ギリシア・ローマにとっては、蛮族である異民族との戦いは絶対的に正しい戦いだけど
身内での勢力争いとしての内戦は非名誉というか扱いあぐねる問題だったようだ
ローマ人の物語でも外の敵が片付いた先に社会矛盾が噴出したって感じだった
ローマにとってはスッラやカエサルが行った内戦では
金持ちが雇う私兵ではなく、将軍が指揮する正規の軍隊同士の戦いだった
こうなってくると対外的な戦争と同じ手段を内向きに使うという問題が出てくる
さらに近代になると勝てば官軍負ければ反乱の革命の扱いや
アメリカの南北戦争において反乱・犯罪としてあつかうか戦時国際法的な枠組みにするか、という問題も出てきた
近年の人道的危機に繋がる紛争もアフリカ諸国やシリアのように内戦ばかりだし
グルジア危機やウクライナ危機やアルメニアVSアゼルバイジャンもソ連の内戦ってとこもあるしね
光栄ゲーとか歴史ゲー全般で長く続いてるのは信長の野望と三国志で
民族同士・国家同士が戦う歴史ゲーは文明同士の戦いや近代戦以降だ
日中では対外的な戦争はほとんどなくて、内戦ばかりだけど
相互に文化の基盤が共通してる勢力同士の戦いで英雄譚が残るわけで
内戦をどう論じるか、という苦悩は発生してないんだよな
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