|
||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
13レビュー
|
|
有用性の高い順 | 最新のレビューから
|
|
16 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
愛するより愛されたい,
By Van Damme (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 愛を乞うひと [DVD] (DVD)
日本と台湾を舞台に、母子三代にわたる物語を巧みに織り交ぜながら、母と娘の愛憎をはっきりと浮かび上がらせた力作。過去と現代を『ゴッドファーザーPART2』のように行き来しつつ、娘は父の遺骨を探すという行為を通じて母と父の馴れ初めを知り、母を理解しようとする。母もまた、異常なまでに愛を乞うひとだったのだと。娘はあれだけ母に執拗に虐待され、耐え切れず家出するほどの苦痛に苛まれてもなお、「髪を梳くのを褒めてもらった時嬉しかった。かわいいと言って欲しかった」と言う。DV男に殴られる女性も同じようなことを言う時がある。本当に愛されるということを知らないと、一時の優しさに救いを見出そうとするのかもしれない。 いずれにせよ、人は生まれて、まず愛されなければならない。親という、自分という存在を担保し、守ってくれる人が愛してくれなかったら、愛され方を知らないまま人は愛することを模索しなければならない。劇中母になった娘が、自分の娘に初めて手を上げた時の虚ろな表情が、今も目に焼きついている。 それにしても、修羅のような鬼母と、自分はそうはなるまいという意志がたぎった娘の二役を演じ切った原田美枝子の独壇場のような映画だった。初めのうちはあまりのギャップに、二役やってるのが気が付かないほどだった。
14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
原作の素晴らしさと監督の才能、原田美枝子の気迫,
By
レビュー対象商品: 愛を乞うひと [DVD] (DVD)
戦後の混乱の中で、力強く生きていく母親は、美しくも凄惨な面を持っている。日本領時代の台湾から来日し、混乱期の日本に生きる心優しい台湾青年との愛。彼との間に生まれた娘への異常なまでの虐待。その娘が家庭を持ち、同じく娘を産み、母親という立場になって、自分自身の生育を振り返る。そして、自分のアイデンティティ(この場合は父親のお骨)を探すために、娘と台湾へ行く。虐待を受けて育った主人公とその鬼母、原田美枝子さんの演技がすごい。 また、どんな親であっても、不思議とその子供は親を求めてしまうという普遍を、ストリーの根底にしているため、考えさせられ、心も痛む。 キャスティングもとてもいい。
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
DV連鎖を断ち切れたひとなんですね,
By
レビュー対象商品: 愛を乞うひと [DVD] (DVD)
DV・ACものはこの10年ほど避けてきた。私自身が親にDVされてきたことから、DVシーンは直視できなかった。 でも、ヒステリックな母はまるで同じ鬼畜の形相で、正直ほっとした。 他にも同じような経験をした人がいるのかと思うと嬉しくもある。 これをみて、自分で断ち切った親との関係を「それでよかった」と心から思えた。 実親は死んでいないらしいが、生きていようがどうでもいい。 そんな話はだれにもできないが、私は自分を母親から守れてよかった。 ただ、自分の子供に対して、DVをしてはいけないという思いとともに、 あまりに不遇な自分の子供時代を比べ、心では憎らしく思ってしまうときがある。 私はその葛藤が一番辛い。 この映画の主人公はきっと幼少時代に父親にきちんと愛されたのだろう、 そうでなければDVの連鎖を断ち切るなど、本当に難しいからだ。 私は死ぬまで二度と親に会いにいくつもりはない。 親を慕う気持ちもない。憎しみもない。 そんな気持ちを誰かにわかってもらえたら、どんなにいいだろうとは思う。 だからこの映画の最後の方の、親に会いに行くシーンは、腹立たしい。 そんな無駄なことして、どうするの、って言いたい。 親にも事情があってあんな鬼畜になってしまったんだろうが、 子供に愛情みたいなものを持っていても、それが相手に伝わらないなら何にもならない。 娘が親に「かわいいよ、かあさん」って言っていた。 うちの子は、反抗期まっさかりで、そんなことを言ってくれそうもない。 それが、幸せに育ってる証拠だって思うことにしている。
26 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
DVDになるのを、ずっと待ってました。,
By
レビュー対象商品: 愛を乞うひと [DVD] (DVD)
僕の知る限り、虐待関連の映画で、これほどまでに感動的で、美しい映画はありません。親が自分を虐待してきた。だから親が心の底から憎い、でもそれと同じくらい親に愛されたい。しかし虐待する親は、虐待をするような人格なのであって、それは誰にも変えることはできない。いくら愛を求めても無理なものは無理。誰も他人に愛を強要することはできない。 それをいかに乗り越えるべきか?あるいは乗り越えるべきではないのか?この問いに一つの答えをそっと優しく示す、そんな映画だと思います。虐待に限らず、親子関係に興味のある方にはぜひお勧めします。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
ザ・折檻,
By かなり悪いオヤジ (銀河系) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 愛を乞うひと [DVD] (DVD)
物語は戦後間もない昭和20年〜30年代と現代(といっても本作が公開されたのは1998年)の日本&台湾を行き来しながら、母・豊子と娘・照恵(原田美枝子の一人二役)の愛憎をつづったヒューマン・ドラマである。台湾人のアッパー=父親・文雄(中井貴一)に引き取られた照恵は、父が病死してからしばらく施設に預けられていたが、母の豊子が突然あらわれ引き取られていく。しかし、男を変える度に住居を転々としていた豊子は、まだ幼い照恵に毎日のように虐待を繰り返すのだった。 近年は時代劇で壮絶な殺陣を撮るなど活動範囲を広げつつある平山監督だが、本作における、豊子が娘を虐待するシーンの迫力は半端ではない。まるで気がふれたように照恵に暴行をくわえる豊子の姿はあまりにも生々しく、もしかしたらの誰かの実体験に基づいて創作されているのかもしれない。 花火を見に行きたいと小遣いをねだった娘の手の平にいきなりの根性焼。目がはれあがるくらいなぐりつけたかと思えば、もどしてしまった照恵の頭をおさえつけ、汚物に顔面をこすりつける始末。鬼のような虐待を目の当たりにして、花火を誘いに来た女友達(大沢あかね)が思わずおもらしをしてしまうほどだ。 劇中にしつこいくらい何度も登場するこんなドメバイ・シーンのインパクトがあまりにも強烈なので、母となった照恵とその娘・深草(野波麻帆)が、アッパーの遺骨を求めて台湾各地を旅する人情味あふれるシークエンスなどは逆にうそっぽくみえてしまうのだ。 虐待された娘は自分の子供にも同様の虐待を繰り返すというが、年頃の娘をかかえた照恵は傍目に見ても実に優しいいいお母さんで、娘の深草とはまるで友だちような関係を築いている。『愛と追憶の日々』におけるシャーリー・マクレーンとデボラ・ウィンガーのような複雑な母娘関係は、照恵と深草の間には見あたらない。 虐待の連鎖はいとも簡単に断ち切られ、アッパーの故郷台湾のサトウキビ畑で癒された母娘は実にすっきりとした表情でラストを迎えるが、豊子がかかえるトラウマの原因は、原作同様映画の中でも明らかにされてはいない。「お前は強姦された時にできた子供」と娘をさげすむ豊子の闇の奥底はあまりにも深く、のぞきみることさえできないのだろうか。
11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
圧倒的な映画。,
By
レビュー対象商品: 愛を乞うひと [DVD] (DVD)
本作は平山秀幸監督の最高作にして、邦画史に燦然と輝く傑作である。戦争直後のゴタゴタから知り合った日本人女性と台湾人男性の恋。結婚と出産。そこで生を受けた照恵は、父親との死別後に母親から執拗な暴行を受ける。じっと我慢し続けた娘だが、成長して給料がもらえる身になっても、その給与袋をまるごと母親に分捕られることに堪忍袋が切れて、家を出ていく。この時点で天涯孤独になってしまうが、結婚をしてかわいい一人娘に恵まれる。しかし父親とは離婚してシングルマザーという人生は、実は嫌悪した母親と同じ道なのである。自分は娘以外から愛情を受けたことがない。唯一の理解者だった台湾人の父親の遺骨探し、というのが本作のテーマだが、とにかく脚本が凄い。演じる原田美枝子の二役も圧巻だが、人々のつながっている「はず」の絆の危うさを観客にどんどん問いかけてくる。愛情とか家族とか助け合いとかが、決して絵空事では描かれず、救いのない展開なのだが、最後は大団円で終わる持って行き方も第一級だ。野波麻帆演じる照恵の娘役も完璧であり、本当の親子のようだった。また照恵が家を出ていく大事なシーンを演じた浅川ちひろも最上の演技だった。平山組はこれ以降あまり目立った作品がないが、その差はいかに「映画的マジック」がかかっているかどうか、である。本作は映画の神様がスパイスをふったのだと思う。世界に誇れる一本です。
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「かわいいよ」と言ってほしかった,
By
レビュー対象商品: 愛を乞うひと [DVD] (DVD)
僕がこの映画を見たのが中学2年の時で正直怖くて途中で返そうかと思ったくらいだった。見終わってからも原田美枝子=怖い母親のイメージが離れません。自分が一番気に入ってるシーンは、ビデオのジャケットにもなってる髪を櫛で梳かす所が好きかな。あのシーンが本当の母親になれたのかもしれない。でも、あの当時主人公の少女時代を演じた牛島ゆうきさんの寂しげな顔が美しく感じたのは自分だけかな。あと、このサブタイトルは切ないくらいに響く。
5つ星のうち 5.0
有り難うございました。,
By
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: 愛を乞うひと [DVD] (DVD)
『愛を乞うひと」は以前映画館で見た映画です。悲しく、切ない映画です。親切で、丁寧なお店の対応でした。
5つ星のうち 5.0
知人にVHSを薦められて借りたことがあり,
By
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: 愛を乞うひと [DVD] (DVD)
他の友人に薦めたら、ぜひ欲しいと言われ、買ってあげました。DVDはやはりお高いですね。
|
|
有用性の高い順 | 最新のレビューから
|
|
愛を乞うひと [DVD] 作成者 平山秀幸 (DVD - 2004)
¥ 5,040 ¥ 4,051
在庫あり | ||