前著『
シュガー社員が会社を溶かす
』においてそうした社員への対策が無いとの指摘を受け書かれた続編。
本書においてはこうした問題社員の具体例が豊富なのはもちろん、
そうした社員への対策、見抜き方が具体的に描かれており、参考になる部分もある。
しかし、やや表面的にすぎる気もする。人間の本性を見抜くテクニックなどそう無いのは分かるが、
本書においての見抜き方は「そりゃ当たり前だろ」とでも感じるものが多かったのだ。
例えば「スーツを着用していない写真」「具体的な質問をすると不快感を示す」「面接中友達言葉になる」etc...。
こんなことは新卒就活生でもやらないようなタブーである。
それを中途でやるような人間なら、シュガー社員であるかどうか以前に、私なら採用しない。取引もしない。
また逆に「一人暮らしで繁華街の近くに住んでいる」というのもあったが、そんなことで人間性まで判断されてはたまらないと思う。
確かに豊富な例は提示されており、中には「なるほど」と思わせる部分は多かった。
中小企業など、良質な人材がなかなか集まらない場合には本書の例を参考にして
「せめてシュガー社員は入社させないようにする」とかは出来るかもしれない。
なお、後半の「シュガー社員に変身させない人材マネジメント」は秀逸であったと評価したい。
全体の評価としては☆三つといったところか。
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