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カスタマーレビュー

5つ星のうち4.4
162
5つ星のうち4.4
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2010年9月18日
この映画と、フェリーニの「道」ほど感動した映画はありません。

主人公マクマーフィが訴えていることは、
「自分の人生を他人に決められるのではなく、自分の意思で生きるということ」
「自分に自信を持て!ということ」

ある日、刑務所からふとした理由で精神病院に移ったマクマーフィ。
精神病院の患者たちは、ちょっとねじが外れたような連中だが
頑張れば社会復帰が出来そうな人間ばかり。
マクマーフィの眼にはそう映った。
しかし、彼らは、あえて病院に居続けることを良しとしていた。
婦長や病院側のいいなりになって、退屈な毎日を過ごすことを良しとしていた。

患者たちは自信を失っていた。
社会復帰するよりも、管理される方が楽に生きていける
自分で考えずに、他人に身を任せた方がわずらわしさを回避できる。
そんなみんなの姿がマクマーフィには腹立たしかった!

「なんでお前たち、こんな酷いところに自分からすすんで入っているんだ!?」
「お前たち、街を歩いてる連中と変わらないぜ!」
「俺は今日ワールドシリーズが観たい!だから日課を変えて欲しい!!
 自分のやりたいことは自分で決めるんだ!!」
「少なくとも俺は挑戦したぜ!いくじなし野郎共!!」

マクマーフィの大胆な行動・意見に、次第に患者たちは注目し、
行動を共にするようになる。
日課に逆らい、テレビを観てみんなで大はしゃぎをし
病院を抜け出し、釣りに行って楽しみ
バスケットの試合ではチーフが大活躍し、みんなで喜び合い、、
そう、患者たちは「自分のやりたいことをやる楽しさ・自由」に
目覚めていくのだ。
権力側(病院側)はそれを抑えつけようとする。
しかし、一度自由に目覚めた患者たちを、病院側はなかなか抑えられなくなる
しかして、権力側(病院側)は中心者(マクマーフィ)を攻撃し始める、、、

この映画が描いてるテーマは、ある意味エーリヒ・フロムの「自由からの逃走」
であり、それは、我々の日常社会にも警告を発しているものである。
快楽や便利さなどに慣らされて、権力側に管理されること・搾取されることに
気が付かず、怒ることを忘れてしまっている日本人。
自分で考えるよりも、回りの意見、上からの指示に黙って従うという習慣。
自分に自信が持てずに、どうせ自分なんか、という気持ちで生きている人々。
そういう我々の身の回りにある社会生活にも警告を発している作品、と見ることも出来る。

マクマーフィの意思を引き継いだチーフが脱出を図るラストシーンは何度観ても感動的!!
「生きることの喜び」に目覚めた人々の姿を描いた、感動と笑いがいっぱいの、名作中の名作です!!
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2015年3月28日
名作であることは、すでに証明されています。(好き嫌いは人それぞれですが)

ブルーレイとして発売されていたことも、ちゃんと知っていました。しかし、
LD、DVDも持っている身としては、何でもかんでもブルーレイになれば購入
というわけにもいきません。妻に「また同じ映画を買って!」と叱られるのが目
に見えています。(笑)

でも、こらえ切れずに買ってしまいました!そして、やっぱり感激して涙を浮か
べました。

ボクにとってはそんな映画です! もしもご覧になったことがない方がいれば、
是非一度観てください。どんなにこの物語が力強いか、どれほどジャック・ニコ
ルソンがそれを体現しているかが分かります。
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2004年6月21日
閉鎖空間の精神病棟で、患者を完璧に支配する管理体制
患者のささやかな願いが<にこやかに圧殺>されていく怖さ
緩慢な精神の死に追いやられる患者の姿に怒りを覚えます
小才の利いたならず者でも、マクマーフィーには健全な人間性があり、
彼のいきどおりが「あきらめ」と「恐れ」に支配されていた人々を解放していく
己の支配する世界を「完璧」に保とうとするラチェット&看護人との戦いが始まり、彼らの勝利に患者達の人間性が回復されると見えるが・・・
理不尽な社会で押しつぶされて病者を装うのが異常か
病者を支配するサディズムに酔うのが正常なのか
見るものは混乱し、怒り、ラストのマクマーフィーを見て驚愕し、無力感さえ味わっていまいます。
監獄のような「病院」を意思と肉体の力で脱出していくチーフの存在がなかったら、まったく救いのない映画です。
ラチェットとの戦いに敗れたマクマーフィーは無駄なあがきをしたのだろうか?
患者達に与えた生きる意味と自由はそれだけの価値があっただろうか?
アメリカ的なヒロイズムというのは簡単すぎて、この映画に対して失礼ですね。
マクマーフィーの自由と尊厳もチーフと共に「牢獄」を脱出し、旅立っていきました。
インディアンの巨漢チーフがマクマーフィーに語ったセリフ、示した愛情にわんわん泣いてしまいました。
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2015年9月15日
とある精神病棟のお話し。
ジャック・ニコルソンは淫行の疑いで連れてこられる。
「徴兵逃れの狂った振りじゃないのか?」という疑いを持たれるが、病棟に入ることになる。
入院患者はみな薬のせいで無気力に。ニコルソンは薬を飲んだフリをして飲まない。
そんなニコルソンに元気づけられる患者たち。しかしやはり無気力なまま。

インディアンが劇中で語る「お前はでかい」。
「お前こそ大男じゃないか」とニコルソン。
「おやじはでかかった。なんでもやれた。そのうち酒に溺れて、飲むより飲まれるようになって、衰弱したところを…」

当時、DVDで見たときは学生だった。様々なことを考えた。
自由は本当に存在するのか。人は本当に自由を求めているのか。自由を手にした後、人はどこへゆくのか。

ラスト、インディアンは「自由」をつかむ。
だが彼はいったいどこへゆくのか。それが自由だとしても、本当に幸せになれるのか。

私事だが、症状が症状だったらニコルソンと同じ目に遭っていたかもしれない。自分はオリには入れられていなかったが、本当に「自由」だったのか。

涙しながら、考え続けた。
自分はもしかしたら、すすんで不自由になっていたのかもしれない、と。

カッコーの母親は子育てをしないという。勝手に卵を産んで、他の鳥に子育てをさせるという。
見捨てられた患者たちは、カッコーの子供たちだろうか。社会に捨てられ、看護師のいいなりになる。

ケン・キージーの本は読んでいないが、それでもこの映画は忘れることができない。
自分はすすんで不自由になっているのか。それとも誰かに縛られているのか。
とにかく、この映画に会えたことは嬉しい。青春の思い出だが、またいつか見るだろう。
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2003年6月20日
カッコーの巣とは精神病院の蔑称なのだという。大好きな映画で、何度も繰り返して観た。男臭く、ある意味蛮人のようなジャック・ニコルソンに対し一歩も引かない力強さを見せる婦長のフレッチャー。どちらも非常に魅力的な人物だと思う。中盤、手に負えないランドルを持て余して病院から追放しようとする(要は事なかれ主義の)病院関係者たちに彼女は言う。「救えるはずです」原作は未読なので、ケン・キージーが果たして彼女を正確にはどんな役柄に描いていたのかはわからないけれど、私には芯から悪い人間とは思えない。院内の生活も、融通は利かないが清潔で規律に守られており、一見すると言うほど酷いものには見えない点が最初不思議だったのだが、体制支配の真に!怖いところはそういうところなのか!もしれない。終盤、人格矯正をされて「死んでしまった」ランドルを、ネイティヴアメリカンのチーフが抱きしめるシーン、そして小さく囁く台詞はあまりにも優しくて泣けてくる。セオリーから言えば絶望的なエンディングなのに、画面から伝わるのは美しいまでの清々しさ。何度でも観る価値のある、本当に素晴らしい映画だとやはり思う。
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2015年8月23日
★★★★★ずーっと見たつもりでいた映画。
簡潔に振り返るために、私が捉えたキーになる視点を3つ掲げます。
①あの精神病院は、鍵がないから本来自由に外にでらる(婦長は、「患者の多くが自ら望んでそこに留まることを望んでいる」と言っていたが、そうさせられた痕跡も見られる。)

②主人公のジャック・ニコルソンの振る舞いは、あの一見穏やかに見える婦長にコントロールされた人々の閉じ込められた世界観が、窮屈でならなかったことに起因している。

③ラストシーン、重たい水道設備を持ち上げて病院からの脱走を試みた大柄な、(インディアンの末裔の男)が、映画の中程で.主人公のジャック・ニコルソンがお前は大きいなぁといったのに対して言った「あんたこそ本当に内側に大きなものをもった男だ」と言うシーン。

おそらく、監督は”我々の社会もこの病院と同じようになにかコントロールされている”がそれに気がついている人は少なく、鍵もないし、囲いもない、それどころか、食べるものも、稼ぐことも自由な社会に生きていると思っている(思わされている)
でも、人生という自分の生き甲斐なるものを、追求することを放棄させられた不自由な社会を自分たちが、作り上げ、それに奔走している姿を”病院の中の穏やかな日常'として描いている。

・婦長は =(自分の都合の良い世界を造ることに取り憑かれた)為政者 ・病院の患者たち=(危うい)価値観に陥る宿命を持つ人類 ・ジャック・ニコルソン=(歴史上)時々、所々で現れるリーダー
こんなことを、この精神病院を舞台にして描いていたのではないだろうか?
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2010年11月4日
メニュー画面がものすごくきれいだったんで期待も大きかったんですが
本編はものすごくざらざらで特に人の顔のアップは肌が塗り絵みたいになってました
いくら古い映画と言ってもこれよりもっと古い「風と共に去りぬ」「2001年 宇宙の旅」は
ものすごくきれいだったのでブルーレイとしては不満が残ります
特典映像が充実していることがせめてもの救いです
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1975年公開、アメリカのヒューマンドラマ。
監督は『アマデウス』『ラリー・フリント』の
ミロス・フォアマン。
原作は、ケン・ケージー著書の同名ベストセラー小説
(原作では、ネイティブ アメリカンのチーフが主人公)。
第48回アカデミー賞にて、作品賞を含む主要5部門を獲得。

若きジャック・ニコルソン扮するマクマーフィーの
媚びない生き生きとした自由奔放さと、
ルイーズ・フレッチャー扮するラチェッド看護師長の
揺るぎなき統率者の厳格さとの確執を通じ、
“人間の尊厳”という普遍的なテーマを独自の視点で描き出す、
鬼才フォアマン監督放つアメリカン・ニューシネマの傑作。

白で統一された無機質な精神病棟に患者を装い潜り込んだ
自由人が、無気力で従順な患者達に自らの言動で
「生きるていることの素晴らしさ」を伝えていく姿は、
当時の管理社会に於ける人権侵害、多くの欠陥が指摘される
ロボトミー手術に対する問題提起を如実に物語っている。

希望と絶望が交差し、やがて差し込む微かな光。
20代後半に鑑賞して以来、深く心に刻まれている本作だが、
2010/4発売の本DVD版の画質は少々頂けない。

不自然に上下がカットされ、スタンダードからビスタサイズに
比率調整された、旧VHSマスターの流用だと思われる映像。
ブラウン管TVのザラついた画面を思い起こすグレインの
砂嵐が蠢き、全体的に靄がかったような不鮮明さ。
終始(特に前半)フィルム傷、ホコリのチラつきが気になり、
白や黒の微粒子が飛び交う劣化の進んだ状態が継続する。
もはや、輪郭のブレや滲みがどうのと言う以前の問題。

今のご時世にこの画質では、到底納得できない……
非常に残念だ。

Amazonで購入以来、3回ほど見直しているが、やはり
一DVD商品としては断腸の思いでこの評価(作品評価は★4つ)
を付けざるを得ない。

【音声】 ドルビーデジタル サラウンド  英語

【字幕】 日本語/英語
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2011年8月29日
20歳に出会い、42歳の今に至るまで
私のバイブルです。

ラストへの伏線となる
石製の水飲み場(?)をマクマーフィー(ニコルソン)が
持ち上げようとするシーン。
ここでの彼の演技と台詞に「人生」が描かれています。

「できはしなかったが挑戦した」

堂々とこう言えるのか。
挑まない口だけの外野に成り下がってはいないか。

映っていないテレビに向かっての野球中継もいいシーンです。
誰かを鼓舞するんですよ。
本気で訴えれば。
きっと。

ラストは賛否あるようですね。
重い気持ちと「何で?」で終わる方もいるなか
私には清々しいエンディングでした。

多くを与えてくれたマクマーフィーへの恩返しの思いが
ラストシーンに溢れています。
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2010年11月8日
 規律や法律によって単純に裁かれる・・・それよりも
恐ろしいこと、それは「規律」「規則」より
「管理」だ、一見、自由や、
反論など、は認められるが、実際には管理者たちに
よってそれらは、いかようにも判断される。
最も「嫌な感じの支配」である。
この映画、アメリカ人には良さ、悪さあるが、
その「良さ」が出ている。

 つまり、単純だが「自由を奪う」ことに対する「不滅の反抗心」
その感性を失わないこが、見て取れる。精神の根幹に関わることが
問われている。。チーフの物理的、かつ精神的力が最大限に発揮される。
・彼の肉体的力は、マクマーフィーに対する思いの力でもあるのだ。
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