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16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
単なるイラストでない見て判る。本文と交互に178点!, 2006/3/22
多くの特長を持った本である。まずタイトルにあるように
1.「イラスト」である。
通常、図解とかイラストで判ると書いてあっても、中には「どこが図解か?」と言いたくなるほど、数えるほどしか無い物もある。良くできたものでも見開きの片側が図解で、反対側はごく普通の文章である。
しかし本書は、それが混然一体となって、読み易く数行ごとに区切られ、本文をフォローするように、イラストや図解が順次表されて、さながら授業を黒板に面して受けているかのようである。
目次にまでも、視覚的に捉えられるように頻出する。従って、ほとんどのページにイラストや表・図解が登場し159ページ中に178点も登場する。
また通常の本のイラストは、無くても問題のない、何の理解の助けにならない挿絵にしか過ぎない。本書では執筆した税理士がすべて書き下ろしただけあって、専門家として伝えたいニュアンスをイラスト化しているので、大いに理解の助けになる。
次に2.「会社パターン別のモデル定款」である。圧巻である。それも資料程度に巻末に載せるのでなく、第9章全てを用いて中小企業オーナーの立場で、経営・事業承継・相続に資する視点を貫いている。思想を持ったモデル定款は珍しく、またそうであるからこそ実務上役立つ。
これが8章までの本文で易しく述べられたことを呼応して相乗効果を生み出している。さらにモデルを載せるだけでなく、これに詳細な解説を付け、何故このような選択をしたのか、それがどうオーナーの経営、事業承継、相続に役立つかについて、惜しげもなくノウハウを公開している。これだけでこの本の値段の価値がある。
さらに3.「浜田道代教授の監修」であることである。浜田教授は新会社法要綱作成にあたって法制審議会委員として中小企業のために尽力した方である。本書は同教授の門下生である二人の税理士がゼミの内外で指導を受けて著したもので、単に名を借りたような監修ではない。
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