|
||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
10レビュー
|
|
有用性の高い順 | 最新のレビューから
|
|
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
被災地の今を伝える作者の思いが伝わる写真集,
By
レビュー対象商品: THE DAYS AFTER 東日本大震災の記憶 (大型本)
被災地の状況は現地に足を踏み入れなければ、ニュースや写真で見ても分からない。と言われています。 私も被災地へ行ったことがないので、分からないひとりですが、本写真集を見て、そこにいるような感覚に襲われました。 見開き一面の写真集には文字は極力なく、目の前には被災地の今の状況が展開します。 コントラストをおさえた発色は、現地の悲しみの空気さえ伝えてくるようです。 本誌は震災時の写真はありません。 震災後の今、そして復興まで続くこれからのシーンでもあります。 震災から4ヶ月が過ぎようとしている今、初めの頃の民間支援の勢いが今後も忘れられない為にも、このような本が出版されたことは意味があると思います。 被災地の人々には復興するまでこのシーンが続くのですから。
29 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「犬と涙の馬が写っているよ」のひと言で、、、、、,
By
レビュー対象商品: THE DAYS AFTER 東日本大震災の記憶 (大型本)
*こういう大災害の写真集を自分で「持つ」べきかどうかは案外難しい選択だ。 動物好きの友達が先に買っていて、「犬と涙の馬が写っているよ」のひと言で買うことにした。 人間だけではなく、いやそれ以上に、もの言わぬ動物たちの不安、悲しさ、辛さに感情を至らせることが出来た。 * 買った人が個々に見てもらえばわかると思うけれど、ニュースなどで見たような光景が多い気がする。 それでもこれだけの光景(みんなも知っている)をカメラで写し出しているわけで、写真家の仕事としては見事だと思う。 この写真家はちゃんと自分の眼で見た。 だから、ちゃんと見たことが写っている。 ゆっくり、丁寧に、少し考えたりしながらページを繰って行くと、揺れる波の海の中(?)から町に向かって写した写真が1枚あって、何分か立ち止まるくらいすごく印象に残る。 これは流されてしまった人たちや動物たちの、漂い続ける視線だ。 * きっとこの写真集は、「いま」ではなく、「いつか」の写真集なんだと思う。 いつかとは、未来のいつか。 「あの日は、、、」「あの頃は、、、」 そう思える日の、長い先のいつか。 その時、日本は、東北は、どうなっているのだろう? この写真集は、いったいその時どう映るだろう? この写真集を大切に持ち続けながら、その日を待ちたい。 * 漂う視線たちの、魂の安息がおとずれることを、祈ります。 人だけではなく、動物たちも。
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
永久保存版。,
By
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: THE DAYS AFTER 東日本大震災の記憶 (大型本)
この写真集の写真を撮ったのは、石川梵氏。裂けていくアフリカ大陸や氷河に削られるアラスカなど、 地球規模の大自然のダイナミズムを対象に、 空から撮ることをライフワークにしているドキュメンタリー・カメラマンです。 その石川氏が本書で明かしています。 「地球の怖さをだれよりも知っているはずの自分が、 目の前で繰り広げられた光景を受け止めることができなかった」と。 この写真集の、報道写真とは異なる視点が印象的なのは、 石川氏がいったん逡巡しているように、職業意識ではないまなざしで ファインダーを覗いているからでしょう。 空撮で撮られた写真は、地震直後、私たちがテレビで見て 言葉を失った被災地の惨状が、空から撮った動かぬ証しとして記録されています。 途中からは、実際に被害を受けた土地をめぐりながら撮った写真が増え、 被災者に寄り添うように撮った写真からは、 想像を絶する状況に放り込まれた人たちの悲しみや空しさが伝わってきます。 空からの視点は対象を客観的にします。そこから等身大の営みにズームする構成が、 奪われたものの計り知れない甚大さをいっそう痛感させるのだと思います。 人間の記憶は放っておくと風化します。それが他人事ならなおさらです。 震災直後に感じた不安や恐れを忘れてはいけない……そう真摯に思う人は、 この写真集を見て、見続けて、記憶に焼きつけてほしいと思います。 石川氏が言うとおり、静かに永く、この未曾有の出来事を後世に伝えるために。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
プロの視点,
By
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: THE DAYS AFTER 東日本大震災の記憶 (大型本)
直前に豊田直巳さんが編んだ『TSUNAMI3・11』の後に購入しました。3・11の津波では多くの方が悲しい思いをしました。こんな悲惨な出来事の記録を所持することに躊躇いました。石川さんの本書と豊田さんの編んだ写真集との違いは、プロの眼差しとアングルの差です。豊田さんのは記録的ですが、石川さんの作品は明確なメッセージを含んでいるように感じます。 本書は私にとって4冊目の津波の写真集です。これらの写真を見ることで、今後の復興がどんな手順で進められていくのか想像を膨らめています。昭文社の復興支援地図と併せ見ることで現地の具体的なイメージがつかめると思います。 定期的に写真を見つめていく中で、東北地方の堅実な復興をいつも忘れずに祈っていきたいです。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
忘れてはならないものがこの本にある,
By 月 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: THE DAYS AFTER 東日本大震災の記憶 (大型本)
311以降、嫌というほど被災地の映像を見てきた。だが、この写真集は今まで見てきたものとは全く違う。 激しい炎や、泣き叫ぶ人の姿はないのに、深い深い悲しみが伝わってくる。 静かな海の写真でさえ涙がこぼれる。 これはきっと、著者や東北の人々の悲しみが映し出されているからなのだろう。 ぜひ、多くの人にこの本を手に取って欲しい。 そして、何度も何度も繰り返し見て、感じて欲しい。 見るたびに伝わってくるものがあるはずだ。 この悲劇を忘れてはならない。 5年後、10年後と、この記録は続いていくらしい。 見守っていきたいと思う。 いつかこの悲しみが、希望の光にあふれることを願って。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
プロの写真家の撮影するものはやはり違う,
By
レビュー対象商品: THE DAYS AFTER 東日本大震災の記憶 (大型本)
写真家の石川梵さんによる東日本大震災の各地を撮影したもの。写真でなければ伝わらないものがあるのだと実感。 プロの写真家の撮影するものはやはり違うと感動した。 これまでにも津波や各地に被害はニュースや特集などで嫌と言うほど見てきた。 しかし、本書を見て被災地のごく一部を見ていたに過ぎなかったと反省した。 パラノマ写真もあって被災地にいるような感覚すら覚えた。 圧倒的なリアリティ。現場の雰囲気、匂いまでもが伝わってくるようだった。 生き残った人々もこの街並みを見てどう思ったのだろう・・・ また多くの瓦礫が発生したこともこれでもかと実感。 放射能の知識不足か誤解からか日本各地で瓦礫処理が進んでいるとはいえない。 ただ一人でも多くの人に本書を見て感じ取ってもらい東北の復興のために 最大限協力するべきであるという気持をもって欲しいと思わざる得なかった。 本書が遠い未来まで語り継がれる事を祈ってならない。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
音のない世界から聞こえてくるもの,
By
レビュー対象商品: THE DAYS AFTER 東日本大震災の記憶 (大型本)
まず、表紙の存在感に圧倒された。開かなくても解る、そこに記されている物が何か。この地に何が起きたのか。テレビや、報道写真でこれでもかこれでもかと被災地の深刻さと、絶望感に目を覆ってしまっていた私はこの写真集も始めは手に取ることも躊躇した。ところが緊迫したアナウンサーの声と共に映し出される映像と違いこの写真集からは恐ろしい程静かな声なき声、確かに在った筈の人の営みが一瞬にして喪われる崩れゆく音が、全ページから聞こえてくる。 目を覆ってしまうのではなく私はそれを感じて受け取りあの日、何が起こりこれからどうなっていくのかをこの写真家と共に見つめていきたい。この写真集は副題の通りその記憶なんだと思う。届けてくれた石川梵さんに感謝します。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
画像の限界,
By
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: THE DAYS AFTER 東日本大震災の記憶 (大型本)
画像サイズが大きく、一部パノラマ(4頁一連も)もあり、やや肉眼に近づいた。それでも視野も含め肉眼との乖離は大きく、その限界にも気づかされた。しかし、この写真集には安心感がある。 撮影者自信、「どこまでも広がる瓦礫の荒野、それはどんな写真や映像をもってしても伝わらないもの」 パノラマでの撮影依頼に対し、「写真は想像を喚起する手段だと考えていた自分は、そのあまりに直接的な方法をいったんは拒否した」 と、コメントしており、認識の上であるからである。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
記録者として,
By もぐら親子 "お父さん" (さいたま市) - レビューをすべて見る
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: THE DAYS AFTER 東日本大震災の記憶 (大型本)
現実があまりに凄惨で被写体の選択や撮影技量が何の意味を持たなくなる時、写真家の存在意義が揺らいでしまうのではないか。 現実を並べ立てるだけではなく再生への道のりを時系列に並べストーリーを加味したとしても、 やはり圧倒的な被写体の前ではそんな作為は脇に追いやられてしまう。 もはや写真家ではなく一記録者でしかありえない。 そうはいっても文字では語りつくせない現実の前ではビジュアルがツールの写真家は幸運である。 文字は写真に付される場所、日時の他は全く必要を感じない。 一応写真に題名が付いているものの無くても差し支えないだろう。 厳密には必要とする被写体の取捨選択のセンスと記録者としての賛辞を評価とした。 本書の写真展を拝観した時は写真に見入ってしまい、唖然として口が開きっぱなしになっていることに気づかず、 口と喉がカラカラになってしまった。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
是非手にとってみてください。,
By
レビュー対象商品: THE DAYS AFTER 東日本大震災の記憶 (大型本)
3.11が起こったときに自分ではテレビ・新聞やネット画像でしかその様子を見ることができなかった。その凄まじさにただ唖然とするばかりだった。自分は今までずっと絵を描き続けてきている。自分には何ができるのかと考え込むだけだった。現地へもいけないもどかしさに毎日が過ぎていた。そんな時、ある週刊誌の記事でこの写真家石川梵氏に共感を覚えてこの写真家による今度の震災の写真集が出ていることを知り早速購入した。写真集の表紙帯には 「被災現場に2箇月間とどまり続けたカメラマンの眼を通して 静かに見つめ直す、未曾有の大災害と人間 全ての日本人の記憶にとどめるべき、現代の黙示録」 とあった。 THE DAYS AFFTER 東日本大震災の記憶 の写真集は私に表現者の凄さを見せつけてくれた。そして何よりも被災者への、被災地への優しい眼差しを感じさせてくれた。 多分それは2ヶ月間の滞在ということから出てきたことではないのだろうか。パノラマ式ページが入っていたりする写真集の編集の巧さもあるのだろうが何といっても石川氏の目と心がこの写真集の圧倒的な画面を作り出しているのだと思う。 被災された方々には許してください。写真集が美しいのです。どうぞみなさんもこの写真集を手にとってご覧になられますように。そして自然が憎いと思はないでください。海が大地が憎いと思はないでください。この宇宙は我々を人間を育てているのですから。 |
|
有用性の高い順 | 最新のレビューから
|
|
THE DAYS AFTER 東日本大震災の記憶 作成者 石川梵 (大型本 - 2011/6/24)
¥ 2,415
在庫あり | ||