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■iPhoneから学ぶ、日本携帯メーカーへの熱い応援歌,
2009/5/5
レビュー対象商品: iPhoneショック ケータイビジネスまで変える驚異のアップル流ものづくり (単行本(ソフトカバー))
・はじめに・・・
私はiPhoneユーザーでもApple信者でもありません。
特にその”囲い込み戦略”(ex.AppStore)がオープンを志向する私の思想と
相容れません。iPhoneは実機を使い、ユーザーである友人の声などを聞いて
「まだまだ使える代物ではない」と確信していますが、
あと二世代後くらいの商品には大いに期待しています。
そして、革命の原型を作ったということに敬意を持っていて、
なぜ日本のメーカーがそれを作ることができなかったのかに
素朴な興味を持ち、本書を読んでみました。
・さて、書評ですが・・・
本書はそれらの疑問に丁寧に答えてくれました。
iPhoneの成功は一言でまとめると
コンセプトを実現する為に”シンプル”にこだわりぬいたことですね。
例えば、iPhoneの筐体には、ボタンと言えるような存在はわずか3つ。
電源スイッチ、マナー切替、音量変更。その他の機能は
すべてソフトウェアで制御されている。
この点にスティーブ・ジョブズの美学とソフトウェア(ex.OS)とハードを
一貫して造っているAppleならでは仕事があり、部品供給以外の
全行程を全て社内の少数精鋭でやり抜く体制が競争優位であると。
・そして日本の携帯メーカーへの激励に関しては・・・
−お客が誰かをはき違えてはいけない。
(日本の携帯メーカーはお客を「キャリア」だと捉えている。≠エンドユーザー)
−そして、”事なかれ主義”を言い訳にしてはいけない。
(日本ではユーザーからの不評を買ったり、クレームがでたりするのを恐れてつい製品開発の舵取りを無難な方向に向けてしまう傾向が強い。不満を防ぐ面と満足度を高める面の内、前者を優先させすぎる。曰く「日本では品質管理部門があのような仕様では製品企画を通してくれない」)
→などなど、著者の日本メーカーへの熱い応援歌は非常に参考になります。
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