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色彩の画集。モノクロも,
2012/2/15
レビュー対象商品: 片山若子画集 渋皮栗 (大型本)
片山さんの作品に触れるのは、この画集が初めてです。
とても色鮮やかな色彩に魅かれて店頭で購入しました。
しおり、リボンなどとても凝った装丁で、ボリュームがあります。
目を引くのは何と言ってもその色使いです。
絵の具の透明感と、紙質の不透明感の兼ね合いが楽しいです。
一方、線や形に関して言うと、どの作品も似たような表情・造形の人物が描かれているので、ページを追うごとに飽きが来るのは否めません。
しかし、その線や形、表情が好きな方には十二分に楽しめる画集となっているのではないかと思います。
この方の最大の特徴は色です。が、
この画集を何度か見ている内に、モノクロの絵が最も魅力があるのではないかと思い直しました。
何故か、その一群には造形のマンネリ感があまり感じられない。
色を廃した世界故の線の遊びでしょうか。
小説の挿絵の為に描かれたものが多いようなので、ドラマ性のある場面を想像して描かれたのも大きいのかもしれません。
また、ホラーとまでは行かない、不気味な描写も見所です。
ページをめくっていても、思わずその手を止めてしまうような小さな衝撃を感じます。
この本を手に取ることがあったら、モノクロの絵にも注目してみてはいかがかと思います。
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