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完成品ではないが、新しい視座をもらえる一冊,
2012/3/9
レビュー対象商品: 統合知 (現代プレミアブック) (単行本(ソフトカバー))
長年マーケティング・コミュニケーションの世界にいますが、
いつになっても「カテゴリー内・競合比較」でしか物が見れなくなっている、
今の日本のマーケティング界に一石を投じる主張だったと思います。
考えるべきは「競合」のことでなく、
本書内で言う「企業が”顧客の課題解決にどう構えるか”というスタンス」が、
重要な時代に来ており、そうでないと顧客の心はつかめないだろうと思います。
話は飛びますが、この本のもう一つ優れたところは
「ソーシャルメディア」をどう捉えるかというポイントだったかと思います。
自分自身が某企業の社内広報を数年務めた経験から、
「ソーシャルメディア」を使いこなして、実際に企業の力にしていくには新技術・技法でなく、
古くからある「広報」的な人間の存在・機能が欠かせないのではと思っておりました。
そういった漠然とした思いに対して
「統合知を集積・再編、そしてソーシャル・マスメディアを駆使して対外的に発信をしていく」
までには、やはり「広報的な人間がリーダーになることが必要」という
追認とヒントをもらえた気がしてます。
事例が震災時などを扱っていることが多く、
「日常」の「最寄品」でも本当に当てはまるのか?という疑問も残らないではありませんが、
おそらくこの本は「実験的」な存在で、今後「実用版」も登場するのではあろうと期待してます。
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