ISOはマネジメントシステムへの「依存者」を増やすような状況だと思った。認証というお墨付きは確かに利害関係者に安心を与えるだろう。しかしそれでも不祥事を防げないのであれば、しょせんマネジメントシステムという看板にすがる依存者と同じことである。
ではISOは使えないのか。
私は、ISOはまだ「発展途上」なのではないかと考える。これだけ世界に普及してしまったのだから、もやはなくなることはないというのが大きな理由だ。
だから、あと20年か30年すれば、問題はかなり是正されるだろう。あと四半世紀か半世紀になるか、その間、無駄なコストと人員を割くのは長い目で見れば悪い話じゃないと思っている。もしISOがなければないで、我々は他の安易な手法やシステムに食いつき、依存するに違いない。
どうせ不祥事なんてなくならないし、不祥事が減ったように感じるとすれば、それは単に「カモフラージュ」の技術があがったということである。それほど我々の社会とは、「知的欺瞞」に満ちているものなのである。
一般書で役立つISO本は現状ではこの本のみと言ってよい。
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