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次巻以降に続く物語+サブストーリー,
2012/4/11
レビュー対象商品: 魔法科高校の劣等生〈5〉夏休み編+1 (電撃文庫) (文庫)
さて、季節はようやく春になってきたなか、魔法科高校の劣等性はというと「夏休み+2学期はじめ」という暑い季節のお話です。
内容は、WEB小説と書き下ろしというものだそうです。しかし、私自身も本編として海の話と生徒会長選挙の話はWEBで読みましたが、それ以外は書下ろしを除くと番外編で読んでいないので、比較してどうかということはわかりません。その点を踏まえてのレビューになります。
さて、個人的にこの巻で一番読みやすいなと思ったのは実は、はじめの「夏の休日」です。
これは、次巻以降に続く話なのですが、小難しい用語や戦闘描写がないので非常に読みやすいです。本シリーズでは、今のところ読んでいて一番想像力が働いて楽しい部分だったんじゃないかと思います。
それ以降は、あいも変わらずなにやってるかわからん戦闘描写やわけのわからん用語が出てきて、おいてけぼりを食らうのはいつものことですが…。もちろん、作者自身の文章力も変わっていません。むしろ、縦書きになって、ウェブ版よりもひどくなったんじゃないかと思うほど、(多分)書き下ろしの司波兄妹の九校戦〜夏休み最後までを描いた「メモリーズ・オブ・ザ・サマー」は本当にわかりづらいです。何より、この章は、あまり作者お得意の用語があまりでてきていないのに、読んでいて情景が思い浮かびにくいです。多分、この章だったと思いますが、接続語の使い方もいろいろとおかしいというのもあります。
SFだから、あるいはファンタジーだから独特の世界観があるにしても、ちょっと「この文章はいただけないなぁ〜」というのは1巻から変わっていないというのでおすすめしにくいです。用語も、その用語を作者が使いたいだけだろ?という感じの用語も相変わらずちらほらあります。
と、文章面、妹が絶世の美少女だということのごり押しなどが目立って、ページ数が多いのに、短編集にしても妙な薄っぺらさや、読んでいて想像しにくい箇所が多いかなと思います。
もっとも、1巻から読み続けて、さらにWEB小説も読んだ私にとってはキャラ読みする分には十分面白いと思います。設定はしっかりできていると思いますし。次の九校戦でのジョージ、将輝との再戦も楽しみになりましたし。
以上のように、前巻までと同様、文章面は変わらず、作者には是非改善してほしいところも多々ありますが、本シリーズを読み続けている方は一応問題なく読める作品だと思います。
まぁ、WEB版でのストックが切れるまでまだ6巻くらいある(1年以上はある)はずなので、作者の成長を気楽に待ちたいなと思います。
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