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2015年8月31日
クラシック音楽から今風の新しい音楽まで、音楽の成り立ちについて明晰に解説している。ハ長調から始まる調性の特徴のとらえ方を解説し、例えば五線譜にフラット「b」が同じように三個つくベートーヴェンの交響曲第五番「ハ短調」や第三番「変ホ長調」英雄を聴いたときの感慨の基礎となる音楽理論などについて優しくかつ今風に解説しています。作曲家や音楽大学の楽理科の学生にとっては常識で、ピアノ科の学生に教えるときの参考になり、学生も楽々と理解出来る内容です。吉松さんの切れがよく無駄がない解説が効をを奏していて、素人でもおおよそ受け止められる内容になっています。音楽を聴くヒトばかりでなく、演奏するヒト、収録するヒト、教えるヒトなど幅広い読者にこの内容を知って戴きたいと思います。

もう少し音楽を、音そのものの方向へ拡張して、その基本まで知りたい音楽大学関係者、楽器製作者、収録やパブリックアドレス等の音響関係者、オーディオ通のかた、等のためには芥川也寸志(あくたがわ やすし、1925年7月12日 - 1989年1月31日)著「音楽の基礎」岩波新書1971/8/31、ISBN-13: 978-4004140573をおすすめします。こちらも音楽大学の教科書を越えた名著といえましょう。芥川也寸志は作曲家・指揮者で、文豪・芥川龍之介の三男です。
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2015年10月26日
それぞれに調性の感じ方は違うと思いますが、具体的な曲目や楽器の特性にも触れているところが面白いです。
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2015年2月17日
作曲家は作曲する際に、調にこだわりがあるのか?あるとすればどうしてその調を選んだのか?
など納得の本です。
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2015年12月21日
今まで、抱いてきた調性に関する疑問をかなり拭い去ってくれた。 あとは自分で色々経験を通して実感することかな。
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2016年3月22日
1.内容
レビュアーは最近歌うことに凝っているが、カラオケでは異性の曲はキー(調性)を変えたほうがいいらしい(レビュアーは男性だが、女性の歌を原曲にすると低い音が響かないと感じた。もっとも、どのように変えるかは諸説ある)。それが理由で調性に興味を持ったが、調性とはどんなものか、時代によってどんな調性が選ばれたか、(クラシックの)作曲家は調性をどう決めるか、音楽の歴史、等が書かれて居る。最終章は、調性の傾向と、使われているクラシック曲の紹介。

2.評価
レビュアーは全てを理解してはいないが(読み飛ばしたところもある)、調性を決める実際や調性の特徴が書かれているのが有益だった。ポップスの話になるが、美空ひばりが五輪真弓の「恋人よ」をカヴァーしたのをTVでみたことがある。そのとき、「川の流れのように」のように高音を使える美空が五輪より低いキーで歌っていた。美空ならびにスタッフはおそらくどの調整があっているかを考えたものと思われる。このように、調性を決めることは、音楽の方向性を決めるものだということが本書でわかった(つもりになった)ので、星5つ。

3.注意
敬称略。本書の相当部分は、レビュアーが書いたようなポップスの話ではなく、クラシックの話である。
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2015年11月17日
変ト長調の名曲は、相も変わらず「ねこふんじゃった」を紹介しています。
ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」、ドボルザークの「ユーモレスク 第七番」。どちらも有名な曲で、どちらも変ト長調なんですけど、あっさりスルーしてますね。
筆者の底が知れます。
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