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31レビュー
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有用性の高い順 | 最新のレビューから
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14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
一読の価値あり,
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Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: 複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線 (単行本)
電力網、インターネット、人間の社会的繋がり、航空網、脳に生態系、このような全く多様な対象に、驚くほどの一致性が見られるというのは実に驚きだ。どれも、各要素間の隔たりが、要素数に比べて、とてつもなく小さい。例えば、60憶以上いる人間同士でも、6,7人の知人を渡り歩けば、繋がっているなど。熱力学や統計学が登場して、個々の要素の振る舞いは分からなくても、ある側面の特徴だけならば、より複雑な対象(例えば気体とか)を厳密に研究することが出来るようになったが、この本で紹介されているのは、それに良く似ている。まだ、応用範囲は未知数だが、本書で言及されている現象だけ見ても、途方もなく応用範囲は大きいように思う。今後の展開が実に楽しみだ。この本で星を5つにしなかったのは、ちょっと内容に比べて長すぎるからだ。ほぼ同じ情報量でももう少しコンパクトに出来たように思う。
44 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
前著「歴史の方程式」と共に読んでみましょう,
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レビュー対象商品: 複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線 (単行本)
「歴史の方程式」(原題:Ubiquity)の著者による複雑ネットワークの一般向けの解説本です。(原題はNEXUS: Small worlds and the Groundbreaking Science of Networks) 前著と同様、構成する要素が違うのに結果として似たような法則・パターン(scale-free/べき乗則)を満たす例が、この世の中にそこら中にある(物理学~生物学~医学~社会学~経済学~政治学)、ということを(再)認識するのに良い本です。構成要素の個性を無視しても複雑ネットワークという骨組みだけで色々と説明出来つつあるという処は、同じく組織的構造の変化(相転移)を扱う臨界現象の理論と類似点が結構あることが論じられており、ランダウ理論(及びその拡張版)も勉強し直さんとイカンなあ、と認識させられました。「複雑ネットワークって何でしょう?」という方は、この本から手始めに読まれても安心して読めます。バラバシの本(「新ネットワーク思考」)はアルバート・バラバシ達のsmall worldモデル("貴族主義的モデル":成長する複雑ネットワークで、ハブ(コネクター)の存在が特徴)に思い入れがあるように読めますし、ワッツの本(「スモールワールド・ネットワーク」)はワッツ・ストロガッツのsmall worldモデル("平等主義的モデル":規則的ネットワークにランダムネットワーク的なバイパスを追加するのが特徴)に思い入れがあるように読めます。(そりゃ、自身のモデルに拘りがあるのは研究者として当然ですが) そういう意味では、このブキャナンの本は、ある意味、両者のモデルを客観的に眺める余裕が感じられ、両方を分け隔てなく説明しているように読めました。 僕としては、既にバラバシの本等を読んだこともあり、結構重複が多いと思った処もありましたが、バラバシ型の成長する複雑ネットワークモデルが、ワッツ型の静的な複雑ネットワークに移行する可能性を論じた箇所など、バラバシとは違ったメッセージを受け取る箇所も結構あり、参考になりました。 本書の最後には、引用文献はちゃんと引用され、注釈もキチンと和訳されているので、より進んだ勉強の際に参考になると思います。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
関係,
By 唐沢 大 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線 (単行本)
全部のアメリカ人が、間に6人挟むと全員つながる、っていう話は昔本で読んで聞いたことがあった。で、その発展系がこれ。 人間のつながり方というのは、ランダムでも、規則的でもなくて、その中間的なかたちをとっている。当たり前。けど、それっていうのはいろいろなところで見られるものらしい。河とその支流、蛍の同時発光、電力系統、脳の仕組み、インターネット、富の分配、エイズの広がり、生態系、、、とか。どれもこれも、複雑そうに見えるものばかり。数学的に言うと、どれにも「べき乗則」というが見られて、例えばインターネットのウェブサイトで言うと、「リンク数が二倍になると、そのリンク数を持つウェブサイト数は五分の一になる」。あと、「資産規模が二倍になると、対応する資産家の人数は一定割合(二分の一とか)で減る」とか。で、こういう研究をしているのはほとんど数学者か物理学者なんだって。社会学とか生態学とか経済学とかとごちゃまぜになっていく感じがなんとなく心地よい。 ニューロンのはたらきが分かれば、脳のはたらきが分かるわけではない。水分子の構造が分かれば、水のことが分かるわけではない。あたりまえ。で、改めて、いろいろな要素間にある「関係」ということが、何かについて考えるときに重要だということが、分かる。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
世界は広くて大きくて、そして近い。,
By shigekey "shigekey" (tokyo) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線 (単行本)
世界は狭い、ということを実感できる。強い絆、弱い絆。 閾値。 ティッピングポイント。 感覚で理解できる理論。 それが素晴らしい。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
理論物理で社会現象を説明する斬新な切り口,
By 東海人 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線 (単行本)
理論物理の今後100年の研究の中心は創発的振る舞いであるという。創発的とは、複雑そうに見える内部には、重要なパターンがまったくひとりでに現れるという。その一つが、経済活動を説明するアダムスミスの「見えざる手」であり、もう一つが、上位2割が8割を決めるというパレートの法則だ。最新の物理学を使って社会現象を解くという筆者の手法が面しろい。その根幹を成すのが世界は6人の人でつながるというSmall worldの考え方である。その中でも貴族的なネットワーク(多数とつながるハブをもつ)という考え方で食物連鎖からWWWの広がりの問題を考察している点は興味深い。生物の生態系は食物連鎖から成るが、ランダムに種が絶命しても生態系は安定している。ハブとなる種が滅ぶと生態系に多くの問題が起こるのだ。 Small worldの考えた方をすると複雑な問題を単純化して考えることができる。地球温暖化のような複雑な問題も将来的には説明できるようになるのだろう。文科系の人にもお奨めの優れた一冊だ。
21 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
この本に何を期待するか,
By i-book (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線 (単行本)
スモールワールドネットワークとはどういう概念で、どういったところで、これが見られるのか(脳細胞・インターネット・食物連鎖・・・など)、 だけを期待して読めば、とても面白い。 この本は学者ではなく、サイエンスライターが書いているので 文章も読みやすいし、分かりやすい。でも、今までに、 『新ネットワーク思考』とか、『スモール・ワールド・ネットワーク』 などで書かれているものを、たんにまとめただけとも言える。 残念ながら新しい内容はあまりない。この考え方を 使うと、この分野のこういった現象が説明できるとか、 多少なりとも新しいことを期待して読んだのでちょっと期待はずれでした。 ということで少し辛口の評価です。
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
複雑な世界、単純な法則,
By
レビュー対象商品: 複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線 (単行本)
自然界の不思議な現象や人間社会の複雑な問題なども、”つながり”という新しい視点からアプローチしていくと、こんな法則で動いていたのかと、新しい知見を得て感激した。それぞれの研究者が、どのようなプロセスを経てこのような法則を見出すに至ったかや、モデルの前提の違いがどのような結果をもたらしたかなど興味深い記述に溢れ、時には図解もいれて非常に理解しやすかった。ネットワーク科学のダイナミズムをひしひしと感じる本で、是非一見をすすめたい。
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ネットワーク科学のとっかかりとして,
By マ (東京の海側) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線 (単行本)
SNS GreeのGreeという名前はたしか世界中の誰とも6人の友人を介してつながる というネットワーク理論の6 Degreesを下敷きにしていたと思う。 MIXIのマイミクをたどっていったら近しい友人にたどり着くことも あるかもしれない。 そういったことを学問としてやっているのがネットワーク科学です。 このネットワーク科学は、人間社会、生態系、脳細胞などなど まったく異なる分野で、いろいろな事象を説明できてしまうのです。 しかし、本は厚いですが、内容は難しく書かれているわけでは ありません。非常に読みやすい。知的好奇心を満たしてくれる本です。
16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ちょっと余分な話が多い気もしますが、面白く読めました,
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レビュー対象商品: 複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線 (単行本)
スモールワールド・ネットワークの基本アイディアそのものは、本当に単純なものなんですね。数学的に厳密に展開すると、それなりに難しくなるらしいですけど、この本は数式なんて一切ないし、説明だって非常に平易。基本アイディアを提示した後は、「ホラ、これもスモールワールド、これもスモールワールド、これもスモールワールド…」っていう感じで列挙していく感じ。ちょっと贅肉が多めで、後半に行くと正直言って少々飽きたところもあるけど、ま、ポイントだけまとめられたのでは初心者には呑み込みにくいんで、こんな風に砂糖ごろもをつけてもらったのは、イメージを膨らませる上でありがたかった。著者が研究者ではなく、「ネイチャー」編集部出身のサイエンスライターであることも、いろんな立場を満遍なく取り上げて、噛み砕いて説明する入門書には有利だったんでしょうね。他の評者の方も触れておられるとおり、バラバシとワッツを調停するようなくだりは、「ヘェ…ナルホドね」と思った(まだ両方とも積ん読状態ですが…)。 ただし、私が一番関心を持っていた脳の問題は、「脳もスモールワールドですよ~、詳しくはまだ不明ですが」で終わっていて、かなり肩透かしだったし、言語の問題にいたっては見せ金的にしか触れられないので、ガッカリ。 つけたしですが、実はネットワーク科学って、ネーミングが何だか軽くって、長い間食わず嫌いだったんですよね。でも今回この本を読んでみて、もっと早く興味を持てばよかったと反省しました。昔の思想畑で「交通」だとか「リゾーム」だとか「散種」だとか「遭遇」だとか、思わせぶりに使われていたコトバに、スッキリした形式性と、具体性のある分類方針が与えられたような気がします。
12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
内容もさることながら、取り組み姿勢も勉強になる,
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レビュー対象商品: 複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線 (単行本)
副題は「ネットワーク科学の最前線」であるが、数式や難解な論理が展開されるわけではない。単純化された事例と具体的な調査からの類推で、大規模なネットワークの持つ意外な特性(この意外性は「スモールワールド」と言う言葉に象徴される)について平易な言葉で説明してくれる。取り上げられるネットワークは、インターネットにとどまらず、太古からの社会的な人的ネットワークであったり、ホタルの生態、脳のニューロン構造、食物連鎖を構成する生物、そして経済現象であったりする。これらのネットワークの成り立ちと内部構造の分析、コミュニケーション方法から判明した知見を解説してくれるのだが、喩えやデータが分かりやすいので非常に楽しく読める。 結果的には単純な法則はいくつかあるのだが、取り扱う対象から見れば十分シンプルで納得できる回答である。 本書で得られる知識はコンピュータや理工系の方よりも、むしろ人文科学系で有効であると思える。また大規模な未知の現象を目の前にして、それを解析する努力と、全体の挙動から原理原則を見いだす姿勢こそが「科学」という感じで、精神的にも得るものがある。 |
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複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線 作成者 マーク・ブキャナン (単行本 - 2005/2/25)
新品&中古品: ¥ 206
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