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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
おぉロバート・ライアン!『熱い夜の疼き』,
By クマサン "くまさん" (東京都大田区) - レビューをすべて見る
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: Clash By Night [VHS] [Import] (VHS)
アメリカではすでにDVD化されている『熱い夜の疼き』。フリッツ・ラング監督の作品としては最も地味な部類にはいるだろう。監督特有のエキセントリックな描写が少ないからだが、だからこそ俳優の演技は十二分に引き出されている。アルフレッド・ヘイズのパンチの効いたシャープな台詞も効果的に配されているし、ニコラス・ムサラカの港町の風土を巧みにとり入れた詩的な映像も美しい。このフィルムの着目点はやはり若きマリリン・モンローとロバート・ライアン。モンローは、すでに立ち振る舞いや台詞回しなどにスターとしてのオーラが見え隠れしている。しかし、何はともあれ本編はその力強く複雑な人物描写からいってロバート・ライアンの代表作の一つ。彼のお家芸である苛立ちと哀愁とを同時に表現することにもっとも顕著に成功した一例がこれ。「怒りと優しさとを併有し、それがちらりと交差する魅力」がよく出ているのである。 複雑で屈折した心情を表現することに長けていた数少ないハリウッド・スターであったロバート・ライアン。そんなわけで数多くのフィルム・ノワールに出演した。この『熱い夜の疼き』もそのうちの一本。晩年、数多くの大作映画で彼の姿を見ることが出来たが、そのほとんどで脇役に回されていたのが悲しい。しかし、40年代、50年代、あるいは最晩年の70年代初頭に出演した作品を観ればそんなイメージは一変する。自分もそんなプロセスを通して彼に魅了された一人。『プロフェッショナル』を観て、彼の演じたどことなくしょぼくれたキャラクターに同情したあと、『罠』や『ワイルドバンチ』での懐の深い強い存在感と素晴らしい演技力に心酔したのを憶えている。また後日、この『熱い夜の疼き』にありついたさいにはとても50年代のものとは思えない屈折した現代的なキャラクター造形の新しさに惹きこまれた。 ロバート・ライアンのベスト・フィルムを個人的にあえて挙げるとすると、 『浜辺の女』 ジャン・ルノワール監督 1947年 DVD! 『十字砲火』 エドワード・ドミトリク監督 1947年 DVD! 『罠』 ロバート・ワイズ監督 1949年 DVD! 『危険な場所で』 ニコラス・レイ監督 1951年 DVD! 『熱い夜の疼き』 フリッツ・ラング監督 1952年 『裸の拍車』 アンソニー・マン監督 1953年 DVD! 『地獄の対決』 ロイ・ウォード・ベイカー監督 1953年 『東京暗黒街・竹の家』 サミュエル・フラー監督 1955年 DVD! 『最前線』 アンソニー・マン監督 1957年 DVD! 『神の小さな土地』 アンソニー・マン監督 1958年 DVD! 『無法の拳銃』 アンドレ・ド・トス監督 1959年 『拳銃の報酬』 ロバート・ワイズ監督 1959年 DVD! 『奴隷戦艦』 ピーター・ユスティノフ監督 1962年 『ワイルドバンチ』 サム・ペキンパー監督 1969年 DVD! 『狼は天使の匂い』 ルネ・クレマン監督 1972年 DVD! 『氷人来る』 ジョン・フランケンハイマー監督 1973年 ということになるのだが、およそ70本の出演作のなかからベスト16本内にランクインさせただけあって、この『熱き夜の疼き』は捨てがたい魅力を持っている。観るほどに奥深く、観るほどに感情の渦が巻き起こす波動が力強いフィルムである。ロバート・ライアンは普通のスターがすすんで請け負いそうもない一筋縄ではいかない役柄(人種偏見主義者、焦燥感にかれれた男、屈折した思惑を持つ悪人、精神的にアンバランスなキャラクターなどなど)を決して大ヒットするとは思えない、それこそ一筋縄ではいかない作品でしばしば演じた。事実、前記したベスト・フィルムはユニークかつ優れた映像感覚を持つ映画作家らによってどれも独自の高い芸術性を付されており、ロバート・ライアン自身もその中で創造性みなぎるアーティストとして実に複雑で奥深く、それでいて確かな主張をしているのが常である。憎しみ、怒り、悲しみ、憂い、そして孤独。常時人間につきまとう複雑な感情を彼ほどリアルに、また味わい深く表現できた役者も希だった。 本編はラング監督の作家としての力量とロバート・ライアンの役者としての力量を永遠に伝えるフィルム・ノワールの名作。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
スタンウィックとモンローの新旧2大女優共演作,
By ビバ!メヒコ "カリエンテ" (メキシコ) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: Clash By Night [VHS] [Import] (VHS)
西海岸のある漁港の町(撮影はカリフォルニア州モントレー)を舞台に男女の激しく切ない恋愛を、恐ろしいくらいの迫真の演技で見事演じたのがバーバラ・ スタンウィックだ。 どう考えてもお似合いのカップルとは言えない、マエ(バーバラ)とジェリー (ポール・ダグラス)の夫婦間に亀裂が入り始め、ジェリーの親友アール (ロバート・ライアン)とマエが徐々に熱愛に進展していく。 悪女役を熱演したスタンウィックは私生活でも離婚したばかりで、どこかこの マエ役にぴったりハマっていた。 ブレーク直前のマリリン・モンローがなかなかの好演技。当時26才でしたが、 20才のペギー役を無難にこなしていた。 破滅直前の夫婦を救ったのが子供でした。子供をどうするかで悩んだ末での 決断に安堵を憶えたが、どこか、アメリカの離婚率の高さに一石を投じる作品 に映る。「過去を忘れてもう一度やり直そう」現実はそう簡単にいかないのが 常ですが。。。。。 |
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Clash By Night [VHS] [Import] 作成者 Fritz Lang (VHS - 1996)
新品&中古品: ¥ 4,705
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