経済的な視点を教育に入れるとどんな切り込みかたが出来るのか?という点では、面白いが、分析視点が狭い。
この作者自体が学校から離れない、大人になっても学校の中にいたままの立場から、教育を読みといている。
ティーチフォーアメリカは、大企業の若手が2年間等の期間限定で、成果があげられるかどうかの若手自身の能力向上のための制度であり、その効果と、教員全体の教える質が差が余りない。という分析と、教員間の質の格差を比較する辺りにも悪意さえ感じる。
母数も桁違いであり、そもそも大企業の若手が期間限定で、一時期のみという事も無視。
エビデンスという言葉と数値を使えば、いかにそれらしく誤魔化す事が出来るかという典型な本です。
経済のみを第一としたアメリカの教育がどれほど失敗しているか、様々なランキングで確認することができます。アメリカの格差教育は日本の比ではありません。日本の方が教育効果のランキングは上です。
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「学力」の経済学 Kindle版
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「データ」に基づき教育を経済学的な手法で分析する教育経済学は、「成功する教育・子育て」についてさまざまな貴重な知見を積み上げてきた。そしてその知見は、「教育評論家」や「子育てに成功した親」が個人の経験から述べる主観的な意見よりも、よっぽど価値がある―むしろ、「知っておかないともったいないこと」ですらあるだろう。
本書は、「ゲームが子どもに与える影響」から「少人数学級の効果」まで、今まで「思い込み」で語られてきた教育の効果を、科学的根拠から解き明かした画期的な一冊である。
本書は、「ゲームが子どもに与える影響」から「少人数学級の効果」まで、今まで「思い込み」で語られてきた教育の効果を、科学的根拠から解き明かした画期的な一冊である。
- 言語日本語
- 出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日2015/6/18
- ファイルサイズ7241 KB
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
ゲームは子どもに悪影響?教育にはいつ投資すべき?ご褒美で釣るのっていけない?思い込みで語られてきた教育に、科学的根拠が決着をつける! --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中室/牧子
1998年慶應義塾大学卒業。米ニューヨーク市のコロンビア大学で博士号を取得(Ph.D.)。日本銀行や世界銀行での実務経験を経て2013年から慶應義塾大学総合政策学部准教授に就任し現在に至る。専門は教育を経済学的な手法で分析する「教育経済学」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
1998年慶應義塾大学卒業。米ニューヨーク市のコロンビア大学で博士号を取得(Ph.D.)。日本銀行や世界銀行での実務経験を経て2013年から慶應義塾大学総合政策学部准教授に就任し現在に至る。専門は教育を経済学的な手法で分析する「教育経済学」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
著者について
中室 牧子
1998年慶應義塾大学卒業。米ニューヨーク市のコロンビア大学で博士号を取得(Ph.D)。日本銀行や世界銀行での実務経験を経て2013年から慶應義塾大学総合政策学部准教授に就任し、現在に至る。専門は教育を経済学的な手法で分析する「教育経済学」。 --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
1998年慶應義塾大学卒業。米ニューヨーク市のコロンビア大学で博士号を取得(Ph.D)。日本銀行や世界銀行での実務経験を経て2013年から慶應義塾大学総合政策学部准教授に就任し、現在に至る。専門は教育を経済学的な手法で分析する「教育経済学」。 --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
出版社より
子どもは1人1人違うからこそ、今必要なのは科学的根拠(エビデンス)だ!
「ご褒美」で子どもの将来の年収を上げることができるかもしれない? 経済学の観点から、「ご褒美」の効果やメリットを提案。
「テレビやゲーム」と、「子どもの発達や学習」は、因果関係がない? 実は、幼少期にテレビを観ていた子どもは「学力が高い」なんていう研究データまで!知れば、納得の科学的根拠から導き出した結論を詳しく紹介。
将来の年収が高いのは「勉強ができる子」よりも「非認知能力が高い子」だった!? 子どもの将来を決める「非認知能力」で、特に因果関係の高いものが何なのか。どうすれば、子どもの「非認知能力」を高められるのか。経済学が明らかにした、子どもの能力と将来の年収との因果関係を詳細に解説。
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| 「学力」の経済学 | まんがでわかる「学力」の経済学 | モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方 | 同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?「自分の頭で考える子」に変わる10のマジックワード | 「幸福学」が明らかにした 幸せな人生を送る子どもの育て方 | |
| 内容紹介 | 「ゲームは子どもに悪影響?」「子どもはほめて育てるべき?」「勉強させるためにご褒美で釣るのっていけない?」個人の経験で語られてきた教育に、科学的根拠(エビデンス)が決着をつける! | 30万部突破のヒット作 ついにまんが化!その教育に科学的根拠(エビデンス)はありますか? 科学的根拠のある「伸びる子ども」の育てかた、教えます。 | 今日から家庭でできる「声かけ」で、イライラが笑顔に変わる!エビデンスに基づく最先端の教育メソッド | 驚異の265万PV !「東洋経済オンライン」で大反響を呼んだ記事が本になりました!「できる子の習慣」を身につけるには?どんな親でも簡単にできる「10のマジックワード」を紹介。「問いかけ」だけで、子どもは変わります! | 幸せのもととなる「4つの因子」を高める子育て行動原則から、具体的な問題解決法のエッセンスを散りばめたQ&A、幸福体質になるためのトレーニング&ワークまで、理論と実践を余すところなく収録! |
登録情報
- ASIN : B00ZTXKHQ0
- 出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン (2015/6/18)
- 発売日 : 2015/6/18
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 7241 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 227ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 106位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 1位教育学一般関連書籍
- - 2位教育・学参・受験 (Kindleストア)
- - 2位教育学 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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本の内容は、エビデンスに基づく納得させられるものでした。子どもへの対応にも、役立つ充実しています。しかし、本に傷がつき破れているのはがっかりです。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中室さんがTVで登場する時は、好感のもてる方だなあと思っています。客観的で配慮のある物言いをされていました。
しかし、この著書は本当にひどいです。
端的に言うと、まず自分の自己主張ありきで、誤った考えや偏った考えを裏付ける根拠のみを記載した本です。
客観的に見えて、恐ろしく主観的な本です。
エビデンスという錦の御旗を悪用し、一つの森に対して一本の木をもってその森全体を断定的に語る切り口がひたすら続きます。
また、時に、そのエビデンス自体が誤っていたり、無意味なものであったりします。
お金で釣るのは効果がある。そういうエビデンスがありますから。などと、ちゃんとした方が語るのが信じられません。
ライアンとデシの内発的動機付けの研究及びそれに続く研究を知らないはずがないでしょう。
また、米国の落ちこぼれ防止法が大失敗に終わり、公教育が崩壊したことには全く触れていません。
自分の主張に都合の良い部分しか載せていないのです。
これは、科学者としてあるべき態度なのでしょうか。
さらに、これはしょうがないのですが、情報として古くなってしまった誤ったものも根拠として記載されています。
マシュマロテストは再現不能であることが証明され、読書と学力には強い相関があることが証明されています。
この方の師匠は、竹中平蔵であり、新自由主義経済を強烈に押し進めた方であり、弟子の中室さんも影響を強く受けているのが見受けられます。
随所にさり気なく、自民党政権の政策を肯定し、民主党政権への批判が盛り込まれています。
この本をもってして、教育を語ることは非常に危険を伴い、教育施作や子供を間違った方向へ導くことは間違いありません。
しかし、この著書は本当にひどいです。
端的に言うと、まず自分の自己主張ありきで、誤った考えや偏った考えを裏付ける根拠のみを記載した本です。
客観的に見えて、恐ろしく主観的な本です。
エビデンスという錦の御旗を悪用し、一つの森に対して一本の木をもってその森全体を断定的に語る切り口がひたすら続きます。
また、時に、そのエビデンス自体が誤っていたり、無意味なものであったりします。
お金で釣るのは効果がある。そういうエビデンスがありますから。などと、ちゃんとした方が語るのが信じられません。
ライアンとデシの内発的動機付けの研究及びそれに続く研究を知らないはずがないでしょう。
また、米国の落ちこぼれ防止法が大失敗に終わり、公教育が崩壊したことには全く触れていません。
自分の主張に都合の良い部分しか載せていないのです。
これは、科学者としてあるべき態度なのでしょうか。
さらに、これはしょうがないのですが、情報として古くなってしまった誤ったものも根拠として記載されています。
マシュマロテストは再現不能であることが証明され、読書と学力には強い相関があることが証明されています。
この方の師匠は、竹中平蔵であり、新自由主義経済を強烈に押し進めた方であり、弟子の中室さんも影響を強く受けているのが見受けられます。
随所にさり気なく、自民党政権の政策を肯定し、民主党政権への批判が盛り込まれています。
この本をもってして、教育を語ることは非常に危険を伴い、教育施作や子供を間違った方向へ導くことは間違いありません。
2019年5月26日に日本でレビュー済み
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少人数学級について、クラスの生徒数を5人減らすのに幾ら幾らかかるのを考えると対費用効果が低いとのことで、日本の教育改革でそこばかり主張するのはおかしいとのことでしたが、欧米列国では最大の設定が約30人学級で、実際は25人での運営になっているので基本的にすでに普通の学級が少人数なのです。
日本は40人設定なので大幅に劣っていて、そこまでの基準に近づく費用を捻出する必要性がある段階なので、なぜそこを考慮に入れておられないのかとても不思議で、その後の文章は信ぴょう性を感じられなくなりました。
25人を20人にするのは対費用効果を考えて大差なく、やる必要がないのは解りますが、40人を25人に、では内容は大きく変化があるはずです。
文科省の資料「学級規模の基準と実際[国際比較]」で確認できます。
日本は40人設定なので大幅に劣っていて、そこまでの基準に近づく費用を捻出する必要性がある段階なので、なぜそこを考慮に入れておられないのかとても不思議で、その後の文章は信ぴょう性を感じられなくなりました。
25人を20人にするのは対費用効果を考えて大差なく、やる必要がないのは解りますが、40人を25人に、では内容は大きく変化があるはずです。
文科省の資料「学級規模の基準と実際[国際比較]」で確認できます。
2018年10月14日に日本でレビュー済み
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旧態依然とした教育現場に嫌悪感を抱く一人です。「俺はこうしたんだから、お前たちもこうしろ!」といった根性論が多すぎると思いませんか?この本はあらゆる主張にエビデンスがあり、信頼できるものとなっています。以下参考になった点です。
・結果ではなく過程を褒める
例えばテストでいい点を取った子に対し、「頭がいいのね」と褒める。これは元々の能力を褒めている。もし次回悪い点数を取れば、それは「頭が悪い」という誤ったメッセージを発信することに他ならない。「勉強頑張ったのね」といった過程を具体的に褒めて、やる気を引き出す。
・「勉強しなさい」は絶対にやめろ
一日1時間程度ゲームをしても息抜きとしては問題ない。(ほとんど学習時間は増えない、2時間以上は負の効果)
また単純な「勉強しなさい」等の命令は意味がなく、自身が勉強に参加する等の交流がオススメ
アドラー心理学の「課題の分離」にも通ずる(テスト勉強をする事による利益・不利益は子供のため、他者の境界に踏み込まない。May I help you?といった協力の意志を示すだけでいい)
・行き過ぎた平等は格差を拡大させる
家庭の資金に格差がある中で、全ての子供に同じ教育を行えば格差は拡大する。例えばゆとり教育で貧乏な家庭は土日に子供を放置、裕福な家庭は塾に行かせる等。親の学歴によって子供の学習時間に差が開く。
・結果ではなく過程を褒める
例えばテストでいい点を取った子に対し、「頭がいいのね」と褒める。これは元々の能力を褒めている。もし次回悪い点数を取れば、それは「頭が悪い」という誤ったメッセージを発信することに他ならない。「勉強頑張ったのね」といった過程を具体的に褒めて、やる気を引き出す。
・「勉強しなさい」は絶対にやめろ
一日1時間程度ゲームをしても息抜きとしては問題ない。(ほとんど学習時間は増えない、2時間以上は負の効果)
また単純な「勉強しなさい」等の命令は意味がなく、自身が勉強に参加する等の交流がオススメ
アドラー心理学の「課題の分離」にも通ずる(テスト勉強をする事による利益・不利益は子供のため、他者の境界に踏み込まない。May I help you?といった協力の意志を示すだけでいい)
・行き過ぎた平等は格差を拡大させる
家庭の資金に格差がある中で、全ての子供に同じ教育を行えば格差は拡大する。例えばゆとり教育で貧乏な家庭は土日に子供を放置、裕福な家庭は塾に行かせる等。親の学歴によって子供の学習時間に差が開く。
2020年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鬼面人を驚かすようなことをいいながら、その数ページ後では、「細かく言えば・・・」的な言が続く。羊頭狗肉的パターンが全体を通してみられる。少人数学級がその学力向上に費用が見合わないという研究結果も、日本よりもすでに学級当たりの人員が少ないアメリカの事例であり、横浜市の事例も40人学級が二つに分かれても教育効果はあまりなかった、という調査結果も、既に20人という人員では教育効果が生じない人員レベルということだって言えるのではないか。教員免許は障壁なのか、というテーマについても、「教員免許は必ずしも教員の質を担保できている訳でありません」とくるが、例えば、弁護士でも優秀な弁護士とそうでない弁護士だってあるでしょう、当たり前の話です。「学習塾や予備校の先生になるのに教員免許は必要ないが、優れた方は数多くいられます。」と傍証のように書いていますが、成績を上げればよく生活面といった指導をする必要があまりない塾等の講師と、教員を同一の基準で比べることができるのか?自分の主張に都合のよい結論が導かれている研究事例を集めただけです。この本の趣旨に副うならば、大学の教員についても「博士号は必ずしも教員の質を担保できている訳でありません」という言葉がお似合いです。
2019年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レッツノートを買い替えようと思っていたら、なんと著者が出ていて、この本も映っていたので、興味をもって買いました。最初は、なつぞらのマダムの比嘉さんかと思ってしまいました。。。
さて、他の方々のレビューを読むと、現場を無視しているとか、個々の体験の軽視しているなどのネガティブな意見も散見されます。私は、これ自体はすごーくよく分かりますが、著者が訴えているエビデンスに基づく意思決定というのは、あくまで、教育政策の立案をする政府なり、文部科学省、自治体など公共政策にとっての含意です。小島寛之先生の確率本で書かれている「頻度主義」からの考え方で、個人が生きる上で、ダイレクトに参考になるわけではないことを確認することが大切です。小島先生の「正しい選択」と「合理的な選択」の違いの話が、とっても参考になります。
ですので、個々の家庭における親御さんが、ご自身の子供の教育において、この「学力の経済学」に何かを求めるのは、大きな間違いです。データ分析なり経済学の分析は、あくまで全体的な傾向を大雑把に言っているにすぎません。当然アウトライアーはありますし、そもそも、データで捕捉(キャプチャー)されているものは、関連する概念の一部にすぎません(私はこれを概念誤差とよんでいます。)。これに加えて、測定誤差もあります。
一方、政府の公共政策や、多くの生徒をかかえている、学校の先生や、校長、教育関係者には、ある程度関係があると思います。視点によって意味がちがうことを、著者も含めて、わかりやすく読者に説明することがよいのでは、と思います。というのも、本の中で、個別の著者の友人のケースで、経済学の成果が役に立つとか、教育現場の個々の体験を軽視するように書かれている箇所があります。これは誤解を招く原因でもあり、こうした記述はなかったほうがいいのではと思います。ですので、星ひとつをとって、星4つにしました。
それから、最近流行りのEBPM(エビデンスに基づく政策決定)ですが、実はかなり「限界」のあるものです。
Outcomeとアクション(政策)との因果関係は分かりますが、そのアウトカムが、経済厚生にどう影響するかは分かりません。因果関係はわかっても、その理由、メカニズムは不明です。政策担当者からすると、理由の分からないことを言われても、納得は難しいでしょう。経済理論(意思決定、行動、市場の数学モデル)との接合が切れてしまっているので、そことの接合をどのように担保していくのかが、課題です。それがないと、EBPMに過大な期待をよせるのは、本来の公共政策分析には、まだなっていないことに気づく必要があります。
どちらにしても、著者は大変重要な仕事をされたと思います。
さて、他の方々のレビューを読むと、現場を無視しているとか、個々の体験の軽視しているなどのネガティブな意見も散見されます。私は、これ自体はすごーくよく分かりますが、著者が訴えているエビデンスに基づく意思決定というのは、あくまで、教育政策の立案をする政府なり、文部科学省、自治体など公共政策にとっての含意です。小島寛之先生の確率本で書かれている「頻度主義」からの考え方で、個人が生きる上で、ダイレクトに参考になるわけではないことを確認することが大切です。小島先生の「正しい選択」と「合理的な選択」の違いの話が、とっても参考になります。
ですので、個々の家庭における親御さんが、ご自身の子供の教育において、この「学力の経済学」に何かを求めるのは、大きな間違いです。データ分析なり経済学の分析は、あくまで全体的な傾向を大雑把に言っているにすぎません。当然アウトライアーはありますし、そもそも、データで捕捉(キャプチャー)されているものは、関連する概念の一部にすぎません(私はこれを概念誤差とよんでいます。)。これに加えて、測定誤差もあります。
一方、政府の公共政策や、多くの生徒をかかえている、学校の先生や、校長、教育関係者には、ある程度関係があると思います。視点によって意味がちがうことを、著者も含めて、わかりやすく読者に説明することがよいのでは、と思います。というのも、本の中で、個別の著者の友人のケースで、経済学の成果が役に立つとか、教育現場の個々の体験を軽視するように書かれている箇所があります。これは誤解を招く原因でもあり、こうした記述はなかったほうがいいのではと思います。ですので、星ひとつをとって、星4つにしました。
それから、最近流行りのEBPM(エビデンスに基づく政策決定)ですが、実はかなり「限界」のあるものです。
Outcomeとアクション(政策)との因果関係は分かりますが、そのアウトカムが、経済厚生にどう影響するかは分かりません。因果関係はわかっても、その理由、メカニズムは不明です。政策担当者からすると、理由の分からないことを言われても、納得は難しいでしょう。経済理論(意思決定、行動、市場の数学モデル)との接合が切れてしまっているので、そことの接合をどのように担保していくのかが、課題です。それがないと、EBPMに過大な期待をよせるのは、本来の公共政策分析には、まだなっていないことに気づく必要があります。
どちらにしても、著者は大変重要な仕事をされたと思います。
2019年5月31日に日本でレビュー済み
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米国では統計の手法を用いてどのような教育が効果的であるかが実証的に明らかにされており、筆者によれば、以下のようなことが学術的に明らかになっているとのことである。
・教育投資への収益率は、株や債券などの金融資産への投資よりも高い。最も収益率が高いのが幼児教育。
・テストの成績などのアウトプットではなく、本を読む、宿題をするといったインプットに対してご褒美をあげるのが効果的。
・ご褒美にお金をあげるのも良い。金融教育も同時に行う。
・1日1時間程度のテレビやゲームには、学力に影響なし。
・親が子供の勉強を見ている、勉強する時間を決めて守らせるのは効果が高い。特に同性の親の関わりの効果が高い。
・学力の高い友達の中にいると自分の学力にもプラスになる。
筆者も述べているように、この種の研究が日本で進んでいないのは残念な限りである。
・教育投資への収益率は、株や債券などの金融資産への投資よりも高い。最も収益率が高いのが幼児教育。
・テストの成績などのアウトプットではなく、本を読む、宿題をするといったインプットに対してご褒美をあげるのが効果的。
・ご褒美にお金をあげるのも良い。金融教育も同時に行う。
・1日1時間程度のテレビやゲームには、学力に影響なし。
・親が子供の勉強を見ている、勉強する時間を決めて守らせるのは効果が高い。特に同性の親の関わりの効果が高い。
・学力の高い友達の中にいると自分の学力にもプラスになる。
筆者も述べているように、この種の研究が日本で進んでいないのは残念な限りである。
2018年10月28日に日本でレビュー済み
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本の内容は、エビデンスに基づく納得させられるものでした。
子どもへの対応にも、役立つ充実しています。
しかし、本に傷がつき破れているのはがっかりです。
子どもへの対応にも、役立つ充実しています。
しかし、本に傷がつき破れているのはがっかりです。
本の内容は、エビデンスに基づく納得させられるものでした。
子どもへの対応にも、役立つ充実しています。
しかし、本に傷がつき破れているのはがっかりです。
子どもへの対応にも、役立つ充実しています。
しかし、本に傷がつき破れているのはがっかりです。
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