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真珠湾攻撃シーンて要るの? でも、ここが映像の楽しみ所ではある, 2001/11/19
肝心の真珠湾攻撃が、ストーリーの上で重要でない。 真珠湾攻撃のシーンをそっくりカットしても、 ストーリーは破綻しない。1.前半のラブ・ロマンスと悲劇(喜劇?)。 2.後半のドゥーリトル東京空襲隊の訓練や実戦でのアクシデントと 実際の東京急襲は、アメリカらしい冒険映画。 3.そして、最後の、この作戦におけるラブ・ロマンスの悲劇。 ねっ。真珠湾攻撃っていらないでしょう。 どうして、この映画の題名が「パールハーバー」なのだろう? そして、誰もが、以下の事が気になったのではないでしょうか。 日本は、戦線布告をするべく、手順を踏んでいた。 外務省の職務怠慢により通告が遅れて、結果としてだまし討ちの 形になってしまった。まぁ、これは、アメリカの映画だから、 省いてしまうことはやむをえないかもしれない。 真珠湾攻撃の際、日本軍は、病院や民間施設には攻撃をしていない。 病院や民間施設に落ちた弾は、米軍の対空砲火である。 確かに、この映画のなかでは、病院に落ちが弾が、誰が撃った ものかは具体的には表現していない。うまいこと誤魔化している。 しかし、きっと、これを見た人は、日本軍が攻撃したと思うだろう。 後半のドゥーリトル隊が日本を空襲した際、映画では工場を 爆撃しているだけであった。史実では、彼らは小学校に銃撃を行っている。 これは、この作戦に参加した彼ら自身が認めている。 この時既に、米軍兵士は虐殺行為を行っている戦争犯罪人なのであった。 まぁ、これをことさら表現せよとは言いませんが。 全体として、日米の扱いが、全くアンフェアなのです。 そして更に、「なぜ、日本は戦わねばならなかったのか」。 これについて触れられていない。アメリカ人とっては、そんなことを 考える意味はないのであろう。俺達が世界の中心で、基準で、 正義なのだから。 日本に侵略をかけて、追いつめて、窮鼠猫を噛む状態に落とし込んで いったのに、そんなことに思いを巡らす知性は持っていないのでしょう。 さて、あまり良い評価でないようなことを書いていますが、 最初に全く無用だと言った真珠湾攻撃のシーンであるが、 映画産業の彼我の力の差を見せつけられてしまうほどのもので あることは、まちがいない。 大型特撮映画を楽しみたい人は、見て後悔しないだろう。 また、ラブ・ロマンスについては、私の周りでは涙した女性が多い。 尻軽女の陳腐な物語に思えたのは無粋な私だけで、きっと、 感動するできばえなのでしょう。 新作なのにDVDの価格が意外に安いし。様々な立場の人に、 様々な発言をさせさせててくれる必見映画と言えるのではないで しょうか(皮肉含む)。私は、見たあと、くだらない、捨て置け、 とは、とても言っていられない精神状態になった。 それはそれで、劇場料金をペイできたといえるのかもしれない。 エンディングのアナウンス(というのかな)も必聴です。 この作品と共に、「スターシップ・トゥルーパーズ」(DVDあり)を 観ることをお勧めします。バーホーベン監督の傑作です。 この映画は、言われているような反戦映画ではありません。 また、青春映画でもありません。 「これがアメリカだ!」というものをストレートに表現したものです。 「パールハーバー」が、より鮮明になってくるかもしれません。
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