私自身は擁護派でも否定派でもありません。
それでも、この書籍の記述には偏りがあります。
一番大きいには、被害者の求める問題解決を図るという目的であるのに、日本国が行った謝罪等については書かれていません。単に日本側に問題があるということだけです。河野談話についてはかかれていますが、これは日本国が認めている根拠となっている資料の正当性を示すためです。つまりは解決など望んではいないのです。
証言の中で「クリスマス」等のキーワードが出てきて、朝鮮戦争・ベトナム戦勝で慰安所があったということについては、
・キリスト教徒国が売春宿をつくることはありえない。
・韓国兵が作ったのは日本軍の悪しき風習に倣っただけ。悪い風習を朝鮮人に植え付けたことを恥ずべき。
・韓国兵向けの慰安所の記録はない
・日本以外の軍は祖国を守るためモラルが高かったので慰安所は不要だった。
・日本軍は目的がないまたは戦争をしていたため士気が乱れていたので慰安所が必要だった。
ということで、一方的に日本軍だけに慰安所は存在する、日本人だけが悪いという記載となっています。
またフランスやドイツにも一部慰安所はあったが単に売春宿に過ぎない、いやになったらやめればいいが日本軍慰安所は強制なのでやめられいとのこと。日本だけが悪いと。
いかに世界で日本軍だけが卑劣なことをしていたのかが書かれています。逆に、日本だけ悪い=他の国はよい、という表現になっていますね。
この本は、肯定派が否定派に対して反駁する材料を提供するものであって、問題の解決を望んでいるものではありません。私はそのように判断しました。
であるものの、中立立場から★三つにしました。
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