジネスに携わる者は、これらの法律を知らなければ、予期せぬ制裁を受けるかもし
れない。知らなかったではすまされない。ビジネスマンには一読の価値がある。
ころに中国発の疫病に襲われた。潜伏期間が長く、感染力が強く、致死率が高く、
有効な治療薬がない。店頭からはマスク、トイレットペーパー、米などが消えた。
株価は急落、経済活動は大打撃を受けている。東京オリンピックも1年延期になり、
これからわが国経済、世界経済はどうなるのか誰しも気になるところだ。本書はそ
の予測をまとめたものであるが、常識的に予測される範囲にとどまっている。経済
が悪化することは誰でもわかるが、どのぐらい落ちるのかまでは踏み込んでいない。
財政出動にしても、どのぐらいの規模の補正予算を組むべきか触れてほしかった。
米国はコロナウィルス以前から中国のサプライチェーン外しを着々と進めてきたが、
その動きが加速するはずだ。中国との取引はリスクが高いことが改めて認識された。
コロナ騒ぎは、わが国としても中国から撤退のチャンスになるはずだ。わが国の企
業は中国に進出して中国にさんざん貢いできたが、利益を日本に持ち帰ることはで
きない。損切りしてでも撤退を考えるべきではないか。必要なものは自国で生産す
るか、リスクの少ない国から調達すべきではなかろうか。
本書は中国潰しのために米国が次々に制定した法律についてかなり触れている。ビ
ジネスに携わる者は、これらの法律を知らなければ、予期せぬ制裁を受けるかもし
れない。知らなかったではすまされない。ビジネスマンには一読の価値がある。
ベスト500レビュアー
グローバリズムの落とし子中国は、自国発の新コロナウィルスに拠って世界各国の国境閉鎖を招いている。
グローバリズムの終焉であり、中国共産党の終焉ともなろう。
本年1月末でイギリスはEUを離脱した。アングロサクソンの早見え・見切りと云っても良いだろう。
だがEUは、単一市場維持に拘ったため新コロナは、域内各国に広まってしまった。国境閉鎖は、時間の問題だろう。
日本は、中・韓の国境を閉鎖した。韓国は、中国に忖度したためコロナが広がってしまった。あまつさえ、ソフトな「三密」等ソフト政策は採らず直、全数検査をした。その結果、急激に感染が広まり医療崩壊を招いている。その点日本は慌てず、ゆるやかに「免疫」保有者が拡大する政策を採用し成功した。民族・文化の差が明確に出た。
今後は、中国のサプライチェーンが崩壊したため世界経済は大混乱に陥る。
新コロナのパンデミック化は、中国共産党政府の無策にある。初期の情報隠蔽及び「春節」による中国人の大移動である。
またWHOは、チャイナマネーに汚染され本来の機能を果たしていないどころか事態を悪くしてしまった。
米中対決は、勝負ははハナから着いている。本物と張り子の虎の差である。
世界で脱中国は一気に進み、中国包囲網が形成される。
冷戦終結により進展したグローバリズムは、新たな冷戦に戻る。
米英を中心として欧州及び日本連合対中国の構図である。勝負は、着いている。
これと時を同じくして新聞・TV及び広告代理店も終焉を迎えるであろう。
既に、「マス」でなくスマホと云う「個」の時代に突入している。老人以外はオールドメディアは見ない。
世界の枠組みが変わる新コロナ以後は、全ての業界で業態の見直しが必要となるだろう。
グローバリズムの終焉であり、中国共産党の終焉ともなろう。
本年1月末でイギリスはEUを離脱した。アングロサクソンの早見え・見切りと云っても良いだろう。
だがEUは、単一市場維持に拘ったため新コロナは、域内各国に広まってしまった。国境閉鎖は、時間の問題だろう。
日本は、中・韓の国境を閉鎖した。韓国は、中国に忖度したためコロナが広がってしまった。あまつさえ、ソフトな「三密」等ソフト政策は採らず直、全数検査をした。その結果、急激に感染が広まり医療崩壊を招いている。その点日本は慌てず、ゆるやかに「免疫」保有者が拡大する政策を採用し成功した。民族・文化の差が明確に出た。
今後は、中国のサプライチェーンが崩壊したため世界経済は大混乱に陥る。
新コロナのパンデミック化は、中国共産党政府の無策にある。初期の情報隠蔽及び「春節」による中国人の大移動である。
またWHOは、チャイナマネーに汚染され本来の機能を果たしていないどころか事態を悪くしてしまった。
米中対決は、勝負ははハナから着いている。本物と張り子の虎の差である。
世界で脱中国は一気に進み、中国包囲網が形成される。
冷戦終結により進展したグローバリズムは、新たな冷戦に戻る。
米英を中心として欧州及び日本連合対中国の構図である。勝負は、着いている。
これと時を同じくして新聞・TV及び広告代理店も終焉を迎えるであろう。
既に、「マス」でなくスマホと云う「個」の時代に突入している。老人以外はオールドメディアは見ない。
世界の枠組みが変わる新コロナ以後は、全ての業界で業態の見直しが必要となるだろう。
2020年4月5日に日本でレビュー済み
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渡邉哲也先生は「予言者」と、一部で呼ばれています。
Amazonで本を買われるような熱心な読書家のみなさんには説明不要だと思いますが、リーマンショックや中国株式市場のバブル崩壊、ファーウェイ問題など、これまで多くの出来事を予言してこられました。
そう書くと、何かオカルト的でありますが、渡邉先生の場合は欧米や日本の経済の動向や、議会の動きから、それを導いているワケで、霊感でもヤマ感でもありません。
その渡邉先生が指摘する「新型コロナ後の世界」です。
今まさに現在進行形で、新型コロナの感染が拡大しており、欧米各国や日本国内が大変なことになっていますが、本書に書かれているのは、この後どうなるかであります。
新型コロナは欧米のメディアだと「WuhanVirus」と呼ばれていますし、トランプ大統領は「ChinaVirus」と呼んでいるように、中国の武漢で発生し、そこから世界に広がりました。
本書の中で渡邉先生は「中国を損切りできなかった日本政府の失態」とズバリ。
政府、与党・自民党、大企業、メディア、マスコミ、野党etc...。本当に目も当てられない惨状です。
でも、侵食されていたのは、何も日本だけではありません。
世界的なウイルスの感染拡大は、いかに世界中が中国に侵食されていたかを目に見える形で見せてくれました。
そして、世界の国々とそこに住む人々が、このままでいけないと動きを加速しているのが、今まさに進行中の出来事なのです。
本書では今回のウイルス禍は、進行中だった米中分断をさらに加速させるとしています。
それも、とんでもないスピードで……。
私たちの日本でも、手遅れ気味だった中国の損切りが半ば強制的に行なわれるのと同時に、もの凄い勢いでチャイナパージが進んでいくかもしれません。
一時的な混乱は避けられないものの、長い目で見ればよい方向に進んでいくのではないでしょうか。
さて、特に気になった点をいくつか書いておきます。
まずは日本国内の政局です。
本書では次の首相、次の次の首相について、岸田氏は、今の乱世の時代に日本を率いていく力量があるのか疑問としていますが、これはその通りだと思います。
岸田氏ら次の首相候補をスキップして、次の次の首相候補にバトンが引き継がれるのか、経済政策への影響が大きいので注目したいと思いました。
それから中東地域での新型コロナ流行と、アメリカの脱中東への動きを加速です。
これが結果として、日米台英による中国封じ込めの強化につながっていくという指摘は、目からウロコでした。
日本と台湾、アメリカと台湾との関係も含めて、今後も注目していきたいです。
最後に、この本を発売した徳間書店、印刷をした大日本印刷のみなさん、地獄のようなスケジュールで製作にあたられたすべてのスタッフのみなさまに敬意と感謝を表します。
出版人の意地とプライドを感じました。
ありがとうございます。
Amazonで本を買われるような熱心な読書家のみなさんには説明不要だと思いますが、リーマンショックや中国株式市場のバブル崩壊、ファーウェイ問題など、これまで多くの出来事を予言してこられました。
そう書くと、何かオカルト的でありますが、渡邉先生の場合は欧米や日本の経済の動向や、議会の動きから、それを導いているワケで、霊感でもヤマ感でもありません。
その渡邉先生が指摘する「新型コロナ後の世界」です。
今まさに現在進行形で、新型コロナの感染が拡大しており、欧米各国や日本国内が大変なことになっていますが、本書に書かれているのは、この後どうなるかであります。
新型コロナは欧米のメディアだと「WuhanVirus」と呼ばれていますし、トランプ大統領は「ChinaVirus」と呼んでいるように、中国の武漢で発生し、そこから世界に広がりました。
本書の中で渡邉先生は「中国を損切りできなかった日本政府の失態」とズバリ。
政府、与党・自民党、大企業、メディア、マスコミ、野党etc...。本当に目も当てられない惨状です。
でも、侵食されていたのは、何も日本だけではありません。
世界的なウイルスの感染拡大は、いかに世界中が中国に侵食されていたかを目に見える形で見せてくれました。
そして、世界の国々とそこに住む人々が、このままでいけないと動きを加速しているのが、今まさに進行中の出来事なのです。
本書では今回のウイルス禍は、進行中だった米中分断をさらに加速させるとしています。
それも、とんでもないスピードで……。
私たちの日本でも、手遅れ気味だった中国の損切りが半ば強制的に行なわれるのと同時に、もの凄い勢いでチャイナパージが進んでいくかもしれません。
一時的な混乱は避けられないものの、長い目で見ればよい方向に進んでいくのではないでしょうか。
さて、特に気になった点をいくつか書いておきます。
まずは日本国内の政局です。
本書では次の首相、次の次の首相について、岸田氏は、今の乱世の時代に日本を率いていく力量があるのか疑問としていますが、これはその通りだと思います。
岸田氏ら次の首相候補をスキップして、次の次の首相候補にバトンが引き継がれるのか、経済政策への影響が大きいので注目したいと思いました。
それから中東地域での新型コロナ流行と、アメリカの脱中東への動きを加速です。
これが結果として、日米台英による中国封じ込めの強化につながっていくという指摘は、目からウロコでした。
日本と台湾、アメリカと台湾との関係も含めて、今後も注目していきたいです。
最後に、この本を発売した徳間書店、印刷をした大日本印刷のみなさん、地獄のようなスケジュールで製作にあたられたすべてのスタッフのみなさまに敬意と感謝を表します。
出版人の意地とプライドを感じました。
ありがとうございます。