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2014年2月10日
ドイツの老舗 Sennheiser の有名な HD650 の前身にあたるヘッドホン。 102 dB (SPL@1 V), 97 dB (SPL@1 mW), 300 Ω。ちなみに HD600 にはさらに前身があり、 HD580 Precision → HD580 Jubilee → HD600 → HD650 というのが系譜である(HD580 Precision, HD580 Jubilee は既に販売終了)。
ヘッドホンは一見簡単に作れそうで、実際ただ鳴るものなら簡単に作れるが、きちんとした性能に仕上げるのは意外に難しい。昔からバイノーラル(スピーカーでなくヘッドホン・イヤホンで聴くことを前提とした系)の研究が盛んだったのはドイツで、ヘッドホンで著名な Sennheiser, beyerdynamic, AKG などのメーカーがドイツ・オーストリアにあるのは偶然ではない。そもそもスピーカー聴取のステレオでは左右スピーカーの距離差やスピーカーを見込む角度によって結果が変わるので(計測上は 1 cm 変わっても影響が出る)、研究にはバイノーラルの方が適しているのだ。
しかし通常のオーディオ信号はスピーカー用のステレオであってバイノーラルではない(イヤホン聴取が多くなった現在でもそう)。したがってその信号でスピーカーを鳴らした場合の聴こえ方に合わせることになるが、どんな部屋やスピーカーを想定するかによっても変わるし、いずれにせよスピーカーと同じようには聴こえないので、一応の基準はあるもののいまだ固まっていない。無理矢理固めたところで、実態と合わなければ基準の方が無視されるだけだ。家電品としてのヘッドホンにとって重要なのは聴いていい音であることで、基準に合っていることではないからだ。
HD600 は HD650 より高域が強い。つまり HD650 は HD600 より高域のレベルを下げて世に出てきた。そこには上記のような事情がある。どちらが正しいとはいえない。しかし個人的には HD650 は高域を下げ過ぎたと思う。 HD650 より HD600 の方を好む人は結構いるのではないだろうか?本国ドイツで今も HD600 が売られているのはそのためだろう(日本では正規販売は終了し並行輸入のみ)。
スタイリングは HD650 とも共通する特徴的なもの。正直、私にはかっこいいとは思えないのだが(かっこいいという人もいる)、これだけの音を出すヘッドホンにそんなことを言うのは野暮というものだろう。
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VINEメンバー2014年3月13日
35年前に秋葉原の石丸でHD414と衝撃の出会いをしてからは
ヘッドフォンだけは、ほぼゼンハイザー一筋状態で現在に至っております。

途中STAXのコンデンサー・イヤ・スピーカーに寄り道しましたが
気軽に扱えるのはダイナッミック型と思い知り軌道修正した記憶があります。

購入時、HD650と比較視聴してHD600の方が透明感がありクリアサウンドだったので
迷わず現金一括で買った事が昨日の事のようです。(TT)

最近は軽くて邪魔にならないイヤフォン優先になっていますが
ヘッドフォンでしか聞けない音がコイツにはあります。

ゼンハイザーファン限定なら、個人的お奨め度文句無しの☆5つです。
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2016年3月5日
ここ3年ぐらい、デノンのCDプレーヤーとプリメインアンプにHD650を挿して、主にクラシックを聴いていましたが、
同じくらいの品質で、音質の違うヘッドホンが欲しくなり、HD650の前のモデルである、このHD600を購入しました。
HD650がまろやかで重厚な音だとすれば、HD600はシャープで陰影のある音です。
HD650は音量が大きく躍動感がありますが、HD600は音量が控えめで落ち着きがあります。
リアルでストレートな音のHD518も持っているのですが、HD600はそれを大幅に高級化した感じです。
合う音楽はやはりクラシック、それも古楽器演奏でしょう。
ガーディナーによる、バッハのカンタータ、モーツァルトのピアノコンチェルト、ベートーヴェンのシンフォニーなどは素晴らしいです。
60年代から70年代の、ベームやカラヤンにはHD650の方が合っている感じがします。
古楽器によるバロックや古典派はHD600、現代楽器によるロマン派以降はHD650を聴いていきたいと思っています。
このHD600は、一番合うのはクラシックですが、ジャズやロックにもそこそこ合いそうです。
ジャズではマイルス・デイビス、ロックではセックス・ピストルズなどのパンクに合うでしょう。
HD650と同じく、ケーブル、イヤーパッドが安く交換できるのも魅力です。
エージングはまだできていませんが、初期段階でもクリアーな音です。
しばらく使ってみて、どう音が変化するか、またレポートします。
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2016年5月21日
ヘッドフォンは夜中スピーカーで聴けない音楽を楽しむのにはいいですね。
後、家族が音を嫌うとかで。

本題ですが、4年前くらいにHD650を手に入れたんですけど今でも思うんですけど、
これほどの上質な音を作るゼンハイザーというか、ドイツの方々がいかに職人的、
か、考えさせられますね。
ワインで言うと絶対「フルボディー」ってな感じで。

そして今回購入したHD600。
聴いてみたり口コミやネットを調べていると、あわわわわ・・・・・・。
HD600が新品で手に入るとのアマゾンさんのこのサイト。
並行輸入品で価格が動くのですが、まあ、HD600がこの値段だったら絶対買う!

2週間前帰ってきたらありました!
YouTube等でHD600のUnboxingを見ていたので梱包も、HD650を買った時みたいに、
ワクワクする包装を期待しましたが、「あれ?」「普通の紙箱じゃん」・・・・・。
ビビって生産国を調べてみると、ちゃんと、アイルランド製でした(^^。
HD650の時と同じアイルランドです。

タイトルに比較するようなことを書いていますので、簡単に羅列してみます。

・サウンドステージ
両方同じくらい広々としている (HD600とHD650と評価をするために「両方」と使います。

・解像度
両方同じように細かい
例えばオーケストラのストリングスのヴィヴラートが綺麗に聴こえるような、絹のようだ。

・定位
100歩譲ってHD600の方が角度がわかる。けど目を閉じて根性入れて聴かないかぎり、両方同じ。

・セパレーション

両方同じ

ここまで同じだと買った意味が無いかと思われますので、違いはといえば、、、、、
HD600は、フラット。痛い音の周波数はない。
HD600は、ハイも反応はいいが、ベースやバスドラの出音がグルーヴしてる。
ニュートラル。HD650より守備範囲は広い。

一応、HD650についてちょっとだけ。(HD650が売られてるページに行くと、たくさんレヴューがあるので、ちょっとだけ)

音に温度計をつけたわけではないが、音が暖かい。
フルボディーの上質なワインを思わせる、シルキーな高周波領域。
深い深い、Low。

2週間前に届き、普通聴き、寝てる時はiTunesでエージング音をリピートさせてみました。
ここ2周間でじわじわダイヤフラムの響が良くなってきていると実感。

今でもアイルランド生産でもいいのですが新品で手に入るので凄く嬉しいです。

それと、インピーダンスは300Ωなので、アンプがないとヘッドフォンが鳴らしきれない、
というかドライブしません。

・環境
iMac、Audirvana Plus、RME Fireface UFX、ヘッドフォン。
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2014年6月22日
Good: 整えられた品のある音、快適な使用感・ビルドクォリティの高さ
Bad: 値段が高い、もっと軽快なリズム感と開放感が欲しいことがある、渋めのデザイン

非常に均整のとれた音で、しいていえば若干低音域に響きを感じる以外は特定の音域がうるさく聞こえるといった事がなく、うまくコントロールされていると思います。また音源に含まれているディティールを歪みなく再生できる能力も持っており、同モデルを購入した友人は「このヘッドホンを聞いてやっと音の定位や音場感という言葉の意味がわかった」「よく見える眼鏡の様だ」と言っていました。

布製のイヤパッド・ヘッドパッドも快適で、ややフィットを感じる装着感ではありますが、長時間の使用でも疲労感が少ないです。音の傾向、物としての使用感共にヘッドホンによくある聞き疲れ着用疲れをあまり意識せずに使うことができ、この点に関しては特筆すべき魅力があります。

ビルドクォリティは良いです。ボディの大部分はプラスチックですが高級感のある素材とフィニッシュで傷・汚れがつきにくく、柔らかい布やペーパーで乾拭きするだけできれいな印象を保ちながら使用することができます。プラグ部はステレオミニプラグの上にステレオ標準プラグをキャップの様はめ込むという形状になっており、どのような機器に使う場合でもヘッドホン端子周りの印象をすっきりと保ちながら使用することが出来ます。加えてコードは柔らかで取り回しのしやすい太さのもので3mと余裕のある長さなのでリビングなどでも扱いやすく、使用環境を問わずスマートに接続できる使用感の良さがあります(ただしHD650のケブラー繊維が織り込まれているコードに比べると若干癖がつきやすいです)。

デザインは若干渋めで万人にスタイリッシュになじむというわけではなく、はっきり言って似合う・似合わないというのがあります。ただプライベートな環境で使うものだと思うのでこれは大きな問題にはならないと思います。

以上の様にハイグレードな高級ヘッドホンとして良い部分も多いのですが、気になるところがないわけではありません。

音質について、確かにうまくコントロールされた端正な音で、どんな音源もストレスなく鳴らしてくれるのですが、キレのあるリズム感、鮮烈な開放感、リアリティを感じるような迫真さなどの表現は価格からすると正直物足りないです。はっきり言うとなにを聞いても一歩引いた地点から聞く様な、芯に触れられない様な心地がします。このあたりの表現を何よりも重視する場合には、よく聞くジャンルや音源問わずこのヘッドホンは選択肢から外してしまっていいと個人的には思います。

ただ、この性格は音に疲れることなくリラックスした状態で長時間音楽鑑賞を楽しむことができるというメリットにもつながっていますから、「ストレスなく快適に使用できるハイグレードで上質なヘッドホン」というのが徹頭徹尾コンセプトとしてあるというのも使用してみてしみじみ納得しました。

※ヘッドホンアンプなど専用に使用環境を整えるという選択肢もありますが、具体的にどのヘッドホンアンプにすれば良いかという問題、新たに機器を導入するということでHDMIなど各入力端子への対応を考えるとやや使い勝手が限定されるなど、必ずしもどのケースでもヘッドホンアンプを足せば改善というわけではないと思うのでここでは考慮しません。また個人的には購入にあたって「鳴らしきれない」などの点を気にする必要は全くないと思いました。

価格が高く、リズム感と開放感などの点で音楽鑑賞用途として文句なしの最高のヘッドホン、これを買っておけばOK!という訳ではありませんが、作りが良く丈夫という点と、音源のディティールがよくわかる高い再生性能を持ちながら聞き疲れしにくいという点から、音楽鑑賞だけでなくスピーカーが使えない時のテレビ鑑賞用途、インタビュー音源等の長時間の編集作業など多用途に使う常用ヘッドホンとしても案外向いているんじゃないかと思います。

価格があまり気にならず、閑静でプライベートな環境での使用が目的で、便利かつ快適に使える屋内用のヘッドホンが欲しいという場合には検討する価値があるヘッドホンと言えますし、安心して使用できるという点では現在でも他にない魅力があると思います。
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