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ゆっくりと、確実に, 2008/12/18
終わりに近づいている感じがするが、基本的にはよくも悪くもいつものマリみてだった。
特に内容について言えば、今作は短編集であるが、その実、大きな一つの流れを様々な側面から見ただけのものである。
具体的には、短編ごとに語り部が変わるが、時間軸は一貫していると言える。
その、珠玉の短編が絡まって、一つの流れが見えていく過程がここちよい。
うれしくも、寂しい。そんな卒業前の風景の妙をきれいに描きだせていると感じた。
引き延ばしすぎとの声もあるが、いやしくも主人公に大きく関わる祥子さまとのお話である。前薔薇のときとはかける比重が違って当たり前だ。
むしろ、何気ない風景をきっちり描いていき、キャラクターへの思い入れを深める意味が強いため、よくあるような「引き延ばし」と揶揄されるものとは、マリみては決定的に異なると思っている。
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マリア様がみてる―卒業前小景 (コバルト文庫) 4086012146
今野 緒雪
集英社
マリア様がみてる―卒業前小景 (コバルト文庫)
generic
ゆっくりと、確実に
終わりに近づいている感じがするが、基本的にはよくも悪くもいつものマリみてだった。
特に内容について言えば、今作は短編集であるが、その実、大きな一つの流れを様々な側面から見ただけのものである。
具体的には、短編ごとに語り部が変わるが、時間軸は一貫していると言える。
その、珠玉の短編が絡まって、一つの流れが見えていく過程がここちよい。
うれしくも、寂しい。そんな卒業前の風景の妙をきれいに描きだせていると感じた。
引き延ばしすぎとの声もあるが、いやしくも主人公に大きく関わる祥子さまとのお話である。前薔薇のときとはかける比重が違って当たり前だ。
むしろ、何気ない風景をきっちり描いていき、キャラクターへの思い入れを深める意味が強いため、よくあるような「引き延ばし」と揶揄されるものとは、マリみては決定的に異なると思っている。
砂糖 "砂糖"
2008/12/18
- Overall:
5
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