内容(「BOOK」データベースより)
一人の精神分析家が他人の人生に参加し、観察し、記録し、考え、生きるということはどういうことか。本書は、精神分析を創始したフロイト自身が遺した「ねずみ男」と呼ばれる唯一の分析記録の完全訳である。その稀有な治療記録からわれわれは何を学ぶべきか、またいま精神分析を学ぶ初心者がテキストとしても活用できるよう、最前線のフロイト研究者による技法論的検討を解説および訳注で充実した、まさに精神分析の醍醐味を伝える一冊。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
北山/修
1946年生れ。1972年、京都府立医科大学卒業。札幌医科大学内科研修生を経て、ロンドンのモーズレイ病院およびロンドン大学精神医学研究所で卒後研修。帰国後、北山医院(現南青山心理相談室)院長。1991年より九州大学教育学部カウンセリング講座助教授、1994年同教授。2000年より九州大学大学院人間環境学研究院教授、2001年より同大学院医学研究院教授を兼任。国際精神分析協会正会員、日本精神分析学会会長、日本語臨床研究会事務局長。専門は精神分析学
高橋/義人
1954年生れ。哲学・思想史専攻。現在、東京外国語大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)