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22 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
恐るべし、宮川ワールド!, 2005/1/22
雷蔵初の現代劇は、なんと三島の「金閣寺」。ただし当時の住職が金閣寺の実名で映画化をするのに難色を示したために、映画のなかでは「驟閣寺」と名前を変えてあります。
この映画の第一の見所は宮川一夫のキャメラ。モノクロの黒を強調した硬いトーンと、白とのコントラストは、まさしく宮川ワールド。このDVDの画質も素晴らしい。お寺に火をつける場面の夜間撮影の見事さは、あのグレッグ・トーランドを超えているかも。最後に雷蔵が小高い丘に上って寺が燃え落ちるところを見る場面では、火の粉を強調するために、なんと大量の金粉を燃やしているとか!
次の見所は巧すぎる役者さんたち。イヤらしい住職を絶妙に演じる先代中村鴈冶郎、俗物根性丸出しの信欣三、ひねくれた身障者の仲代達矢、チョイ役だがまるで本物の娼婦みたいな中村玉緒(まだ10代です)、そして雷蔵は内向的な吃音者を演じすぎることなく、これまた絶妙に演っています。
余談ですが、ある理由によりこの映画のテレビ放送は絶対に不可能と思われますので,観たい人はこのDVDが最適です。ただし、役者さんのプロフィールの検索欄に、なぜか信欣三がないのが不可解。
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15 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
心に残る映画でした。, 2007/5/23
戸狩(仲代達矢)のセリフが、原作者の
三島由紀夫の劣等感とだぶって聞こえた。
無理に虚勢を張って生きているようで、
女の前で脆く崩れる様が印象的だった。
吃音だったり、足が不自由だったり、
彼らのコンプレックスがとても痛い。
溝口の心の闇がジワジワと伝わってきて、
一時も目を離すことができませんてした。
劣等感があるからこそ、心の中の憧れを
微塵も汚したくなかったのかも・・。
絶対的な存在であった驟閣寺が炎上する
場面は、とても美しく心に残りました。
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