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13 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ☆B・ベルトルッチ監督の集大成!究極至高の歴史大河ロマン, 2012/4/7
レビュー対象商品: 1900年 Blu-ray (2枚組) (Blu-ray)
☆コレはまさしく『殺し』、『革命前夜』、『暗殺のオペラ』、『暗殺の森』等の優れた秀作や問題作を数多く手掛けてきたイタリア映画界の大御所ベルナルド・ベルトルッチ監督の集大成的な史上最高の超大作である。1900年の夏、ベルリンギエリ大農園に二人の男児が誕生した。地主であるアルフレード・ベルリンギエリ(バート・ランカスター)の次男ジョヴァンニ(ロモロ・ヴァッリ)の子で祖父の名をそのまま引き継ぐアルフレードと、小作人頭で大家族の長レオ・ダルコ(スターリング・ヘイドン)の娘ロジーナ(マリア・モンティ)の子供オルモである。それから7年ほど後の農園。長男のオッタヴィオ(ヴェルナー・ブランズ)は家風に逆らい放蕩の旅に出たままで、今はジョヴァンニが権力を振るっていた。成長したアルフレード(パオロ・パヴェージ)とオルモ(ロベルト・マッカンティ)の二人の少年は、いつもケンカばかりしている犬猿?の中であるが、本当は深い友情関係で結ばれていた。祭りの日、長老ベルリンギエリが亡くなり、ジョヴァンニが自ら作った遺言書で正式に当主となった。1918年秋。第一次世界対戦から復員するオルモ(ジェラール・ドパルデュー)。それを誇りと喜ぶダルコ一家。しかし横暴な地主たちに苦しめられており、別の土地に去ってゆく者もいた。美しい女教師アニタ(ステファニア・サンドレッリ)をはじめ農婦たちが抵抗デモを組む。そんなアニタにオルモは惹かれていく。一方、新たなる十字軍結成をジョヴァンナニに呼び掛けるが、アルフレード(ロバート・デニーロ)は賛同しない。彼は町にいるオッタヴィオの邸宅で詩を書く自由なアダ(ドミニク・サンダ)に会い心を奪われる。乾草小屋でのダンス・パーティで永遠の友情を誓うオルモと彼の子を宿したアニタ、そしてアルフレードとアダの4人、しかし国内はファシストの台頭で揺らいでいた。ジョヴァンニは死に、やがて当主となったアルフレード。彼にファシストとして猛威をふるうアッチラ(ドナルド・サザーランド)と彼の恋人レジーナ(ラウラ・ベッテイ)を追放してほしいと頼むオルモ。アルフレードはアダと結婚式の日、アッチラとレジーナが、ある地主の子を惨殺した。その容疑をかけられたオルモを救わないアルフレードにアダは失望する。1928年。ファシズムの時代。ピオッピ邸を狙うアッチラとレジーナが、クリスマスイブの夜ピオッピ夫人を殺害。黙認するアルフレード。やがて、娘アニタと共にオルモは村を去る。それを知って村を出る決心をする。そして1945年、農民たちはついに立ち上がった。アッチラとレジーナを捕え、アルフレードも捕えられた。しかし死んだと思われていたオルモが帰り、人民裁判で地主ベルリンギエリの死滅を宣言し、アルフレードは生き証人として生かすと告げた。直後、皮肉にも終戦の知らせが届くのだった…。という、1900年の同じ日に生まれた身分の違う2人の男子が激動の時を経て成長しそれぞれの人生をまっとうしていく姿を喜怒哀楽たっぷりに描いた、豪華絢爛な歴史絵巻ともいえる、二部構成の大規模かつ壮大なスケールの物語が、多層的で重厚なタッチで詩的な表現感覚を融合しながら繰り広げられていく。酷烈な人間ドラマだけではなく、四季の移り変わりを焦点にした大自然や環境のショットを軸とした構図の牧歌調な魅力や各場面の緩やかなリズムの丹念な描写の粘り強い密着型のムード醸成には陶酔させられる。ロマンチックとは程遠い残酷味のある叙情的な挿話も作風に格調と豊かさを一段と倍増させる見事な相乗効果をもたらした。世界各国の名優が揃った国際的なオールスターキャストも話題だが、ロバート・デニーロを筆頭に、バート・ランカスター、スタンリー・ヘイドン、ドミニク・サンダ、ジェラール・ドパルデュー、ドナルド・サザーランド、アンダ・ヴァリ、ステファニア・サンドレッリ等々、誰が主役で傍役というポジションに関係なく、役者はみんな芸達者で抜群にうまいし、非の打ち所が全くない。歴史的角度から見ても大変興味深く、社会情勢の変転や時代の荒波に翻弄された周囲の人々の運命もリアリスティックに厳しく浮き彫りにされており、イタリア現代史を通して、開拓農民の苦闘や戦争に対する反戦テーマが打ち出されている点も見逃してはならないポイントでしょう。エンニオ・モリコーネの威厳ある堂々たる音楽も素晴らしい。そして、全編約316分に及ぶ途方もない長丁場を根気よく鑑賞するのは実直に言って相当な忍耐力が必要になるが、全ての箇所が重要なうえに、一秒足りとも展開に無駄がないので、疾風怒濤の如く時間が過ぎ去ってしまい、超時間の拘束をほとんど気にする事なく、快適な調子であっという間に観終わってしまった。さすが異才ピエル・パオロ・パゾリーニの処女監督作品『乞食』の製作に協力しただけの事がある、B・ベルトルッチ監督による懇切丁寧な演出力には恐れ入りました。これ程の未曾有な醍醐味と一喜一憂な芸術的興奮をボリューム満点に堪能させてくれる、究極至高の名画は今後二度と現れないであろう!☆。※発売&販売元の紀伊国屋書店様、大手柄でした!。
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このトピックの全投稿3件中1件から3件までを表示
最初の投稿: 2012/04/08 10:46:44:JST
£±±さんのコメント:
ゴッドキングエンペラー様。

 貴重な情報有難う御座います。
 早速予約させて頂きました。

前の投稿への返答(返答日時: 2012/04/09 0:11:12:JST )
投稿者により編集済み(最終編集日時:2012/04/09 11:42:57:JST)
伊達羅漢さんのコメント:
ゴッドキングエンぺラー様、今晩は。ゴッド様渾身の力作レビューを拝見して当時ミタ記憶がよみがえりました。僕もDVDですが予約する予定です。この場を借りましてお礼を言わせて下さい。ありがとうございました!発売日が待ち遠しいです。

前の投稿への返答(返答日時: 2012/04/10 1:59:55:JST )
投稿者により編集済み(最終編集日時:2012/04/10 10:42:58:JST)
Bo-he-mianさんのコメント:
ゴッドキングエンペラーさま

遅ればせながら、追走させて頂きました。
私が割愛してしまったストーリー展開の詳細なご紹介は力作ですね。お疲れ様です。
これからも、いち早く&精力的なレビューを楽しみにしています!
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