2010年製作、本邦劇場未公開。スタッフ、キャストとも誰も知っている人がいない。購入には勇気がいるが、信じたのはドリームワークス提供作品だったこと。これが正解。 意外にも、ドリームワークスのラブ・コメディは今のところ外れが1本もない。『ユーロトリップ』『ロードトリップ』『恋人はゴースト』『アイドルとデートする方法』……実は知られざるラブ・コメの宝庫。 She's Out Of My League が原題名。点数付けで競争する国民性がよく現われている題名だが、相手が「高嶺の花」で自分には不釣り合い、と感じる感情は洋の東西を問わずにあるのだろう。その感情についての考察を徹底的に進めて、実にうまい映画を1本作ってしまった、というのが本作。 主人公の友人、家族、恋人の友人、元カレ等のキャラクターがそれぞれ実に個性的で、これらの登場人物たちのキャラクター作りも相当、磨き抜かれている。 ジャケットのイメージと解説を読んだだけでは一見、凡庸そうに見えるけれど、見ればハートウォーミングになれること請け合い。