カスタマーレビュー

3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 2チャンネル再生に乾杯, 2006/10/7
レビュー対象商品: 柴田南雄 : 合唱のためのシアターピース (CD)
  日本盤ながら超優秀録音(もちろん外盤はないけれども)。

  柴田南雄氏は現代音楽の重鎮(故人)であり、また1970年ころにすでに、ベートーベンの交響曲を少人数でピリオド楽器で演奏することを高く評価していた。つまり、サウンドに敏感な数少ない音楽家のひとりである。その人の曲は、めくるめく広大な音場に、極小の音像が粒だつ。音はどの曲も一級品だ。
  作品としてもっとも楽しめるのは1枚目の北越戯譜で、舞台袖からこどもたちが足音をたてながら舞台上に駆け込んできて、まりつきをはじめる。初めはバラバラのつきかたをしている毬の音が、かぞえ歌のような歌詞にあわせてしばらく突くうちに、ある瞬間に全員の音のそろうまでが圧巻。舞台で毬の跳ねる音の質感がそれぞれちがうので、こどもの身長によって毬の跳ね上がる高さが違うことまで見えるようだ。

  奥行きも十分ある。2チャンネルでサラウンド音場にトリップできる。これが機器のテストに使える。音楽をつかうのが機器のテストに最適というのは、定説であるが、信仰にちかいと思う。このCDはクラシック音楽を再生する音楽的なステレオをつくるために最良のテスト盤である。ホールの音を再現したい人は、このCDにチャレンジすべし。

  このCDは、K'sシリーズなどのミニコンポでもそれなりに鳴るが、できればスピーカーだけはフルレンジ1Wayで92dB以上の高能率のものをつなぐのが適当である。(これは市販品には少ない。1.5万円くらいで自作できる。このCDを再生することを目標にオーディオ工作に挑戦してはどうか。それ向けの入門本が出ている。)
レビューを評価してください 
このレビューは参考になりましたか? はい

いいえ

まだこのカスタマーレビューに対するコメントはありません。今すぐどうぞ。

[コメントを追加する]
コメントを投稿する
商品リンクを挿入する際は次の形式を使用してください: [[ASIN:ASIN 商品名]] (詳しくはこちら)
サインインが必要です
 


レビュー詳細

商品

5つ星のうち 5.0 (2件のカスタマーレビュー)
星5つ:
 (2)
星4つ:    (0)
星3つ:    (0)
星2つ:    (0)
星1つ:    (0)
 
 
 
新品&中古品: ¥ 2,884
ほしい物リストに加える
レビュアー


場所: 大阪

ベストレビュワーランキング: 40,904