ノンフィクションの作品を色々見たし、あまり作品にケチをつけないようにしてきたけど、この漫画は残念としか言いようがない。
他のレビューにもある通り、1話目の動物虐待のシーンの表現方法が苛烈すぎて作中で何を言いたいのか読んでいる側が読み取れなくなる。
社会問題を扱っているので、問題を解決する話にする必要はないけど、原作で作中の主役とも言える押川氏が協力しているのだから、押川氏の理念や活動や行動力の凄さなど知りたいことは沢山有ったのに、基本的に描かれている内容は病気の人やその家族の問題行動がメインとして描き上げられてしまっている。押川氏の思いが分かるように一緒に描かれているなら良いのだけど、そのようには見えない。これでは病気の人を勘違いして捉えられるというコメントがあってもおかしくない。
もしかしたら理念が書かれている箇所があったのかもしれないけど、そういう部分が読み取れなくなるほど1話目は残酷すぎる。一応3巻まで拝読したけど(巻数が進むにつれて表現はすこし落ち着いていく気はする)苛烈な表現が頭から離れず何だかよく分からなかった。巻末コメントで「野次馬的に見られては意味がない」というような事が書いてあった気がするけど、それならそうならない表現方法をもっと見つけるべきだったと思う。
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「子供を殺してください」という親たち 1巻: バンチコミックス Kindle版
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家族や周囲の教育圧力に潰れたエリートの息子、酒に溺れて親に刃物を向ける男、母親を奴隷扱いし、ゴミに埋もれて生活する娘…。現代社会の裏側に潜む家族の闇と病理を抉り、その先に光を当てる――!! 様々なメディアで取り上げられた押川剛氏の衝撃のノンフィクションを鬼才・鈴木マサカズ氏の力で完全漫画化!
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2017/8/9
- ファイルサイズ102885 KB
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商品の説明
出版社からのコメント
新潮文庫で話題を呼んだ押川剛氏による衝撃の同書を、鬼才鈴木マサカズ氏が完全漫画化!
実際に現場にも足を運び、その壮絶な有様を見たからこそ描ける描写が随所に!!各メディア掲載の衝撃作、ぜひご覧ください! !
--このテキストは、kindle_edition版に関連付けられています。
実際に現場にも足を運び、その壮絶な有様を見たからこそ描ける描写が随所に!!各メディア掲載の衝撃作、ぜひご覧ください! !
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著者について
原作:押川剛
1968年生まれ。福岡県北九州市出身。専修大学中退。
トキワ警備(現・株式会社トキワ精神保健事務所)を創業後、
“説得"による「精神障害者移送サービス」を日本で初めて創始。
移送後の自立・就労支援にも携わる。
ジャーナリスト・ノンフィクション作家としても活動し、
ドキュメンタリーが多数、放映される。
2015年『「子供を殺してください」という親たち』上梓。
2017年3月『子供の死を祈る親たち』を刊行。
画:鈴木マサカズ
1973年生まれ。静岡県出身。京都精華大学卒業。
「無頼侍」「ラッキーマイン」など執筆作多数。
『ダンダリン一〇一』がTVドラマ化、2016年にはモーニング誌上で『銀座からまる百貨店 お客様相談室』、
漫画ゴラクスペシャル誌上で『町田ほろ酔いめし浪漫 人生の味』、週刊漫画ゴラク誌上で『マトリズム』連載など
硬軟含めた意欲作で活躍中。
--このテキストは、kindle_edition版に関連付けられています。
1968年生まれ。福岡県北九州市出身。専修大学中退。
トキワ警備(現・株式会社トキワ精神保健事務所)を創業後、
“説得"による「精神障害者移送サービス」を日本で初めて創始。
移送後の自立・就労支援にも携わる。
ジャーナリスト・ノンフィクション作家としても活動し、
ドキュメンタリーが多数、放映される。
2015年『「子供を殺してください」という親たち』上梓。
2017年3月『子供の死を祈る親たち』を刊行。
画:鈴木マサカズ
1973年生まれ。静岡県出身。京都精華大学卒業。
「無頼侍」「ラッキーマイン」など執筆作多数。
『ダンダリン一〇一』がTVドラマ化、2016年にはモーニング誌上で『銀座からまる百貨店 お客様相談室』、
漫画ゴラクスペシャル誌上で『町田ほろ酔いめし浪漫 人生の味』、週刊漫画ゴラク誌上で『マトリズム』連載など
硬軟含めた意欲作で活躍中。
--このテキストは、kindle_edition版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B074FXFMC7
- 出版社 : 新潮社 (2017/8/9)
- 発売日 : 2017/8/9
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 102885 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効になっていません。
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 176ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2位ノンフィクションマンガ
- カスタマーレビュー:
著者について
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漫画家。株式会社BLUEDOG代表。
静岡県出身。京都精華大学芸術学部テキスタイルコース卒。
代表作に『ケーキの切れない非行少年たち』『「子供を殺してください」という親たち』 『マトリズム』『ダンダリン一〇一』『無頼侍-ぶらざむらい-』など。
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カスタマーレビュー
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星5つ中の4.2
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年10月23日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
163人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2018年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1巻を読んでる途中で気付きました
押川さんが統合失調症に苦しんでるいた
従業員やその家族に何もしてあげられなかった話しを読んだ時に
私はパニック障害や鬱病の知り合いが
真面目に病院に通わなかったり
治ったと思い込んでるのを見たのに
何も言えなかったので
メンタルヘルスの専門家じゃないから批判されても
目の前の困っている人たちに
どんどん手を差し伸べてる押川さんを凄いと思った
私はずっと犬を飼ってるし猫も好きだけど
殺されたのが犬でもこの漫画を支持します
可愛がっていただろう飼い猫をも殺すような
危険な精神状態を表しているからです
人は何らかのトラウマを持ってますが
突き詰めたら大人から受けたものでしょう
そして大人になったら絵に描いたような
何のトラブルもない家庭なんかない事に気づく
この漫画に描かれてるのは一刻を争うような
深刻な例だけど、うちも危ない
そうならないように努力が必要だと
喝を入れて頂いた
メディアに踊らされてるだけかも知れませんが
最近の全てクリーンであるべき
失敗は許さない
一流のアスリートでも文武両道でなければ
って息が詰まると中高年は言うけど
ずっと前からこう言う窮屈な風潮は在り続けてる
負のサイクルにはまった人たちは
どうやって生きて行けばいいのかな
傍観してるだけだと寂しくて不幸になる
答えは自分で見つけるしかないけど
この漫画のようにどんどん問題提起して欲しい
押川さんが統合失調症に苦しんでるいた
従業員やその家族に何もしてあげられなかった話しを読んだ時に
私はパニック障害や鬱病の知り合いが
真面目に病院に通わなかったり
治ったと思い込んでるのを見たのに
何も言えなかったので
メンタルヘルスの専門家じゃないから批判されても
目の前の困っている人たちに
どんどん手を差し伸べてる押川さんを凄いと思った
私はずっと犬を飼ってるし猫も好きだけど
殺されたのが犬でもこの漫画を支持します
可愛がっていただろう飼い猫をも殺すような
危険な精神状態を表しているからです
人は何らかのトラウマを持ってますが
突き詰めたら大人から受けたものでしょう
そして大人になったら絵に描いたような
何のトラブルもない家庭なんかない事に気づく
この漫画に描かれてるのは一刻を争うような
深刻な例だけど、うちも危ない
そうならないように努力が必要だと
喝を入れて頂いた
メディアに踊らされてるだけかも知れませんが
最近の全てクリーンであるべき
失敗は許さない
一流のアスリートでも文武両道でなければ
って息が詰まると中高年は言うけど
ずっと前からこう言う窮屈な風潮は在り続けてる
負のサイクルにはまった人たちは
どうやって生きて行けばいいのかな
傍観してるだけだと寂しくて不幸になる
答えは自分で見つけるしかないけど
この漫画のようにどんどん問題提起して欲しい
2018年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大学の友達も何人か親に虐待や差別、暴言を吐かれながらも育てられてきた子が多くてそういった子は自分を大切にせずどこかしら雑に自分を扱うことが多い。そしてどこか影のある雰囲気になっていて爆弾を抱えながら自覚がなくていつも生きている。そして、親に恵まれて愛されて育った子はそんな子たちを「嘘つき」や「異常者」呼ばわりして遠巻きにしている。今毒親とかビジネス夫婦とかあるけど、本当に問題だと思う…。そしてそういったことが蔓延してる国に明るい未来はない気がしてる…。
2020年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イジメ、虐待、DV、性犯罪はまだ人目につく方の悲劇で、表に出てこない悲劇がまだこんなところにもあったのかという感想。とても興味深かったし、勉強になった。
本人も、親も、兄弟も、医者も、国も、見ないといけない現実から目を逸らすタイミングがこうやって重なると、ここまで手がつけられなくなるのかというのがなかなか恐ろしい。
面白さとか、解決策を期待して勝手に失望しているレビュアーもいるが、この漫画は純粋に興味のある人や、ただ漫然と生きていては見られない世界に向かって想像力を養いたい方に向けられたものなんじゃないだろうか。
なんでも親のせいにするのは間違ってる!みたいな意見もあったが、そんな簡単な話にはなってない。むしろ主人公は、この期に及んで責任逃れや世間体で頭がいっぱいの人たちに、現実を見るように諭している、という印象だった。
あと一話でネコが殺されるシーンが2ページくらいあって、それが猫好きな人に不評らしいが、そんな細い神経でよくこんなタイトルの漫画読めたな、と思った。そこまでショッキングなシーンとは思えない。彼岸島とか読んでみてほしい。
本人も、親も、兄弟も、医者も、国も、見ないといけない現実から目を逸らすタイミングがこうやって重なると、ここまで手がつけられなくなるのかというのがなかなか恐ろしい。
面白さとか、解決策を期待して勝手に失望しているレビュアーもいるが、この漫画は純粋に興味のある人や、ただ漫然と生きていては見られない世界に向かって想像力を養いたい方に向けられたものなんじゃないだろうか。
なんでも親のせいにするのは間違ってる!みたいな意見もあったが、そんな簡単な話にはなってない。むしろ主人公は、この期に及んで責任逃れや世間体で頭がいっぱいの人たちに、現実を見るように諭している、という印象だった。
あと一話でネコが殺されるシーンが2ページくらいあって、それが猫好きな人に不評らしいが、そんな細い神経でよくこんなタイトルの漫画読めたな、と思った。そこまでショッキングなシーンとは思えない。彼岸島とか読んでみてほしい。
2020年6月29日に日本でレビュー済み
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若い頃読んだら「ホント、親が全部悪いんだよ」と思ったでしょう。
でも思春期の子をもつ親になった今、この作品に出てくる子ではなくて親の立場に立ってしまう。
子育てはいつも正解がない。
失敗しつつも愛情が伝わっていたら、作中の子(と言っても中年もいる)達はここまで酷くならなかったのだろうか?
気質によるものはどうしようもないのだろうか?
彼らは本当に立ち直れるのだろうか?
立ち直った人のパターンを読んでみたい。
でも思春期の子をもつ親になった今、この作品に出てくる子ではなくて親の立場に立ってしまう。
子育てはいつも正解がない。
失敗しつつも愛情が伝わっていたら、作中の子(と言っても中年もいる)達はここまで酷くならなかったのだろうか?
気質によるものはどうしようもないのだろうか?
彼らは本当に立ち直れるのだろうか?
立ち直った人のパターンを読んでみたい。
2018年12月3日に日本でレビュー済み
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ここをよく忘れる人が多い
人外扱いされるからさらにストレスで病状も悪化する
そして両親も欠陥があるから問題が放置され悪化する
結果事件になる
そうなる前に悪循環を断つという漫画の内容は素晴らしいですね
私も私の兄弟も両親もそして、両親の親たちも問題があります
社会から人間扱いされなかったり
社会から弾かれるのがデフォルトで
宗教のようなところとは本当に馴染めない
それでも生きようと必死になっています
それでも上手くいかないことばかりで
嘲笑されることばかりですけどね
人外扱いされるからさらにストレスで病状も悪化する
そして両親も欠陥があるから問題が放置され悪化する
結果事件になる
そうなる前に悪循環を断つという漫画の内容は素晴らしいですね
私も私の兄弟も両親もそして、両親の親たちも問題があります
社会から人間扱いされなかったり
社会から弾かれるのがデフォルトで
宗教のようなところとは本当に馴染めない
それでも生きようと必死になっています
それでも上手くいかないことばかりで
嘲笑されることばかりですけどね
2021年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
冒頭で猫がひどい目にあうシーンが有る。「可愛がっていた飼い猫にこんなしうちをしてしまうほどに心が病んでしまった」ということを表現するだけならそれが情報として読者に伝わりさえすればよく、猫が血を流して弱っている姿をアップで描く必要はない。第1話冒頭で不意打ちのようにこれをみせられるのでゾーニングができていないだけでしかない。露悪的な客引きとしか見ない人も居るだろうが当たり前である。
この漫画はタイトルがこうなので1巻ではどの話も「心の病の原因は家族関係のトラウマからくる」という前提で書かれており、「アルコール中毒の男性の父親が実は過去にDVをやってた」と明らかになるがそれが彼をアルコール中毒にいたらしめた原因であるかは不明だとしか思えない。第1話では主人公による「親への復讐だ」との台詞もあるが、心の病の原因を十把一絡げにくくる非常に雑な思考のようにも思えるし、それを立証するだけの医学的エビデンスがあるようにはみえない。そもそも、この主人公がこころの病にどれだけ通じているのかさえも不明である。
あとがきを読むとこの漫画は原作者の実体験をもとに書かれており主人公が原作者に該当するようだが、その原作者がこころの病を正しくどれだけ理解しているか、数を重ねて見てきたという現場の実態がどの程度、漫画に反映されているのかよくわからないのでなんとも言いようがない。精神疾患を「超・人間的」と言ってるのはどうかと思うが短いセンテンスから作家の思考を分析するのもまた雑な考えなのでよす。
「興味本位や怖いもの見たさで本作を読むのも『悪くはない』」とも言ってるがわるいかどうかはともかく、当事者としては困る。「30人に1人の割合でいる精神疾患を抱えるひとを『危ない』とは思わないだろう」とあるが「危ない」とまではいかずともなんらかの偏見には晒されているというのをその30人に1人として言っておきたいし、心の病に対し最初に「興味本位や怖いもの見たさ」で向き合われるのはいい迷惑である。読者が本書を入り口として正しい知識を獲得していくというのは希望的観測でしかなく、症状が深刻化したケースだけを並べるのにこころの病への偏見を助長するのを危惧する声があるのは当たり前である。
本作における「どうにもならなくなった」状況までいかずとも、長年一緒に生活してきた家族さえもただしく自分の病気を理解してくれないのは身に沁みて実感してるが、そのような関係が深刻化した果てがこの漫画で描かれる状況であるとするなら、その段階で介入した主人公がこころの病の知識も曖昧なまま、家族関係云々という「原因」にまで言及するのは漫画を読む限り如何なものかと思う。「現場の実態」を描くだけにとどめたほうがいいのではないか。
あとがきで書いてるようにメンタルヘルス専門家から批判があるとするなら理由もその辺にあるのかもしれない。何を言われているのかは漫画版だけでは解らないからなんとも言いようもないが。
実際にそれで救われた家族がいるなら素晴らしいことだと思うし、原作者が自分の役割を全うするのは問題ないとしても、作画担当者や編集者はどの程度この問題について学んだんだろうか。原作者あとがきにて前者は「軸のある人」で後者は「元雑誌記者で足で取材した人」だそうだが要するに専門家ではないという事なので、原作者だけでなく作画担当者と編集者のコメントも併記したほうがいいように思われる。電子版では巻末に参考文献が載ってないが、原作者でなくて彼らが連載にさしあたりどれだけ資料を読んだのかも解らないので困る。原作はそうではないのだろうが、漫画とはエンタメである。こころの病はそのままエンタメに直結させて描いていいもんではないのだから。単行本2巻の表紙に至ってはこれだろう。続きを読む気も起きない。
この漫画はタイトルがこうなので1巻ではどの話も「心の病の原因は家族関係のトラウマからくる」という前提で書かれており、「アルコール中毒の男性の父親が実は過去にDVをやってた」と明らかになるがそれが彼をアルコール中毒にいたらしめた原因であるかは不明だとしか思えない。第1話では主人公による「親への復讐だ」との台詞もあるが、心の病の原因を十把一絡げにくくる非常に雑な思考のようにも思えるし、それを立証するだけの医学的エビデンスがあるようにはみえない。そもそも、この主人公がこころの病にどれだけ通じているのかさえも不明である。
あとがきを読むとこの漫画は原作者の実体験をもとに書かれており主人公が原作者に該当するようだが、その原作者がこころの病を正しくどれだけ理解しているか、数を重ねて見てきたという現場の実態がどの程度、漫画に反映されているのかよくわからないのでなんとも言いようがない。精神疾患を「超・人間的」と言ってるのはどうかと思うが短いセンテンスから作家の思考を分析するのもまた雑な考えなのでよす。
「興味本位や怖いもの見たさで本作を読むのも『悪くはない』」とも言ってるがわるいかどうかはともかく、当事者としては困る。「30人に1人の割合でいる精神疾患を抱えるひとを『危ない』とは思わないだろう」とあるが「危ない」とまではいかずともなんらかの偏見には晒されているというのをその30人に1人として言っておきたいし、心の病に対し最初に「興味本位や怖いもの見たさ」で向き合われるのはいい迷惑である。読者が本書を入り口として正しい知識を獲得していくというのは希望的観測でしかなく、症状が深刻化したケースだけを並べるのにこころの病への偏見を助長するのを危惧する声があるのは当たり前である。
本作における「どうにもならなくなった」状況までいかずとも、長年一緒に生活してきた家族さえもただしく自分の病気を理解してくれないのは身に沁みて実感してるが、そのような関係が深刻化した果てがこの漫画で描かれる状況であるとするなら、その段階で介入した主人公がこころの病の知識も曖昧なまま、家族関係云々という「原因」にまで言及するのは漫画を読む限り如何なものかと思う。「現場の実態」を描くだけにとどめたほうがいいのではないか。
あとがきで書いてるようにメンタルヘルス専門家から批判があるとするなら理由もその辺にあるのかもしれない。何を言われているのかは漫画版だけでは解らないからなんとも言いようもないが。
実際にそれで救われた家族がいるなら素晴らしいことだと思うし、原作者が自分の役割を全うするのは問題ないとしても、作画担当者や編集者はどの程度この問題について学んだんだろうか。原作者あとがきにて前者は「軸のある人」で後者は「元雑誌記者で足で取材した人」だそうだが要するに専門家ではないという事なので、原作者だけでなく作画担当者と編集者のコメントも併記したほうがいいように思われる。電子版では巻末に参考文献が載ってないが、原作者でなくて彼らが連載にさしあたりどれだけ資料を読んだのかも解らないので困る。原作はそうではないのだろうが、漫画とはエンタメである。こころの病はそのままエンタメに直結させて描いていいもんではないのだから。単行本2巻の表紙に至ってはこれだろう。続きを読む気も起きない。
2018年12月7日に日本でレビュー済み
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押川氏の名前は前から知っていてドキュメントなどでテレビや動画で見ていた。改めてこれを読んだ時は戦慄が走った。現在日本での精神疾患患者数は約400万人と言われている。私も重度うつ病でイライラしたり何かに八つ当たりする事もあるし、2018年2月にはうつ病が重度化して自殺企図に陥り(それ以前に既にうつ病で薬は飲んでいたが、頓服も効かなかった)、任意入院した。試し読みしたがこれはコミックでは無くドキュメントである。退院後は定期的に通院して薬を飲み続けている。これは精神疾患になった人で無いと誰も分かってくれないと思う。ちなみに任意入院したのは本当に自分の命が危険と感じたからである。この本を読んで少しでも精神疾患患者の本性を見てくれれば良いと切に願う。





