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83レビュー
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有用性の高い順 | 最新のレビューから
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42 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
傑作,
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レビュー対象商品: ソナチネ [DVD] (DVD)
「日本映画の」などという注釈は必要ない。これは映画界の傑作である。美しい沖縄の地で、子供っぽい遊びに興じる主人公たちと、彼らが関わる執拗な暴力。登場人物が徹底的に死に対して受動的で、時折見せる笑みも、それが持続しないことは明らかだ。これほどのバイオレンスを描きながら、同時に少しも興奮を誘わず、むしろ虚無感を植えつけるような映画を、他に知らない。北野武が巨匠と呼ばれる理由の90%は、この映画を作ったことによると思う。
37 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最高傑作です,
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レビュー対象商品: ソナチネ [DVD] (DVD)
出来の悪いやんちゃな息子のような「3-4×10月」も捨て難いけど、やはり「ソナチネ」が最高傑作です。この作品を見ると、その後の「HANABI」などは原液を薄めてわかりやすくした翻訳作品のような気がしてきます。 評論家筋に人気が高いということに、スノッブ的なものを感じて反感を持っている人もいるかもしれませんが、この作品のナイフの切れ味のようなヒリヒリ感は唯一無比です。 この作品を公開当時のガラガラの劇場で見てしまった者にとって、その時感じたヒリヒリ感は、体に染み付いて一生拭い去ることが出来ません。
19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
中毒性が高い。,
By (*^ワ^*) (東京都葛飾区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ソナチネ [DVD] (DVD)
極めて不可思議な作品。何故か観ると、もう一度観たくなる・・・。 かと言って、別に「面白い」作品ではないのです・・・、一枚の絵画を観て(面白い)と感じないように、この映画も面白くはないですが、「良い」映画です。 不可思議かつ、暗いトーンは観ていて、心地よさがある。 世の中全体に蔓延しているのは、「明るさ」や、「諦めない精神」など前向きなものばかりで、ネガティヴなものは淘汰される。 だが、ただそれだけの人生も何だか味気ない。 たまには、こういう暗いものを観て、その世界に浸ることも重要なのではないだろうか。 この映画は、僕のちょうど良い精神安定剤になっている。
18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
シーンの積み重ねでストーリーを語れる映画,
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レビュー対象商品: ソナチネ [DVD] (DVD)
ガチャガチャしたストーリーがあるわけではなく、むしろ単調なほどの沖縄での毎日が描かれているんだけど、 ストーリーを描かなくても、ちょっとした1シーン1シーンを描いていくだけで、 その奥にあるいろんなテーマがうちからこみあげていくような、 実にすばらしい映画です。 会話も少なくわりに静かなシーンが多いし、 派手な演出も名ばかりのキャストも莫大な制作費をかけるわけでもなく、 見事に感動する映画をつくりあげている。 素直におもしろくって笑えてしまうシーンがあって、 逆にそれがなんだか人間の愚かさだとか切なさだとか悲しみだとかを際立たせている。 すごく考えて作りこんでいるんだけど、それがちっともわざとらしくない。 こういう描き方もあるんだなと感心させられてしまうほど、 実に巧みに実に人の心に沁み入るようなシーン作りがされている。
18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最近どんな映画を観ても身を乗り出すことがないというあなたへ,
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レビュー対象商品: ソナチネ [DVD] (DVD)
全編に渡ってつらぬかれている乾きすぎた感触がとにかく笑えます。そして、湿度のない晴れた冬空のように美しい映画です。どんなに多くの映画を観たことがあっても、この映画から刺激を受けない人はいないでしょう。空前絶後、おそらくは北野監督本人でさえもう辿り着くことはできないと思われる、孤高の傑作です。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
血なまぐさい絵本,
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レビュー対象商品: ソナチネ [DVD] (DVD)
正直どうレビューを書いていけば良いのか、本当に分からない。たくさんのすばらしい要素を持った映画であることは確かなのだが、作品の持つ空気感が“普通の映画”とは明らかに違うため、この映画に対して評価というものは必要ではないような気すらしてしまう。 映画のストーリー自体はシンプルなはずなのに、各々のシーンに対する解釈によって、この映画はどんどん難解なものへと変質してゆく。 本来映画はいろいろな解釈があってよいはずなのに、この映画はそんな解釈を最初から突っぱねているような態度で観る者の前に立ちはだかる。 一方で、この映画は魅力的な場面をたくさん持っている。 沖縄で無邪気にヤクザたちが戯れ合うシーン、突然割って入ってくる殺しのシーン、どこまでも続きそうな長い1本道を車が走っているシーン、燃えさかる車のバックに海が広がっているシーン……挙げてゆけばキリがなくなってしまう。 それに被さるようになっている久石氏の音楽は、これまた強い印象を持って観る者に受け入れられる。こういう魅力的な映像や音楽もまた、観る者が映画自体の解釈をすることを拒んでいるかのようである。 この映画は、小さい子供たちが楽しく読んでいる絵本のようである。 小さな頃に読んでいた絵本に、まともなストーリーを持ったものはあまりなかったと思う。しかしそれでも子供は、特徴的な絵や言葉の連続性といった別の魅力に食いつき、絵本を楽しく読んでいたと思う。 この映画はまさにそれと同じようなものだと思う。ただこの絵本はとても血なまぐさい上に、楽しさよりも悲しさや痛みをより多くはらんでいる。しかしそれでも、この血なまぐさい絵本は人々を虜にするだけの魅力を十分に備えているのだ。
75 人中、63人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ナポレオン・フィッシュが釣れる日、,
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レビュー対象商品: ソナチネ [DVD] (DVD)
北野武監督第4作、1993年作品、それまでの3作品は一年一作で公開されていたが、とりわけ前2作品の悲惨な興行状態から2年のインターバルを経て制作された、後に松竹を放逐されてしまう名物プロデューサーが「その男、」の続編風を期待して制作を担当するもすでに監督業になれ独自の北野作風を全開させてしまって興行が失敗したことにたいし後にうらみつらみをつづった文章を有名誌に発表しているので興味のあるファンは図書館で検索されたし、とにもかくにも本作は興行としては大失敗作、評者など見に行こうとおもったらすでに上映終了となっておりビデオ発売までお預けされた、1週間で上映を止めた映画館もあったときく、それにもかかわらず仕上がりに自信をもち輸出し海外での評価をえることでその後のキャリアをつないだプロダクション側の判断は素晴らしいかった、と作品以上にもっと評価されてもいいはず、 内容はそれまでの3作品のよい点を踏襲し暴力と笑いを絶妙に配置した欠点の見当たらない物語、テーマは死なのだが、よくある主人公が八方ふさがりの袋小路に追い込まれて選ぶ死とは異なり、主人公達の日常にはなぜか生と死がなかよく同居しており、画面から伝わる「怖さ」の比類無さこそが欧州で先に評判をとったことにつながっているとおもう、生と死の同居する日常の舞台に沖縄の寒村の青と茶色がふさわしかったことにも日本人以上に欧州の映画ファンが反応したわけです、現時点までの北野作品でもっとも美しい撮影が実現しているともいえる、 笑いのシーンもぼうっと見れば単なるオフビート風のコメディなのだが、本作に波長の合うファンほど笑いの裏に見え隠れする死神の影が後半になるほど濃くなっていくことに気づくはずです、 北野作品群ではオートバイ事故を境に作風が少々変わる、後にはより娯楽映画に近いものも作られ現在に至る、本作は事故以前のおそらくは北野武本人のなにか人生観のようなものが集約された遺言のような気高さを感じるファンも多いとおもう、
32 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
碧海,
By 甲斐 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ソナチネ [DVD] (DVD)
北野映画初期作品の中でも抜群にいい作品です。おそらくこの作品がピークだといってもいいと思います。 沖縄の美しい風景の中で暴力の中にも乾いた笑いがあり、 全編に漂うけだるさ、海と空の青、花を非常にうまくみせています。 映画界の印象派、フィンセントも顔負けです。 そして間の取り方が絶妙です。 ラストシーンの壊れた漁船と鮮やかな雑草とひまわり、 目をつぶれば今も鮮やかに浮かび上がります。 一度見て損はないと思います。
21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
北野作品で最高でしょう。星は5つ以上,
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レビュー対象商品: ソナチネ [DVD] (DVD)
他の方のレヴューとも意見が同じようで申し訳ないのですが…私も北野作品は全部見ていますが、この「ソナチネ」が最高ではないかとも思います。暴力(バイオレンス)と沖縄の自然とのアンバランスな感覚はこの作品を支える大切なモチーフでしょう。登場人物の描写も上手く、引き込まれてしまいます。
42 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
北野監督、生涯一度きりの作品,
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レビュー対象商品: ソナチネ [DVD] (DVD)
がら空きの劇場でこれを見た時、エンドロールが終わってしばらく席を立てなかったことを憶えている。ラストのあの風に揺れるひまわりの花に、死後の世界を垣間見たような気持ちになったからだ。そして同時に思ったのは、「こんな映画をモノにして、たけしはこれからどうなってしまうのだろう・・・」という危惧だった。で、案の定、例のバイク事故・・・さもありなんと頷いたものだ。はっきり言ってこの映画、死に魅入られた者にしか撮れない種類のものだと思う。これ以後の北野作品は、知名度こそ得たものの、私には絞り粕のようにしか映らない。ソナチネこそが北野監督一生に一度の作品だったと断言できる。だからこの映画、繊細な方や鬱気味の方は心して見られたほうが良い。安楽死の毒薬を注射されるような、正真正銘の恐ろしい映画だから。
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ソナチネ [DVD] 作成者 北野武 (DVD - 2007)
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