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期待してたほどの議論はなかったけど、いじられキャラとしての勝間氏は面白かった,
2010/9/5
レビュー対象商品: そこまで言うか! (単行本(ソフトカバー))
もともと勝間氏はよく読んでいたんだけど、彼女の出演するテレビには関心がなかったため、デキビジも観ていなかった。ヒロユキ氏もホリエモンも関心がなかった。
ただ、西村博之氏(ひろゆき)と勝間和代氏のテレビ(デキビジ)での討論は、ネットでの匿名性を許すかどうかなどで盛り上がったが、この本は、その騒動をきっかけに堀江貴文氏(ホリエモン)を司会役とした7時間にも及ぶ座談会を文章化したもの。ほとんどノーカット収録ということなので、三人の激烈な討論と、彼らの本音が分かることを期待して読んでみた。
まずは、デキビジで激論になったというネットの匿名性。期待したほど、激論にはならなかった。ホリエモンの司会のせいなのか、どうも話が脱線しがちで、勝間氏のプライベートな過去の話になり(それはそれで面白かったけど)、結局、どうすべきなのかあいまいなまま。ただ、ひろゆき氏と勝間氏の差はよく分かる。私としては、トレーサビリティの問題は理解するけど、全てのネットでの発言がトレースされるべき、というのも無邪気な気がする。誹謗中傷まで言論の自由、表現の自由に含まれるべきか、という意見も理解するけど、匿名での発言も一定の保障がされるべきって気がする。
面白かったのは、勝間氏の問題作『結局、女はキレイが勝ち』に対する二人のツッコミ。なんであんな本出したのかっていうホリエモンのツッコミに、彼女は、テストマーケティングって答えていて、しかもそれが失敗だったことも認めている。彼女も分かってきたのね。
その他、「光の道」、若者問題なんかの対談もあったけど、二人のツッコミにタジタジになっている勝間氏がカワイイ。
ただ、まえがきでホリエモンが書いてたけど、まさにこの対談での勝間氏は「いじられキャラ」に徹していて、本来の彼女らしさとは違う気がするなぁ。
なんだか、うがった見方になってしまうけど、最近の勝間氏バッシングに対して、ひろゆき氏、ホリエモンを使って、「なんだ、勝間和代氏も、漫画とか読むし、自分たちと変わらないじゃん」なんて思わせるイメージ回復のための対談だったのかなって思う。面白かったけど、私自身は、もっと喧喧諤諤の討論を期待したんだけどね。
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