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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 岸田森が見せる、断末魔の演技が凄いよ, 2005/4/28
レビュー対象商品: 血を吸う薔薇 [DVD] (DVD)
1970年からスタートした東宝の吸血鬼映画「血を吸う」シリーズ3作目にして最終作品。
作り手側も脂が乗っていると見えて、今回はエロティシズム要素が過去2作よりもちょっと強調されている。
日本を舞台にしながら、ゴシック調の洋画的雰囲気を漂わせる映画であり、岸田森の存在感も抜群に凄い。
山本迪夫監督も演出ぶりが板につき、ショカー演出はシリーズ3作中、最もテンションが高いのではないだろうか?

オーディオコメンタリー担当はシリーズ1作目にも参加していたカメラマンの原一民。進行役は佐藤ひろこ。
原はカメラマンらしく撮影時の数々のエピソードを話してくれるが、過去の仕事で出会った俳優の思い出話など
脱線もやや多く、常に画面にシンクロしたコメンタリーではないのがちょっと残念。
しかし撮影エピソードの数々は、興味深く聞ける面白いネタも多い。
この映画が好きな人にとっては、コメンタリーによる新発見も色々あるだろう。
同時発売の「血を吸う」シリーズ3タイトルとも、60~70年代の怪奇映画のポスターアートを思わせる、
レトロテイストなパッケージが秀逸だ。
スチール写真のコラージュなんかじゃなくて正解だと思う。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「岸田森が再び迫力の吸血鬼役を演じたシリーズ3作目。」, 2012/5/24
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(VINEメンバー)    (トップ50レビュアー)   
レビュー対象商品: 血を吸う薔薇 [DVD] (DVD)
 大の怪奇映画ファンである田中文雄プロデューサー(東宝を辞した後は怪奇小説も描く作家に転身)主導による、西欧ホラーの雰囲気が色濃く薫る東宝産の本格吸血鬼映画、第3作目です。
 英国ハマー・フィルム製の吸血鬼映画を数本(フィッシャー監督の「吸血鬼ドラキュラ」と70年代のカルンシュタイン3部作「バンパイヤ・ラヴァーズ」、フレディ・フランシス監督「帰って来たドラキュラ」がお薦めです)観てから本作を観ると実に楽しいです。
 洋風女子寄宿学校の内装、色彩、照明、そして70年代ハマーの特徴で有ったお色気、吸血鬼が窓を突き破って逃走するシーンのアクションまで実に良く翻案しています。
 米国で出版され和訳された吸血鬼映像研究書「シネマティック・ヴァンパイヤ」に於ける高評価も尤もだと思わせる出来栄えです。
 ここにヘルツォーク版「ノスフェラトゥ」等に観られた放浪する呪われた魂としての吸血鬼解釈を戦国時代に来日・棄教したカソリックの宣教師まで遡って行っているのが大きな特徴です。
 名(怪)優・岸田森氏に吸血鬼役を振った慧眼、そしてそれに見事に応えた岸田氏の熱演が素晴らしいの一言。
 岸田氏は表現主義的な吸血鬼役には若干身長が足りなかったのですが、そこは小道具や撮影法で見事にカバーしており、植物的で端正な岸田氏が青白き悪鬼の表情に豹変するシーンは現在観ても相当な迫力です。

 相対するヒーローに黒沢年男氏、その手助けをする校医役に田中邦衛氏の男性的&ユーモラスな男優を持って来たキャスティングも見事です。
 女子寄宿学校と言う時代を乗り越えた舞台で吸血鬼達の毒牙に怯えながらもお気軽な女子トークに勤しむ美少女達の仄かなお色気も忘れていません。
 女優時代の阿川泰子氏が旧芸名麻里ともえ名で最初に被害に遭う少女役でセミ・ヌードを披露しています。
 特典の前作[呪いの館 血を吸う眼]に引き続き撮影を担当した原一民氏のオーディオ・コメンタリーも実に興味深い内容でした。
 一つ例を挙げますと本作の屋外夜間設定の撮影は殆ど昼間行ったそうです。

 ゴシック・ホラー、吸血鬼物がお好きな方には文句無しにお薦めです。
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血を吸う薔薇 [DVD] 作成者 山本迪夫 (DVD - 2005)
¥ 4,725 ¥ 4,217
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