例年発行されている引退して、かつあまり話題にならない馬たちを追いかけたものですが、今回は1頭1頭に割かれているページ数がやや多めであり、内容は充実しています。とはいえ、流星社なので重厚かつディープな取材というよりは、ひとつの馬をそこで聞いたエピソードをそれなりに豊富に、いつもよりは長めの文章を提供してくれている感じでまとめています。
その分頭数が少なく、またガイドではないので、そこそこ思い入れのある馬がのっていなければ結構つらいかもしれません。もちろん、そのためにオグリキャップのような人気のある馬も出ていますが、馬よりはサポーターズクラブという周辺が中心になっており、馬ファンにはやや物足りないかもしれません。ですので、出版社のページを参照して、あらかじめどのような馬が出ているかを見てから買うことを強くお勧めします。
あと、特徴としては、ページの切れ目はあるものの、見開きの写真が多いです。モノクロでよければ馬の写真は豊富にありますので、その点は非常にメリットがあるかと思います。
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