生まれる病院で発達障害は5倍違う

「先生の病院で生まれた子に発達障害児がいない」--
関係者から聞かされた一言に著者である久保田医師は驚かされた。そしてあるデータを目にする。
福岡市立のある3施設で集計された統計データによると25年前に比べ発達障害児は20倍以上に増加していた。さらに生まれる病院によって発達障害児の発生率が5倍違ったことがわかった。その原因の一因は国が推奨してきた「カンガルーケア」と「完全母乳」にあると久保田医師は指摘する。実際、「カンガルーケア」と「完全母乳」が推奨されるようになった年と発達障害児が急増する年は一致していた。
「久保田産婦人科麻酔科医院」の開業から30年間、1万5000人を超える赤ちゃんを取り上げ、出産のゴッドハンドと言われる久保田医師が、現代の誤った出産常識を変えるために意を決して訴える警世の書である。

本の長さ

238ページ
言語:

日本語
出版社

小学館
発売日

2014/11/10
ISBN-10

4093798672
ISBN-13

978-4093798679
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商品の説明

内容（「BOOK」データベースより）

生まれる病院で発達障害は5倍違った!2万人の赤ちゃんを取り上げた出産のゴッドハンドが意を決して訴える「間違いだらけの現代のお産」

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

久保田/史郎
久保田産婦人科麻酔科医院院長。医学博士/日本産婦人科学会専門医/麻酔科標榜医。1945年、佐賀県生まれ。70年、東邦大学医学部卒業後、九州大学医学部・麻酔科学教室、同大学・産婦人科学教室を経て、福岡赤十字病院・産婦人科に勤務、83年、久保田産婦人科麻酔科医院を開業、現在に至る。産科医として約2万人の赤ちゃんを取り上げ、その臨床データをもとに麻酔医の視点から、より安全な新生児管理法として久保田式の「温めるケア」を確立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

出版社 : 小学館 (2014/11/10)
発売日 : 2014/11/10
言語: : 日本語
単行本 : 238ページ
ISBN-10 : 4093798672
ISBN-13 : 978-4093798679

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匿名

タイトルは衝撃的ですが…

2017年10月25日に日本でレビュー済み

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産院でカンガルーケアを勧められたので、メリットだけでなくデメリットも知っておこうと思いこちらを購入しました。
結果として納得した上でカンガルーケアを行えました。タイトルは衝撃的ですが、完全母乳とカンガルーケアのメリットも踏まえた上で、それらに固執しすぎることの危険性を訴えているという点では、この本に出会えてよかったと思います(*'꒳`*)
うちの子も今でこそ完全母乳ですが、はじめは上手く飲んでくれませんでした。でもこの本のおかげで、「はじめは出ないらしいから、無理せず粉ミルク足そう〜。」と気持ちに余裕を持って母乳育児に取り組むことができました。
母には「一度粉ミルク足すと、ずっと混合になっちゃうよ！！」と言われたのですが。笑

この本を盲信してはダメだと思いますが、自分を追い詰めないためにも、これから初めての出産を控えたお母さん達にぜひ読んで欲しい本です٩(❛ᴗ❛)۶

17人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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鮎写

出産前に必要は知識

2019年2月28日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

出産前に読んでおいた方がいいと思います。
すべて医者や助産師にまかせるのは、親として何か起こったときに後悔します。
本の内容は、わかりやすく赤ちゃんの仕組みを解説してくれて、いかにいいかげんな管理をしている病院があるかを、問題提起しています。
本が書かれたのは少し前なので、今はもう少し改善されていると信じたいです。

9人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

cematin

発達障害と母乳の関係に仰天

2018年3月23日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

完全母乳にこだわっていたので、タイトルが気になり購入。
完全母乳にこだわるあまり、生まれてすぐに栄養不足になり、発達障害の原因になっているのではないかという。
かなり際どい話だと思ったが、データに基づいて論じているので一見の価値あり。
母親神話に惑わされてはいけないと考えさせられた。

12人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

Amazonカスタマー

妊婦検診や出産が、なぜ、保険外なのかという疑問が晴れました。そして、医療行為そのものだろうと強く思います。

2016年10月15日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

　私は３人の娘を持つ父親です。末娘は３歳半になり、３人ともすべて違う病院で産まれました。
この本を読むまで、私も「出来る限り母乳が良いだろう」と考えているのですが、
職業上、現代社会の「食物」や「食品」から摂取できる栄養素や、生活環境（仕事環境）から
考えても、母乳に充分な栄養が含まれているのかと言うことに関しては、疑問を持っていました。

　しかし、無痛分娩（麻酔による出産）には、知識も乏しく「産みの苦しみ」という美辞麗句の
影響から、反対派でしたし、カンガルーケア（早期母子接触）については、微笑ましいと感じ、
なぜ、すぐに保育器に入れたり、新生児室で預かられるのかに反発を覚えていました。

　長女の場合は、妻がカンガルーケアしているところには立ち会えませんでしたので、
実際に行われたのかは分かりませんが、ミルクの時間以外は新生児室で管理されていて、
ショーケースに並べられるような娘にちょっと歯がゆさがありました。

次女は産婆さんのところで出産でしたので、カーテン越しに妻のガンバリを
興奮して眠れない長女を抱きながら見守った（聞き守った？）覚えがあります。
ここは、母子同室で幸い、私も次女の初めての便を観ることができ感動した事を覚えています。

３女のときは、カンガルーケアを数分間行っており、記念撮影まで出来ました。

もちろん、娘達の出産にはそれぞれの感動があり、それぞれの想いがあります。
長女のときは妻の母乳が出難かった事もあり、完全人工乳で育ちました。
そう言った意味では、そこの産婦人科が完全母乳妄信医院でなかった事に感謝します。

次女も三女も極端な母乳信者や母乳否定派の医院で産まれたわけではないので、
元気に育っているのですが、本書を読んでいくと「こだわりの強い【良い病院と評価された】病院」や
高級な産婦人科ほど、誤解が多い現場があるのではないかと感じました。

ーーーーー

本書のネタバレは避けたいので、多少唐突なレビューになりますが、
妊婦検診や出産は「医療費」に勘定されないために研究や調査が進んでいないという内容と、
そこから、先生自身が調査に乗り出し新生児疾病リスクの数々を解明されて来ているところに
凄く感動を覚えます。

国も「医療費の高騰」や「少子化対策」と言っているのなら
妊婦検診データの研究や新生児のデータ研究をもっと勧めるべきだと思います。

「昔は美徳」のような考え方から
「昔は、こうやって産んだ」とか「昔にはミルクなんかなかった」でも、頑丈な子供が育ったと
美しく物語られていますが、おそらくその反面、死産も多かったのではないかと思いますし、
小さくしてなくなるお子さんも多かったように思います。

　それこそ、当時の食材から得られる栄養素や働き方と食生活が生活要因が
根本的に異なり、生活習慣病なんて言葉すら存在しなかった時代と、
現代のように子供の頃から生活習慣病を抱える子供がいる時代を比べる事自体がナンセンスだと思います。

そう言った意味でも、本書は、そういった「昔は良かった」的な感覚にくさびを打ち込んでくれる良著で、
母子共々の健康と健やかな成長を願う親御さんや周りの方々にご一読頂きたい本だと思います。

もちろん、妊婦さんやこれからお子さんを授かりたいと願っている方にもお読み頂きたいです。
しかし、子育て中のママさんやパパさんには少し、刺激が強いかもしれません。

ただ、「何かおかしい？」とお子さんの成長や産科の対応に感じるところがあるようでしたら、
一読する事をお勧めします。

★を１つ減らしている理由は、同様の研究をされている同士や
先生のお弟子さんの産婦人科さんなどの話しがあると、
もっと安心できる読者のからが増えるのではないかと思いました、

幸い、私は福岡なので、娘達がそう言った時期に差し掛かったのなら、
本著を一読させ、産科選びの参考にしてもらいたいと考えています。

拙いレビュー失礼しました。

26人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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Amazon カスタマー

この病院で産みました

2016年12月17日に日本でレビュー済み

カンガルーケアなどはよくわかりませんでしたが、完全母乳にこだわるのは悪だとはっきり思いました。
体重が減った赤ちゃんに対し「赤ちゃんはお弁当を持って生まれてくるから」などど言えるのは
人は栄養失調ですぐに死なないから言えることです。
体重が減るというのは栄養失調です。
死なないことと、安全が保たれることは別の話だと思います。

ちなみに、必ず授乳のあとにミルクを足すように指導されましたが、一か月検診後は完全母乳でいけました。
妊婦さんに必ず読んでもらいたい一冊です。
その後に方向を選択したら良いと思います。

20人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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快眠太郎

聖域へ踏み込む本が出たのかな

2014年11月12日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

まず、なぜ☆4なのかとしては、正解が現時点で出ない分野だと思い、
盲信するのもどうかなというところで、1つ少なくです。
そして、本の中身はそんなに触れませんのであしからず。

我が家にも待望の第一子が産まれまして、日々子育て奮闘しているわけです。
産後入院中の病院では、なかなか糖水もミルクも足してくれず、
何度も乳首をくわえさせ吸わせた後にすぐに泣く子。
どうしたら良いのかわからず涙を流す妻を目撃した看護師によって、
ようやくミルクを足してもらえたとのこと。

「混合になってもいいの？」と、完母は正義、混合育児は悪のごとく
ミルクを避けさせようとする別の看護師。
そんなこんなで、退院後にまた一時子供のひきつけによる入院騒ぎもあり、
意を決して混合育児をする妻。

その後、わりと順調に育児をしてきたなかで生後4か月経ち、ある日Amazonのおすすめで
「こんな本出ますよ」という宣伝を見てまず表題に「え？なに？どういうこと?!」です。
私が仕事中に発見し、結局そのまま予約注文して今日我が家に届いたわけですが・・・

先に言ってはおいたものの、自分が帰宅する前に届いた本を読んだ妻は、
自己嫌悪と子供の発達状況に不安がかなり高まったようで、
ものすごく気が沈んでいました。

何が正解かわからない中で、こういう本はお母さんに刺激が強いのは確かです。
産前に購入してなければ、ちょっと買うタイミング難しいですね。
特に、母乳が足りてるのか不安な中でボロボロになりながらも
完母で頑張ったママが読んだら、人によっては発狂するかもです。
この本が売れた分だけ、全国の産婦人科には問い合わせの電話が増えるのではと思います。

病院や自治体等々からもらう本や○○クラブも、「成長には個人差があり、
絶対にこの時期はこうなると言い切れない全ては目安」という表現をしながらも、出産後に関して
なぜWHOや厚労省は完母やカンガルーケアについて、確立されたことのように推奨するのか。
そして、病院による「方針」という名のもとに、なぜ根拠もなく産後間もない母子を
放置するようなことが起きるのか。
怖い話だが、多くの産婦人科で今この時も続く現実。

「へぇそうなの？」ではなく、自分たちも経験していたことであり、
我が子を危険にさらしたのでは？という後悔と、
もし第2子が、という時には迷わず
「うちはこの考えでいますので！」という覚悟を考えさせてくれる。
賛否両論あっても、流れではなく自分はどうなのか？を気づかせてくれる
そんな本かな思います。

もちろん、この本が主流派と対極の立場を取ってるとすれば、
いきなりこの本になびくのも考えもので、
「結局、自分たちはどうしようかね」と考える位置につくための材料として
うまく使えれば、良い買い物となるのではないでしょうか。
ほめたんだか下げたんだかわかりませんが、
ようは「右向け右」の状況に一石を投じたのは確実です。
そして、売れたらテレビのネタとして使われるのも確実だと思います。

我が子よすくすく育て！

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「カンガルーケア」と「完全母乳」で赤ちゃんが危ない (日本語) 単行本 – 2014/11/10

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