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6 of 6 people found the following review helpful:
欲望史観による近代日本女性史
本書は、進歩史観でも抑圧史観でもない、著者言うところの欲望史観による近代日本女性史であるが、この観点は新鮮である。
特に、日支事変から大東亜戦争へと至る時代で、女性が何を感じ、どういう行動を起こしたかを明らかにしていくことにより、社会のダイナミズムがどのようにして生まれていくかを鮮やかにに描き出しているのが見事である。軍国主義者のみにより戦争が遂行されたのではないことが、誰にでも理解できるだろう。
様々な観点からの欲望史観による著作が、もっと出てくることを望む。
Published 23 months ago by 江口哲学
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7 of 8 people found the following review helpful:
昔も今も考えることは同じ?
この100年、女性の思考と行動パターンが変わっていないという点を比較により見せるところが面白い。平塚らいてうらの女性解放運動/70年代以降のフェミニズム、貧困からの脱出/平凡で単調な生活からの脱出など。昔の人というと勤勉・実直・エライと思いがちだが、それを個人の欲求(出世)という視点から読み替えているところも新鮮。...
Published on 2004/12/18
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6 of 6 people found the following review helpful:
女性史入門, 2004/11/5
女性史はもちろん、社会学についても何の知識もなかった頃に読みました。 日ごろ自分が「何かわからないけれど何かがおかしい」と感じていた疑問について、掘り下げている学問が存在する、ということに安心感を覚えた思い出があります。 この本を入り口に、専門書に移ってゆくには持って来いなのではないでしょうか。 斎藤美奈子節炸裂で、ふんふん読めてしまいます。
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4 of 5 people found the following review helpful:
一気に読める「民俗学」, 2003/12/20
つまらない作家が書いたら、とことんつまらない題材なのでしょうが、斎藤美奈子が書くとやっぱり面白いです。ここで言う「モダンガール」とは、「新しがり屋で前向きで上昇志向の強い」女性のことを指します。このモダンガールが、戦前、戦後を通じてどう生きてきたかが、過去の雑誌、文献を丹念に紐解くことで映し出されます。よって、内容はまるで「民俗学」のようです。単行本の派手な表紙よりは、こちらの文庫本の方が内容に合っていると思います。
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3 of 5 people found the following review helpful:
いつの世も婦女子なんて…, 2003/5/12
斉藤美奈子の本を読むのははじめてだったけど、なかなかおもしろかった。昔の女性誌に掲載された、その当時の女学生やら主婦やらOLやらの生の声を拾っているのもおもしろいし(「生」といっても雑誌に載ってる時点で編集を施されてしまっているものだけれど)、それに対する著者のコメントもおもしろい。婦女子の考えることやおじさまたちとの闘いなんて、今にはじまったことじゃないのよ、百年前と何も変わってないのよ、何も目新しいことないのよ、てな視点が愉快。
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3 of 8 people found the following review helpful:
モダンガール=ギャル, 2003/1/6
昔は良かった、とばかりいうひとのことは余り信用できません。豊かさが多くの人に広がったことは確かだし。「女の子の出世の道」を選べる人も百年前よりずっと増えているはず(多分)。その豊かさをすべて否定するひと(既得権の多いオヤジとかで)は今も昔も変わらずたくさんいるのです。
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8 of 16 people found the following review helpful:
っていうか。, 2002/10/25
欲望主観で書かれた女の子の100年間。 汚いものより綺麗なほうが好きだし、お金はあるほうが嬉しいし、頭悪いやつって言われたくないし、どーせならいっそ拝まれる位、偉くなってみて損はない。そうだよ、誰だってそーじゃんか!あたりまえじゃん! って、言えなかった、もしくは言ったって相手にもされてくれなかった女の子たちのお話です。 なぜ昔の偉い人たちの伝記には、男の子が女の子より多かったのでしょう?それは女の子がおバカさんだったから?男の子より体力がなかったから?なぜでしょう? そんなことはないんです。 未だに押さえつけられている気がしてならない方、宜しければ手始めにどうぞ。
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13 of 24 people found the following review helpful:
教科書のような。。。, 2001/9/22
女の子には出世の道が二つある、というテーマに惹かれて読んだが、そのテーマとは微妙にかけ離れているようなきがして残念でした。 装丁はポップで文章も読みやすかったのですが、内容は「民俗学」の教科書を読んでいるようでした。 しかし、大正→昭和にかけての「女性」の文化を知る上では役に立ったと思います。
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14 of 18 people found the following review helpful:
そして夢がなくなった..., 2001/8/4
明治時代から現代までの女性誌から集めた出世観の変遷をまとめてある。職業婦人から専業主婦まで、はじめは上流階級の生活スタイルで憧れの対象だったものが、大衆化してつまらない職業に変わっていく過程が繰り返されてきたことが判る。同時に、主婦の退屈さといったような問題も上流階級の贅沢な悩みとして省みられなかっただけで、明治時代から存在していた事がわかった。新しい問題は突然姿をあらわすわけではないのだ。 この本は、とても面白く読みやすい。
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物は言いよう by 斎藤 美奈子 (単行本 - 2004/11/10)
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