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5つ星のうち 5.0
日常から非日常、そして日常へ, 2012/4/29
レビュー対象商品: キツツキと雨 豪華版 [DVD] (DVD)
本作のチラシやポスターになっている木こりと映画監督が並んで座る場面があります。このシーンそのものは映画の中では出てきませんが、ゾンビ映画の撮影のお弁当シーンで、カメラに向かって二人が並んで座ったり、風呂に入るシーンをカメラ据え置きで撮っています。ただ、並んで座っているだけなのに、無骨で人のいい木こりと、ナーバスな雰囲気の青年が並んでいるという画は、何だかとてもユーモラスです。住む世界が違う2人が、お互いにどこかで惹かれながらも、相手の様子を伺うように話すのは、恋愛映画を見ているようでもあります。(笑) まさに、本作の雰囲気を表しています。 沖田監督の前作「南極料理人」は、料理が主役とも言える映画でしたから当然ながら、本作でも食べ物を扱う上手さが光っています。映画の成功を期して甘いものを食べなかった監督が、あんみつを食べたときの心の変化。「味付けのり」「ペチョペチョ」した触感に、「パリッ」という食感。食物を粗末にせず、美味しそうに食べることで人柄を表す。食事をすることに意味を持たせる演出は、とても好感が持てます。 60歳の木こり(役所広司)と25歳のゾンビ映画監督(小栗旬)という組み合わせは突飛だけれど、両者が出会ってからは、それほど突飛なことが次々と起こるわけではありません。だけど漂う奇妙な雰囲気が面白いし、究極の異業種交流のツールがゾンビ映画というのが絶妙。撮影隊と村人たちとの、微妙なコミュニケーションのずれも笑えます。 噛み合わないきこりの父子、自信が持てない監督。緑豊かな山の自然にゾンビの異化効果、さらには、劇中のゾンビ映画の徹底したチープさが、半人前にもなれず孤立する映画監督そのもののようで情けなくも可笑しい。 木こりは撮影隊に半ばムリヤリ手伝わされるうち、映画作りに夢中になっていく。一方で、影隊の若い映画監督は決断力がなく、映画作りから逃げ出したくて仕方ない。だけど、木こりと心を通わせるうちに自信を取り戻していく。 そして、擬似親子を経験した木こりは本当の息子との関係を修復し、山村は非日常から日常に戻ります。 それにしても、完成したゾンビ映画はどんなのができたんだろう? 特典で「UTOPIA」の予告編映像や台本が入っているようなので期待してます。(笑)
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5つ星のうち 5.0
山あいで、こころ模様の変化を感じる。, 2012/8/20
レビュー対象商品: キツツキと雨 豪華版 [DVD] (DVD)
まずは役所広司の男くさい木こり職人の演技が抜群で、その風貌がよく伝わってきて、味わい深く感じます。 一方、小栗旬は、現代っ子青年によくあるポケット付きフードトレーナーに両手をつっこで、背を曲げた格好で、おどおどした様子を演技しています。 この二人は不協和音が響くがごとく対比的に表現されているのですが、映画製作をきっかけとして、なんとなくこころが通じ合うようになるのです。 その共通点は、どちらもこころを閉ざした孤独感があるということと、ひととの接し方がうまくないというところです。 ハートフルコメディであり、ほのぼの感が漂ってきて、なんだかあったかい気持ちになります。 シチュエーションは閑散とした山村で、苔むす山間の静けさがただよう中で、実にしょぼいゾンビの映画撮影をしているというアンマッチな組み合わせもユニークです。 映画製作を通じて、徐々にこころを開いていき、相手に意志を伝えるきもち、相手を理解するきもちが芽生えてくるのです。
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5つ星のうち 2.0
ギャグがきちんとはまっていない。, 2012/12/23
レビュー対象商品: キツツキと雨 豪華版 [DVD] (DVD)
同じ監督の『南極料理人』は、堺雅人氏の怪演もあって 面白い作品だったが 私には、こちらはダメである。 小栗旬演ずる役のバラシが遅いので気になって笑えない。 その上、「笑え」という印はきちんと打ってあるのだが、 ギャグがきちんとはまっていない。 カメラ割りのせいも大きい。 キャスティングがベタ過ぎる。
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5つ星のうち 4.0
沖田監督らしい作品, 2012/7/20
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温かく 可愛い 人間らしい優しい映画です ただ 小栗の声が小さいからボリューム大でご覧下さいって感じです
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