かつて「電波利権」で、放送業界と田中利権との関係を明らかにした池田信夫氏が、
戦後の日本の政治史を振り返りながら、現代の日本の政治状況が完全にポピュリズムに
流れていることを明らかにしていきますが、日本の政治は、マスコミが政局がらみで
面白おかしく歪めて伝えるだけで、学者もジャーナリストもマスコミを否定できずに
偏頗な認識をもとにしたものばかりの中で、この本ほど的確にまっとうに日本の
戦後政治の本質を把握し、率直に表現したものは読んだことがありませんから、
戦後の政治史を理解するというだけでも大変に価値のある本だと思います。
導き出される結論は自ずと常識的なものになりますが、左翼勢力が目の敵にする
安倍政権の安全保障の施策はむしろ世界の常識であるのに、野党はそんなことを
争点にするから日本の政治はポピュリズムに流れるのであり、反対に最も重大な
社会保障を中心として財政の健全化を図ることが焦眉の急であり、そのための方法論も
一通り明らかになっていながら、政権はそうした痛みを伴う改革からは逃げる方向、
そうして通産省マクロチームの小手先の経済政策も完全に限界が見えてきた、
その証左がサミットでの安倍首相の発言である、ということになります。
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「強すぎる自民党」の病理 老人支配と日本型ポピュリズム PHP新書 Kindle版
なぜ、安倍内閣も野党もダメなのか? 「老人翼賛政治」がもたらす歴史的悲劇。2016年7月の参議院選挙では、自民・公明の与党が過半数を大きく上回り、「改憲勢力」で3分の2を超える戦後初めての状況になった。しかし、「アベノミクス」の下、成長率はゼロに近づき、政府債務は1100兆円を超えた。しかも高齢化はさらに急速に進み、このままでは2030年代には医療・介護などの赤字を含めて、社会保障会計は大幅な債務超過になりかねない。にもかかわらず、安倍内閣はポピュリズム政治を繰り広げ、野党は「民共共闘」などという失策を重ねるばかり。さらに、選挙で高齢者の票を取りこぼすわけにはいかないので、与野党とも社会保障制度改革には及び腰。かくて、何もできぬまま国家破綻の危機が間近に迫りつつある。どうして、こんな政治になってしまっているのか。戦後政治史を追って、日本の「無責任の体制」の根源を衝き、政治システムの欠陥を明らかにする意欲作。目次より●プロローグ:世界に広がるポピュリズム●第1章:老人の老人による老人のための政治●第2章:六〇年安保で失われた政策論争●第3章:社会党という無責任政党●第4章:田中角栄の生んだバラマキ福祉●第5章:小沢一郎がつくって壊した日本の政治●第6章:小泉政権「官邸主導」の革命●第7章:民主党政権の「政治主導」はなぜ失敗したか●第8章:「安倍一強」はいつまで続くのか●第9章:成長経済から成熟経済へ●エピローグ:もし小泉進次郎が首相になったら
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2016/8/10
- ファイルサイズ18004 KB
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
2016年7月の参議院選挙では、自民・公明の与党が過半数を大きく上回り、「改憲勢力」が3分の2を超える戦後初めての状況になった。しかし、「アベノミクス」の下、成長率はゼロに近づき、政府債務は1100兆円を超えた。しかも高齢化はさらに急速に進み、このままでは2030年代には社会保障会計は大幅な債務超過になりかねない。にもかかわらず、安倍内閣はポピュリズム政治を繰り広げ、野党は「民共共闘」などという失策を重ねるばかり。どうしてこんな政治になってしまっているのか。戦後政治史を追って、日本の「無責任の体制」の根源を衝く意欲作。 --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
著者について
株式会社アゴラ研究所所長、青山学院大学非常勤講師、SBI大学院大学客員教授。学術博士(慶應義塾大学)。1978年東京大学経済学部を卒業後、NHKに入社。報道番組の制作に携わり、1993年に退社。1997年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程を中退。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)教授、経済産業研究所上席研究員などを経て、現職。日本を代表するブロガーとして積極的な言論活動を展開している。 --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
池田/信夫
株式会社アゴラ研究所所長、青山学院大学非常勤講師、SBI大学院大学客員教授。学術博士(慶應義塾大学)。1978年東京大学経済学部を卒業後、NHKに入社。報道番組の制作に携わり、1993年に退社。1997年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程を中退。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)教授、経済産業研究所上席研究員などを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
株式会社アゴラ研究所所長、青山学院大学非常勤講師、SBI大学院大学客員教授。学術博士(慶應義塾大学)。1978年東京大学経済学部を卒業後、NHKに入社。報道番組の制作に携わり、1993年に退社。1997年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程を中退。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)教授、経済産業研究所上席研究員などを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B01K1S6DS8
- 出版社 : PHP研究所 (2016/8/10)
- 発売日 : 2016/8/10
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 18004 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 117ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 235,456位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 369位政治史・比較政治
- - 1,217位PHP新書
- - 2,186位政治 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
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経済学者。1953年、京都府生まれ。東京大学経済学部を卒業後、NHK入社。93年に退職後、国際大学GLOCOM教授、経済産業研究所上席研究員などを経て、現在は株式会社アゴラブックス代表取締役、上武大学経営情報学部教授。学術博士(慶應義塾大学)。著書に『使える経済書100冊』『希望を捨てる勇気──停滞と成長の経済学』、共著に『なぜ世界は不況に陥ったのか』など。
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2016年8月28日に日本でレビュー済み
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2016年12月17日に日本でレビュー済み
投票率の高い老人によって、財源などの分配が、財産をたくさん持っている
老人に振り向けられている現実と、持たざる労働世代からの搾取という構造。
ひとことで、ぱっといえるような話ではないだけに、選挙時の連呼にならないので、
なかなか伝わらない正論だと思う。
若者は、とにもかくにも投票に行って、世代の投票率を上げて、
老人政治を打破するような、政治家を生みだす必要がある。
18歳未満の子供を持つ親に、投票権を委託するなどして、未来を担う世代にも
投票権を与えるなどして、老人の影響力を薄めるとか、しなくてはいけないと思うが、
既得権益を持つ人が、権利を譲渡するとは考えられない。
新書なので、ページ数も多くなく、ざっくり、理解するには、良書。
老人に振り向けられている現実と、持たざる労働世代からの搾取という構造。
ひとことで、ぱっといえるような話ではないだけに、選挙時の連呼にならないので、
なかなか伝わらない正論だと思う。
若者は、とにもかくにも投票に行って、世代の投票率を上げて、
老人政治を打破するような、政治家を生みだす必要がある。
18歳未満の子供を持つ親に、投票権を委託するなどして、未来を担う世代にも
投票権を与えるなどして、老人の影響力を薄めるとか、しなくてはいけないと思うが、
既得権益を持つ人が、権利を譲渡するとは考えられない。
新書なので、ページ数も多くなく、ざっくり、理解するには、良書。
2016年9月11日に日本でレビュー済み
池田信夫氏の本はほとんど読んでいるが、最近の日本社会論などは正直まだ収斂されていない印象だったが、今回の自民党・日本の政治に関する分析は説得的である。なぜ自民党が強いのかに一定の答を出し、バラマキ政治の起源やシルバー民主主義などのトピックについて端的にまとめている。
日本の政治を社会を踏まえて読み解くところは政治分析で見落としがちだが、なかなか重要な視点である。例えば、高度成長期に農村の次男・三男は家を継げず、集団就職によって上京し、都市の急増する労働需要を充足し経済成長を支えたが、彼らは農村部の村から出たものの、大学・企業のコミュニティに属せない者も多かった(終身雇用は大企業特有の文化である)。孤独な彼らを吸収したのが新興宗教であり、公明党の支持母体の創価学会がその母体である。農村に残った人たちは自民党を支持し、都会に出された人は公明党を支持したので、農村部の選挙は自民党が強く、都市部は公明党が強い。自民党と公明党は補完関係にあるのだ。
池田氏のブログを読んでいる人は、読んだことのある記述が多いと思うかもしれないが、日本政治についてまとめて読みたいのであれば購入をオススメする。幅広い知見による日本政治論であり、一読をオススメしたい。
日本の政治を社会を踏まえて読み解くところは政治分析で見落としがちだが、なかなか重要な視点である。例えば、高度成長期に農村の次男・三男は家を継げず、集団就職によって上京し、都市の急増する労働需要を充足し経済成長を支えたが、彼らは農村部の村から出たものの、大学・企業のコミュニティに属せない者も多かった(終身雇用は大企業特有の文化である)。孤独な彼らを吸収したのが新興宗教であり、公明党の支持母体の創価学会がその母体である。農村に残った人たちは自民党を支持し、都会に出された人は公明党を支持したので、農村部の選挙は自民党が強く、都市部は公明党が強い。自民党と公明党は補完関係にあるのだ。
池田氏のブログを読んでいる人は、読んだことのある記述が多いと思うかもしれないが、日本政治についてまとめて読みたいのであれば購入をオススメする。幅広い知見による日本政治論であり、一読をオススメしたい。
2016年10月16日に日本でレビュー済み
第1章と第8、9章が現状分析です。タイトルに関連することだけ必要な方はここだけでもと思います。30分あれば読めます。残りは現在の政治状況を生んだ戦後政治史の概説に近いものです。
年金と健康保険は2030年代に破綻するのが経済学者のコンセンサスだそうですが、責任問題となる為か厚労省は頑として認めないそうです。選挙対策から、与党と野党も、高齢者への給付削減につながる事実には触れないのが実情です。その分、改革が先送りになり、事態の悪化を招いています。
現在、現役世代3人で1人の高齢者を支えていますが、2050年代には現役世代1人で1人の高齢者を支えることになりますが、こうなると、ほぼ可処分所得が無くなる為、国自体が貧困化することになるそうです。
読んで感じたのは、自民党内の政権喪失への恐怖感が過度にポピュリズムの政治を生んでいる。また、日本の民主主義制度自体が未熟で、与野党一丸となって対処しないといけない問題に対する対処法のコンセンサスが出来ていない点です。勿論、自己保身に走り問題の本質に切り込まない政治家にも責任がありますが、それを看過する国民にも責任があります。それが民主主義国家だと思います。
年金と健康保険は2030年代に破綻するのが経済学者のコンセンサスだそうですが、責任問題となる為か厚労省は頑として認めないそうです。選挙対策から、与党と野党も、高齢者への給付削減につながる事実には触れないのが実情です。その分、改革が先送りになり、事態の悪化を招いています。
現在、現役世代3人で1人の高齢者を支えていますが、2050年代には現役世代1人で1人の高齢者を支えることになりますが、こうなると、ほぼ可処分所得が無くなる為、国自体が貧困化することになるそうです。
読んで感じたのは、自民党内の政権喪失への恐怖感が過度にポピュリズムの政治を生んでいる。また、日本の民主主義制度自体が未熟で、与野党一丸となって対処しないといけない問題に対する対処法のコンセンサスが出来ていない点です。勿論、自己保身に走り問題の本質に切り込まない政治家にも責任がありますが、それを看過する国民にも責任があります。それが民主主義国家だと思います。
ベスト100レビュアー
今年(平成28年)の参議院選挙でも自民党は勝利し、安倍首相は「アベノミクス」に自信を強めている。
しかし、財政再建や社会保障の問題は、抜本的には解消されていない。
本書は、戦後の政治史を振り返り、与野党が共にポピュリズム(大衆迎合)に走り、重要な政策課題を先送りにしてきた、無責任体質を鋭く指弾し、その根源を解き明かしている。
今のままでは、我々国民の生活は成り立ってゆかない。そんな危機感がひしひしと伝わってくる。
本書では、財政や社会保障についての具体的解決策は示されていないが、このような問題提起をする本が世に出るということは、コトがそれだけ切迫しているということであろう。政治家任せにせず、我々国民も一人一人が、この国の将来について真剣に考えるべきであることを警告しており、一読の価値があると言えよう。
しかし、財政再建や社会保障の問題は、抜本的には解消されていない。
本書は、戦後の政治史を振り返り、与野党が共にポピュリズム(大衆迎合)に走り、重要な政策課題を先送りにしてきた、無責任体質を鋭く指弾し、その根源を解き明かしている。
今のままでは、我々国民の生活は成り立ってゆかない。そんな危機感がひしひしと伝わってくる。
本書では、財政や社会保障についての具体的解決策は示されていないが、このような問題提起をする本が世に出るということは、コトがそれだけ切迫しているということであろう。政治家任せにせず、我々国民も一人一人が、この国の将来について真剣に考えるべきであることを警告しており、一読の価値があると言えよう。
ベスト500レビュアー
『強すぎる自民党の病理』とは、基本的に野党が弱体すぎるために与野党間での有効で意味のある政策論争がほぼ皆無であり、したがって国民には選択肢が無く、ひいては日本においては民主主義が機能していないことにつきる、というのが著者の基本的なスタンスである。
この本の展開として、世界の政治が事実を反映しない形で言葉だけに左右され、大勢としてポピュリズム化しつつある現状と日本型ポピュリズムの状況についてまず解説され、戦後政治史を追いながら自民党の本質とは何か、そしてそれに対抗しなければならないはずの野党が与党に勝てない根本的な原因は何なのか、そしてさらにその両者に共通して欠如するものは何かが丹念に繙かれ、最後の章で日本はどの様に成熟すべきかが解説されている。
最後の「エピローグ」も、日本の次の世代のリーダーとなる可能性のある政治家の名前を表題に取り上げてはいるが、本論の続きであることに変わりは無い。
安倍政権のポピュリズム的体質の本質とは何か、それは何に起因するのか、そしてそれが有する問題は何なのか、また私たち国民が最も関心を払い、注視していかなければならないものが何であるのかを改めて考えるきっかけとなりました。
本の題名も力強く、それだけで十分に説得力があります。
章立てはアマゾンの内容紹介にありますので略させていただきます。
この本の展開として、世界の政治が事実を反映しない形で言葉だけに左右され、大勢としてポピュリズム化しつつある現状と日本型ポピュリズムの状況についてまず解説され、戦後政治史を追いながら自民党の本質とは何か、そしてそれに対抗しなければならないはずの野党が与党に勝てない根本的な原因は何なのか、そしてさらにその両者に共通して欠如するものは何かが丹念に繙かれ、最後の章で日本はどの様に成熟すべきかが解説されている。
最後の「エピローグ」も、日本の次の世代のリーダーとなる可能性のある政治家の名前を表題に取り上げてはいるが、本論の続きであることに変わりは無い。
安倍政権のポピュリズム的体質の本質とは何か、それは何に起因するのか、そしてそれが有する問題は何なのか、また私たち国民が最も関心を払い、注視していかなければならないものが何であるのかを改めて考えるきっかけとなりました。
本の題名も力強く、それだけで十分に説得力があります。
章立てはアマゾンの内容紹介にありますので略させていただきます。
2016年8月17日に日本でレビュー済み
悲憤慷慨の警世の書である。著者は訴える。
戦前の日本は「軍部」が独走して日本を壊滅させたが、現在の日本では「シルバー」が
独走している。今の政治は「老人翼賛体制」に堕し、老人に対するポピュリズム政治に
なっている。私たちは財政破綻というカタストロフィに向かって爆走している。
この視点は正しいと思う。すでに皆そのように認識している。認識しているがうまく
その対案を見いだせないでいる。政治家たちも「現状に目をつむって問題の先送り」
ばかりやっている。どうしてこんなていたらくになったか、著者は戦後政治の歴史を
ひもときながらいろいろ「分析」する。
著者の主張と私の考えとは違うところが多かった。まず、タイトルの
『「強すぎる自民党」の病理』がピンとこない。
私なんか毎年のように首相が変ったここ数年間のほうがよほど「病理」で、第二次
安倍政権になってやっと政権が安定してほっとしている。政権は少なくとも4年間
くらいは続いてほしいものだ。
著者も安倍首相のことをほめているのか、けなしているのか判然としない。
・・アベノミクスは惨憺たる失敗で、消費税の増税先送りも無意味だった。
経済の動きは政府がコントロールできないので、ちゃんとした経済学者の
助言が必要なのだ。それをB級のブレーンに頼ったのが失敗だった。・・
安倍首相、ぼろくそである。ところが、ほかの政治家はもっとひどいから安倍首相の
人気は衰えない、とここでは(相対的に)安倍首相をもちあげる。どうもよくわからん。
著者の言では、日本は官僚が優秀でしかも清潔だから、人事権などで官僚をうまく
コントロールしていけば非才の安倍首相だってうまくやっていけるという。
でも政治家のリーダーシップって人を使ってものごとをすすめることだから、
安倍首相はちゃんと首相としてやっているということではないのか。
戦後の政治の歴史を俯瞰して、自民党=無責任政党=ポピュリズム政党
(バラマキ政党)であることをいろいろ説明してくれるが、著者はだからといって
ダメな野党に期待しているというわけでもない。そんな自民党に頼るしかない私たちに、
日本人って昔からそんなもんだからというあきらめの気持ちしか伝わってこない。
読後、過去はいいから私たちの進むべき未来のことを教えて欲しいと思った。
2020年以降この日本をどうすればいいんだ。未来は小泉進次郎に託すと言われてもなぁ・・・。
戦前の日本は「軍部」が独走して日本を壊滅させたが、現在の日本では「シルバー」が
独走している。今の政治は「老人翼賛体制」に堕し、老人に対するポピュリズム政治に
なっている。私たちは財政破綻というカタストロフィに向かって爆走している。
この視点は正しいと思う。すでに皆そのように認識している。認識しているがうまく
その対案を見いだせないでいる。政治家たちも「現状に目をつむって問題の先送り」
ばかりやっている。どうしてこんなていたらくになったか、著者は戦後政治の歴史を
ひもときながらいろいろ「分析」する。
著者の主張と私の考えとは違うところが多かった。まず、タイトルの
『「強すぎる自民党」の病理』がピンとこない。
私なんか毎年のように首相が変ったここ数年間のほうがよほど「病理」で、第二次
安倍政権になってやっと政権が安定してほっとしている。政権は少なくとも4年間
くらいは続いてほしいものだ。
著者も安倍首相のことをほめているのか、けなしているのか判然としない。
・・アベノミクスは惨憺たる失敗で、消費税の増税先送りも無意味だった。
経済の動きは政府がコントロールできないので、ちゃんとした経済学者の
助言が必要なのだ。それをB級のブレーンに頼ったのが失敗だった。・・
安倍首相、ぼろくそである。ところが、ほかの政治家はもっとひどいから安倍首相の
人気は衰えない、とここでは(相対的に)安倍首相をもちあげる。どうもよくわからん。
著者の言では、日本は官僚が優秀でしかも清潔だから、人事権などで官僚をうまく
コントロールしていけば非才の安倍首相だってうまくやっていけるという。
でも政治家のリーダーシップって人を使ってものごとをすすめることだから、
安倍首相はちゃんと首相としてやっているということではないのか。
戦後の政治の歴史を俯瞰して、自民党=無責任政党=ポピュリズム政党
(バラマキ政党)であることをいろいろ説明してくれるが、著者はだからといって
ダメな野党に期待しているというわけでもない。そんな自民党に頼るしかない私たちに、
日本人って昔からそんなもんだからというあきらめの気持ちしか伝わってこない。
読後、過去はいいから私たちの進むべき未来のことを教えて欲しいと思った。
2020年以降この日本をどうすればいいんだ。未来は小泉進次郎に託すと言われてもなぁ・・・。






