人生を自らの好ましいものにするには、自分だけでなく周囲の人々に
感謝し、貢献できるのが望ましい。そのためには、自身に起こる出来
事や周囲の人々との関わりに「感謝」する姿勢が必要だ。つまり、あ
りがとうと思う心。著者は「ありがとう」の語源「有り難し」から、
英語や中国語と異なる日本語独特の神の存在を表す言葉と紹介し上で、
日々使われる言葉が、幸福を創り出す鍵と言う。その通りだと思う。
しかし、言葉を変えること、ポジティブに物事を受けとめることが、
幸福の鍵というのは、様々な書籍ですでに言われていることで、目新
しさはない。本書の優れているのは、実際に行動に移しにくい言葉を
変える、ポジティブに受け止めるを具体的な3つの行動=法則として
まとめていることだ。しかも、自身の患者さんの実話を紹介しており、
説得力がある。幸福を創り出したいと真に願う方にお奨めだ。
と同時に、著者は統合医療という分野で活躍されている。西洋医学的
な発想と異なり、真に人として患者に向き合い、精一杯の貢献をされ
ている姿、脳科学までの広い範囲で学習を進め、真に社会と幸福に導
きたいと思われている努力、その姿勢に感服し、私自身励まされた。
今、悩み・痛みとともにある方にはぜひお奨めだ。
「幸せ脳」をつくる3つの法則 (日本語) 単行本 – 2013/1/19
加藤 直哉
(著)
著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます
この著者の 検索結果 を表示
あなたは著者ですか?
著者セントラルはこちら
|
-
本の長さ189ページ
-
言語日本語
-
出版社評言社
-
発売日2013/1/19
-
ISBN-104828205632
-
ISBN-13978-4828205632
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
商品の説明
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
加藤/直哉
2000年琉球大学医学部卒業。新生児特定集中治療室、重症心身障害児施設などの勤務を経て小児科専門医を取得。後に内科・ペインクリニック・老人保健施設等を数年経験し、0歳から100歳まですべての年齢に対して西洋医学的経験をもつ。同時に、世界で1万人以上が実践する山元式新頭針療法を創始者である山元敏勝医師から、東洋医学、漢方の基礎を久留米大学名誉教授無敵剛介医師から学び、西洋医学だけでなく、東洋医学にも精通。現在は、日本における最先端補完代替医療の第一人者である水上治医師(健康増進クリニック院長)に師事し、食事、運動、精神までも治療に取り入れた統合医療を実践している。日本東洋医学漢方専門医、日本小児科学会専門医、日本医師会健康スポーツ医、日本胎盤臨床研究会評議員ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
2000年琉球大学医学部卒業。新生児特定集中治療室、重症心身障害児施設などの勤務を経て小児科専門医を取得。後に内科・ペインクリニック・老人保健施設等を数年経験し、0歳から100歳まですべての年齢に対して西洋医学的経験をもつ。同時に、世界で1万人以上が実践する山元式新頭針療法を創始者である山元敏勝医師から、東洋医学、漢方の基礎を久留米大学名誉教授無敵剛介医師から学び、西洋医学だけでなく、東洋医学にも精通。現在は、日本における最先端補完代替医療の第一人者である水上治医師(健康増進クリニック院長)に師事し、食事、運動、精神までも治療に取り入れた統合医療を実践している。日本東洋医学漢方専門医、日本小児科学会専門医、日本医師会健康スポーツ医、日本胎盤臨床研究会評議員ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.7
星5つ中の4.7
5 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
ベスト1000レビュアー
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
ベスト500レビュアー
統合医療を実践する医師によるポジティブに生きるコツについて紹介した本です。以前に読んだこの著者の本が面白かったので本書も手にとってみました。
ポジティブ思考というと既に山のような類書が出版されていますが、本書は著者が日々の臨床を通じて確信したことや最新の脳医学を交えながら、借り物でない自分自身の言葉で語りかけているので説得力がありました。
個人的に面白いなと思ったのが「過去=記憶と捉えることで過去は変えることができる」としていることと、悲観的に流れがちな心の癖を「腕に巻いた輪ゴムと家族の助けを借りることで克服できた」などです。
文章にリズム感があって読みやすく、また所々で著者の熱い想いが伝わってきて読み応えがありました。
少し疲れた心をそっと癒してくれる、前に進もうとしてもためらう背中をやさしく押してくれる好著だと思います。
ポジティブ思考というと既に山のような類書が出版されていますが、本書は著者が日々の臨床を通じて確信したことや最新の脳医学を交えながら、借り物でない自分自身の言葉で語りかけているので説得力がありました。
個人的に面白いなと思ったのが「過去=記憶と捉えることで過去は変えることができる」としていることと、悲観的に流れがちな心の癖を「腕に巻いた輪ゴムと家族の助けを借りることで克服できた」などです。
文章にリズム感があって読みやすく、また所々で著者の熱い想いが伝わってきて読み応えがありました。
少し疲れた心をそっと癒してくれる、前に進もうとしてもためらう背中をやさしく押してくれる好著だと思います。
2013年2月9日に日本でレビュー済み
読みはじめてすぐに読みやすい本だなぁと思いました。表紙に「最新脳科学〜」とあるので私に理解できるかと不安もありましたが、そんな心配は必要ありませんでした。 著者の診察の中での実体験もたくさん書かれてあり、考え方や心の持ち方で患者さんが変わっていく様子がよくわかりました。そして私もこんな風に変わりたいなぁと思いました。 読んだあと生活していると今までいかに自分が愚痴や不満を言ったり言わなくても心に思っていることがたくさんあったのかに気づかされました。子どもの顔を見ると文句ばかり言っていた私ですが、この本をきっかけに子どもとの関わりかたもきっと変われると希望を持つことができました。 本当にこの本に出会えて良かったと思える一冊です!!
2013年2月28日に日本でレビュー済み
啓蒙系の本でDr.の著書でってことで、ちょっと気合を入れて読まないといけないのかと思っていたら、仕事帰りの電車と、ディナー(ラーメン)後の風呂に浸かりながらの時間で、のほほんと読み切ってしまった。
色んな人の例話がいっぱいあって読みやすい。
「なぜ51なのか?」は、イチローに思いを寄せていない身では今ひとつよく分からないけど、言いたいことはとてもよくわかる。
何より気に入った言葉は「不幸鈍感脳」。感謝を探す行為はよくやるけど、不幸を探知しない訓練はなかなか思いつかなかったなー。
過去を変えるってのも私にとっては画期的。「そうか、過去は記憶の中にしかないんだから、記憶さえ操作してしまえば」と、マッドサイエンティスト的な思考回路・・・いやいやそうじゃなく、不幸な受け止め方しかできなかった過去の受け止め方を修正することで、現在の私が幸せになるという、ものすごくシンプルな法則。こんなに単純な法則なのにどうしてこの本を読むまで気づかなかったんだろう?と自分にびっくり。
とりあえず今日から私の脳は、幸せのシナプスで繋いでみることにする。
色んな人の例話がいっぱいあって読みやすい。
「なぜ51なのか?」は、イチローに思いを寄せていない身では今ひとつよく分からないけど、言いたいことはとてもよくわかる。
何より気に入った言葉は「不幸鈍感脳」。感謝を探す行為はよくやるけど、不幸を探知しない訓練はなかなか思いつかなかったなー。
過去を変えるってのも私にとっては画期的。「そうか、過去は記憶の中にしかないんだから、記憶さえ操作してしまえば」と、マッドサイエンティスト的な思考回路・・・いやいやそうじゃなく、不幸な受け止め方しかできなかった過去の受け止め方を修正することで、現在の私が幸せになるという、ものすごくシンプルな法則。こんなに単純な法則なのにどうしてこの本を読むまで気づかなかったんだろう?と自分にびっくり。
とりあえず今日から私の脳は、幸せのシナプスで繋いでみることにする。