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カスタマーレビュー

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2009年2月12日
本書は、ロンドン大で経済学修士号取得後、1985年にソロモンに新卒入社し、最盛期から崩壊期へと凋落するソロモンのロンドンオフィスで、3年間債券セールスを勤めた著者による作品です。
私は、ちょうど2008年後半の外資金融の大リストラ〜2008年末のボーナス告知の時期に、本書を読了したのですが、「100年に一度の経済危機などといわれているが、つい25年前にも、まったく同じような思いをした人たちがいて、その時にも2008年の今と同じプロセスでリストラが行われ、またソロモン・ブラザーズという会社が(原因こそ違うにせよ)一夜にして潰れていった」ということを知って、この業界の「中の人」のスタイルは当時からほとんど進化してないな、と強く感じました。

ボーナスの告知に社内が浮き足立ち一喜一憂する姿の描写(「年に一度、神様の前に召しだされて、自分の人間としての値打ちを告げられる」)、リストラ宣告の時に対象者が電話で会議室に呼び出され処刑されていく場の様相、全ては、1985年に著者が経験したときの再現のようでした。平成の当事者として、なんともいえない思いをかみ締めながら、いっきに読み漁りました。

また上記のような”ソロモン失墜”のストーリーだけではなく、現在の「レバレッジ・バブル崩壊」の根源ともいえる財務レバレッジがどのようにして世界市場に広がっていったか、モーゲージを世の中に広めた仕掛け人は誰だったのか、当時の債券セールスの立場から歴史を追って書かれています。例えば、フレディマックやファニーメイが生まれた理由としてソロモンが開発したモーゲージ債に実質的な政府保証をつけて販売したかったため議会に執拗なロビイングを行ったという記述があったり、ジャンクボンドが投資家の間で人気商品となり組成・供給が間に合わない状況下で、ドレクセルのミルケンによって”安定度のごく高い企業の社債をジャンクに変えてしまう方法”として、レバレッジド・バイアウトが編み出された、など、事実であれば目からウロコの記述があります。

筆者が本書を記したのはサブプライム危機など知る由もない遥か25年前ですが、当時の強引な商品開発背景や”客をハメる”セールス手法などは、間違いなく現在のサブプライム危機の遠因となっています。この業界の根底に流れるGreed(欲)の理解と、歴史を繰り返さないための教本として、さくっと読める貴重な一冊です。
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2008年9月6日
著者がかつてソロモンという投資銀行の債券セールスで働いていた際の経験を、内部からリアルに描写しています。

単に彼らのカルチャーを知るだけでも面白いのですが、この本の良いところは、それが単なる暴露話ではないことです。

 すなわち、70年代〜80年代と時代を追いながら、この頃に欧米で発明され、爆発的に普及したモーゲージやジャンクボンドといった金融商品がどのようにして作られ、どのようにして売られたかが克明に描かれています。これがいまやサブプライムショックに繋がっていったのだなぁとしみじみと読みました。この本を読んでいると、それも当然の帰結だったのではという気がしてなりません。

 また、職業人としての倫理観の葛藤などについても著者の個人的な考えが述べられていますが、これについても考えさせられるところが多いと思います。
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2011年3月21日
ウォール街の投資銀行はもともと合資会社であり、ブローカレッジや企業のファイナンス支援を細々と
行う今からは想像もつかないような小規模な業種でした。

そこにソロモンブラザーズという異端があらわれ、業界の慣習を次々とやぶりながら
巨大なディールを行い、法外なサラリーを社員にはらって肥大化していきます。

この本はそんな時代にソロモンに債券セールスとして入社した著者のウォール街狂騒曲です。

品が無く、やたらと食べて太り、そして稼ぐことがすべてに優先する価値観を
著者は「幼稚園」に例えてダイナミックに面白おかしく描写しています。

お約束といえるように、饗宴は長くは続かず、モーゲージ債は暴落し、ソロモンは解体されてしまいますが
その病巣の根源は脈々とウォール街で生き延びていたようです。

この本の後に同じ著者の「世紀の空売り」をぜひ読んでいただきたいです。世界でもっとも優秀な人を集める
ウォール街がまったく学習しない集団の集まりであることを知り、驚愕すること請け合いです。
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2015年2月1日
「ぼくは、ウォール街とロンドンで、債券セールスマンという仕事をしていた。ソロモン・
ブラザーズのトレーダーたちと机を並べて働いたおかげで、時代をかき回したひとつの
大きな渦の中にいられたのではないかと、自分では思っている。トレーダーというのは、
手っとり早い大儲けの名人であり、ここ十数年間、大儲けは手っとり早くやるものと相場が
決まっていた。そして、ソロモン・ブラザーズといえば、誰もが認める債券取引の帝王だ。
ソロモンのトレーディング・フロアに籍を置きながら、ぼくがこんな本を書き始めたのは、
のちのち語り草になりそうな数々の事件や動静を詳しく記録し、解説するためだった」。

 本書を名作たらしめるのは偏にルーウィー・ラニエーリLewis Ranieriなる傑物の存在。
 英文科の学業の傍らはじめた夜勤の郵便係、週給70ドル、そんな身に降りかかる不幸、
妻の病、治療費1万ドル。窮したラニエーリは重役に支援を申し出て、そして受諾される。
「そうするのが正しいというただそれだけの理由で、治療費は支払われたのだ。……『その
瞬間から、ルーウィーは会社に惚れ込んでしまったのさ』」。
「人間好きにはちがいないが、特に“おれの身内”と呼べるような関係が好き」、一家の
結合を図るべく、「毎週金曜日は“暴食の日”で、取引業務はいっさい停止」、そして宴に
乱舞する浪花節の権化のようなその男、ただしその「鋭敏な感覚は、時として目的のために
手段を正当化し、あるいは自分の利益を優先させがち」。強運か、悪運か、閑古鳥の鳴く
モーゲージ部門を統括し、やがてそのお荷物を80年代「会社の売上げの半分以上を稼ぎ出す
……打ち出の小槌」へと育て上げ、だが「手持ちのスーツは4着きり。全部ポリエステル……
黄金期のあいだ、200万ドルないし500万ドルの年収を稼ぎながら、彼はずっとその4着の
スーツで押し通した」。

 権力闘争の末にラニエーリを切り捨てたソロモンに貫かれるこの通奏低音、ゆえにこそ、
引き抜きで社を去る男のこんな捨て台詞がとてつもなく重く響く。
「忠誠心が欲しかったら、コッカスパニエルでも雇うんだな」。

 原著は1989年、しかし今日読んでなお新鮮、金融工学に進化(退化?)はあれど、
ファニー・メイ、フレディ・マック、債権を証券化してリスクを世界にばらまく手法etc...と
リーマン・ショックを予言するかのような記述ぶり、そしてそうした用語群を分かりやすく、
そして楽しく読ませる点においても白眉の出来。
 
「イタリア人、独学、大声、肥満体」。
 本書はひたすらこの男に捧げられるべき一冊。
 この立志伝を前にしては、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のディ・カプリオなどただの
お子ちゃま、筆者のベストセラー『マネー・ボール』のビリー・ビーンすらもはるかかすむ。
 この歴史的なキャラ立ちだけで、問答無用の5つ星。
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VINEメンバー2010年5月20日
ソロモン・ブラザーズは80年代に債券の自己取引でウォール街でトップに昇りつめた投資銀行会社。本書はそのトレーディング/ルームで何が起こっていたかを喜劇的に描写している。

本書から読み取れるのは、投資銀行会社のビジネスはかなりの部分を政府の規制の緩和・強化に左右されるということだ。例えば、ソロモンがモーゲージ部で多大な利益を得たのは、S&Lに対する税制優遇措置という制度変化をソロモンが最も上手く利用できたからだ。それも棚から牡丹餅というのではなく、ソロモンは立法過程へのロビー活動を積極的に行っていた。

同時に、80年代以前は投資銀行業務の影に追いやられていたアウトロー的な「非エリート職」であったトレーディング業務が、莫大な金を会社にもたらすようになったことにより、強い影響力をもち投資銀行のカルチャーを変えていったことも面白い。
カネとリスクを媒介する中で、投資銀行会社というビッグプレーヤーがどういった立ち振る舞いを行い、誰をカモにしているかということの一端を本書は垣間見せてくれる。

同時期にソロモンに務めた末永遥、松本大らの著書も本書にリンクしている。ソロモンの債券王メリウェザーはその後、かの巨大ヘッジファンドLTCMを設立し、関連書籍も多い。この本はある意味、それら金融史・相場師列伝の源流。金融、投資に興味があるならまず読んでみるべき本だと思う。
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2006年1月21日
昨今の投資ブームの中、儲け方やスキルを書いている本は多いのですが、この本のように実際の取引でのマインド面を書かれた本は少ないと思います。どうして多くの個人投資家は、プロのトレーダにだまされてしまうのか、市場はどのようにプロによって作られているのかなど、個人投資家がメンタルな面で知っておいたほうがいいことが多く書かれています。結局、世の中のうわさ話や大衆心理に影響されない投資家が一番儲けていることがわかります。
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 同じ著者の『世紀の空売り』が面白かったので本書も読んでみたが、やはり面白かった。ある程度は投資関連のさまざまな概念に通じていた方が望ましいと思うが、どちらかと言えば人間ドラマが前面に出ているので、私みたいにその手の知識を欠いた人間が読んでも十分楽しめる。

 著者は60年生で、プリンストン大で美術史を学んだ後、ロンドン大で経済学の修士号取得。85年にソロモン・ブラザーズに入社し債権セールスマンとして好成績を挙げるが、87年10月のブラックマンデーを経て、88年初めに退社したとのこと。
 89年原著刊行の本書は、著者の経験をもとに当時のソロモン内部のハチャメチャな様子を描いた内容で、角川書店版の邦訳単行本(90)には「ウォール街は巨大な幼稚園」という副題がついている(ただし私が読んだ文庫版は06年刊行のパンローリング社版の邦訳を底本にしたらしく、この副題は外されている。また参考までに言うと、原著には副題はあるがRising Through the Wreckage on Wall Street となっている。しかしこれはこれで、本書の内容から見て著者がこんな副題を気に入るとは思えないので、編集者がつけたか、あるいは著者が自分で考えたとしても販売戦略上の判断だったと思う)。

 以下、私が個人的に興味を惹かれたいくつかの部分について。
 本書で描かれているドラマの重要な背景として、著者がソロモンに入社した時期、まさに会社が転換期を迎え、採用する学生の高学歴化が急激に進んでいたという点がある。新入社員に対する研修に際しても、このギャップが軋轢を生む様子が描かれていて、例えば研修クラスに講師としてやってくる「株の世界の人間は、(中略)生身の体験以外のものをあまり重視していない」という件りがある。この講師はベンジャミン・グレアムとやらの、「算術やもっと込み入った数式が用いられるときは、相場師が理屈に経験の代理を務めさせようとする注意信号だと見てまちがいない」という言葉を引いて見せるのだが、「こういう態度は、研修クラス内の八十人のMBAや十五人の博士たちにとっては笑止千万だった」(p104)。
 実は、著者が配属されることになる債券部においては数学がさらに大きな役割を果たすわけで、当時のソロモン債券部で最も優秀なトレーダーとして本書初めから登場するジョン・メリウェザーが、後にマイロン・ショールズやロバート・マートンを巻き込んでLTCMを設立することになる。そういう時代の変わり目の空気を伝えているところが、私には面白かった。

 次は日本に関する記述。研修クラスにいた日本人たちが最前列に陣取りながら居眠りするのを他の研修生たちが不気味がる描写も面白いが、日本が米国債を引き受けるカモにされた件りには、私でさえ愛国心が疼いた。著者の同僚であるダッシュ君についての、「年に数百億ドルのアメリカ国債が、彼の電話を経由して、アメリカ政府から日本へと流れ出した。ダッシュは、アメリカの貿易赤字を投資金として取り返すという愛国的な役を果たしていたわけだ」(p295)とか、「『やったぜ、マイケル!』注文をなぐり書きしながら、ぼくに向かって叫ぶ。『日本人だよ。気に入られちまったらしいや。むちを当てて、どんどんしぼり取ってやるぞ。ひゃっほう!』」(p366)といった記述がそれだ。

 他にも、ドレクセルのマイケル・ミルケンらが中心となってジャンクボンド市場を拡大し、それがあまりにも成功したために80年代半ばから債権の供給不足に陥り、そこから企業乗っ取り資金をジャンクボンドで調達することで債権を増殖させるアイディアが浮上して、ついには企業買収の大ブームが巻き起こったというストーリー(p375)も、私などは「え、そういう流れだったの?」みたいなショックを受けた。
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2006年7月8日
この本を読む前に、マネー革命や巨大投資銀行を読んでいたので、ソロモン=アービトラージ=メリウェザーのイメージが強かったが、モーゲージの立ち上げなど70年代後半から80年代の未成熟の金融市場の歴史をソロモンが作ってきたことがわかる。専門的な話よりも人間模様が中心なので、金融の勉強というよりはソロモンという会社への興味がある方はどうぞ。
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2006年1月27日
『マネーボール』で御馴染みのマイケル・ルイスがソロモン・ブラザーズの一員として過ごした2年間を、ウォール街の様々な歴史的事件を織り交ぜながら回想する、抱腹絶倒の一冊。構成の比重や組み立てに若干の違和感を感じるものの、世界最高峰のマネーゲームの殿堂を内部から描写する手さばきは、さすがにメリハリがあってお見事の一言。高度で難解な数学の理論によって武装された、青白い天才たちの住まうイメージのあるディーリングルームが、現実にはタイタニックの最下層にある機関室のように、汗とマッチョの怒号の飛び交う鉄火場として生き生きと、ユーモラスに描写されていて驚かされる。そして彼らがいかに投資家を嵌め込み、食い物にしているかが残酷なまでに描写されている。

この本のもう一つの重要なテーマは、「マネー」というこの世で最も奇妙で、捕らえがたい存在に対して、他では得がたい洞察がちりばめられていることだろう。オンライントレードの普及により、デイトレーダーとしてデビューを目指す人には、チェックしておいて損にならない本だろうし、そうでない人にも損にならない本だろう。
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2011年3月6日
「歴史の唯一の教訓は、人は歴史から何も学ばないことだ。 」
というようなことをドイツ人の哲学者が言ったそうですが、
20年以上前に書かれたこの本が今でも昔話に見えないのは
まさにそういうことなんだと思います。

2008年にウォール街でリーマンショックが起こりましたが、
結局のところ、こんな人災は繰り返すんでしょうね。
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