「ひとり」の哲学 (新潮選書) (日本語) 単行本 – 2016/10/27
山折 哲雄
(著)
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本の長さ237ページ
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言語日本語
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出版社新潮社
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発売日2016/10/27
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ISBN-104106037939
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ISBN-13978-4106037931
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
現代人よ、「孤独」をそんなに悪者にするな!「独居老人」「孤独死」など、まるで「ひとり」が社会悪であるかのように世間は言う。が、人は所詮、ひとりで生まれ、ひとりで死ぬ。「孤独」と向き合うことで、より豊かな生を得ることができるのだ。親鸞、道元、日蓮、一遍ら、先達の生き様を振り返り、日本思想の源流ともいえる「ひとりの覚悟」に光を当てる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山折/哲雄
宗教学者、評論家。1931(昭和6)年、サンフランシスコ生まれ。1954年、東北大学インド哲学科卒業。国際日本文化研究センター名誉教授(元所長)、国立歴史民俗博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
宗教学者、評論家。1931(昭和6)年、サンフランシスコ生まれ。1954年、東北大学インド哲学科卒業。国際日本文化研究センター名誉教授(元所長)、国立歴史民俗博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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いわゆる孤独本の一つだが、概して余裕のある著者が孤独生活を楽しむ境遇を書くものが多い。本書もこの類である。書名に著者の本音が見えている。「哲学」とは! 要するに先人の思想を受け容れでもしなければ孤独などは本来受け入れがたい辛いものという前提があるらしい。帯文の「孤独でなぜ悪い」も開き直りである。辛いものをあたしゃ克服しましたよと言いたいのなら、その極意を率直に書けばいいものを、この著者はかなりいじけた性格らしい。孤独を楽しめる境遇は実は他人の支援があってこそ成り立つものである。逆説めくが、一人で孤独などになれないでしょう。老いるにつれて身体ままならぬばかりでなく、精神もまた弱くなり弱気臆病も出てくる。それに備えるための哲学なら読む価値ありだが、やせ我慢を正当化するための受け売りなら、親鸞も日蓮も迷惑だろう。
宗教人の言葉、生き方から学ぶことは間違いではない。しかし、それは個々人と先人との書物を通じての対話であり、それぞれが納得しなければ空疎になる。受け売りでとってつけた哲学などは土壇場で剥がれ落ちる。
宗教人の言葉、生き方から学ぶことは間違いではない。しかし、それは個々人と先人との書物を通じての対話であり、それぞれが納得しなければ空疎になる。受け売りでとってつけた哲学などは土壇場で剥がれ落ちる。
2018年4月14日に日本でレビュー済み
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著者は名の通った宗教哲学者、しかも大きな社会問題になっている高齢化にまつわる諸問題、独居老人の増える社会などなどが噴出している今の時代、そのような折、本書のタイトルが「ひとり」の哲学と銘打っており、多少読みにくくとも骨のある論理の展開を大いに期待して購入いたしました。
しかし、期待に反して、この書の構成/流れが単なる旅行記、ないしは、旅行エッセイという構成に基づいた論理の展開に失望しました。 章立てが、親鸞に始まり、道元、日蓮、法然、一遍・・・・と、将に一時期の日本で宗教上の基軸を創始した偉大な宗教指導者の名が挙がってはいるものの、本書で言及されている点は、偉大な宗教指導者のゆかりの寺などを巡った旅行エッセイという形式で成り立っている著作に感じました。
時折、偉大な指導者の深奥の考えに言及はするものの、断片的な言及に過ぎず、我々浅学非才な庶民にとっては、断片の言及では一層分かりにくい内容に思われました。 つまり、わかりにくい記述だが、骨ある内容とは思えませんでした。
新潮選書というこのシリースの中には、大変読みにくい内容で、しかも、一般読者の理解などそっちのけで、読者への迎合などほとんど感じられないような書きぶりだが、しかし、著者の強い思いについて渾身の筆をこめて著した著作に私は巡り合ってきましたので、この著作もそういう読みにくさを覚悟しても、骨のある議論を期待しておりました。
とはいうものの、本書の最後の方、第4章で偉大な宗教指導者達の思想の流れを総括した記述がありましたが、斯様な解説は、著者の深い英知と洞察が感じられて、とても参考になりました。
本書の重要なテーマである「ひとりの哲学」ということについては、なんだか時代の流行を意識した、時流に迎合したテーマのような感じがして、著者の述べたい論点とは少々異なっているような気が致しました。 言うなれば、出版社の側が営業上の都合で、こういうネーミングを著者に課したのではないでしょうか。 親鸞のひとり、道元のひとり、日蓮のひとり、・・・・・という具合に、無理やり「ひとり」という言葉を押し込んだ、という印象がしてなりません。
日本の仏教思想の基軸を作り上げた偉大な仏教指導者達が、平安から鎌倉期の一時期に集中して輩出した、という時代の不思議さに関して、そして、これらの多くの指導者たちの一連の考え/流れを解説していただくことに集中した方が、著者の思いをふんだんに著わせたのではないでしょうか。 単なる旅行エッセイという形式をとったことが、骨のある議論から外れてしまい、本書/著者の狙いを曖昧にしてしまったような気が致しますが、いかがでしょう。
しばらく時を置いて、再度読み返してみることにいたしましょう。
しかし、期待に反して、この書の構成/流れが単なる旅行記、ないしは、旅行エッセイという構成に基づいた論理の展開に失望しました。 章立てが、親鸞に始まり、道元、日蓮、法然、一遍・・・・と、将に一時期の日本で宗教上の基軸を創始した偉大な宗教指導者の名が挙がってはいるものの、本書で言及されている点は、偉大な宗教指導者のゆかりの寺などを巡った旅行エッセイという形式で成り立っている著作に感じました。
時折、偉大な指導者の深奥の考えに言及はするものの、断片的な言及に過ぎず、我々浅学非才な庶民にとっては、断片の言及では一層分かりにくい内容に思われました。 つまり、わかりにくい記述だが、骨ある内容とは思えませんでした。
新潮選書というこのシリースの中には、大変読みにくい内容で、しかも、一般読者の理解などそっちのけで、読者への迎合などほとんど感じられないような書きぶりだが、しかし、著者の強い思いについて渾身の筆をこめて著した著作に私は巡り合ってきましたので、この著作もそういう読みにくさを覚悟しても、骨のある議論を期待しておりました。
とはいうものの、本書の最後の方、第4章で偉大な宗教指導者達の思想の流れを総括した記述がありましたが、斯様な解説は、著者の深い英知と洞察が感じられて、とても参考になりました。
本書の重要なテーマである「ひとりの哲学」ということについては、なんだか時代の流行を意識した、時流に迎合したテーマのような感じがして、著者の述べたい論点とは少々異なっているような気が致しました。 言うなれば、出版社の側が営業上の都合で、こういうネーミングを著者に課したのではないでしょうか。 親鸞のひとり、道元のひとり、日蓮のひとり、・・・・・という具合に、無理やり「ひとり」という言葉を押し込んだ、という印象がしてなりません。
日本の仏教思想の基軸を作り上げた偉大な仏教指導者達が、平安から鎌倉期の一時期に集中して輩出した、という時代の不思議さに関して、そして、これらの多くの指導者たちの一連の考え/流れを解説していただくことに集中した方が、著者の思いをふんだんに著わせたのではないでしょうか。 単なる旅行エッセイという形式をとったことが、骨のある議論から外れてしまい、本書/著者の狙いを曖昧にしてしまったような気が致しますが、いかがでしょう。
しばらく時を置いて、再度読み返してみることにいたしましょう。
2016年11月19日に日本でレビュー済み
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酷評故に天邪鬼は読みたくなった
どこが支離滅裂やねん めっちゃ面白いよ
だから何年か前の「ひとり」も読みたくなって注文した
重複してるかと思ったが まだ目次だけだが 全くそんなことはなさそう
酷評された方は きっと孤独の痛みを解消を期待されたのでがっかりなさったんでしょうね
そろそろそんな「個」の世界から脱出して こちら側にこないか そんな窒息しそうな「個」の壁を突き破って
もっと広々した「ひとり」の空間に飛び出してこないかーーー山折哲雄さんのひとり哲学の中の言葉
どこが支離滅裂やねん めっちゃ面白いよ
だから何年か前の「ひとり」も読みたくなって注文した
重複してるかと思ったが まだ目次だけだが 全くそんなことはなさそう
酷評された方は きっと孤独の痛みを解消を期待されたのでがっかりなさったんでしょうね
そろそろそんな「個」の世界から脱出して こちら側にこないか そんな窒息しそうな「個」の壁を突き破って
もっと広々した「ひとり」の空間に飛び出してこないかーーー山折哲雄さんのひとり哲学の中の言葉