カスタマーレビュー


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38 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 凍よりお薦め
 人は命をかけて物事を成し遂げようとするときに、超人的な能力を発揮でき、生きている実感を得るのだろうか。そのような境地に達している彼は、最も幸せな人生を過ごしていると思う。
 残念ながらとても真似はできないが、この本により、彼をもっと知りたい、応援したいという気持ちになった。凍もなかなか良いが、こちらのほうが、より山野井氏の肉声が伝わるので、その分感動がある。沢木さんはこの本を読まずに凍を書ければよかったのに。凍は星4つ半、この本は星7つ分の価値があります。
投稿日: 2005/10/23 投稿者: 3代目

対
81 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 クライマーの価値観
私はこの本を読み、幾つかの疑問点を感じました。クライマーとしてのプライド、価値観は人それぞれだと思いますが、自己満足でクライミングする人、或いは社会に自分の存在を知らしめる満足感でする人。様々、文中で苦労の末、下山し最終章での夫人を残し、先に自分が下山する。とありますが、その際に夫人の生きている姿を最後では無いかと写真に撮る行為はどうしても理解が出来ません。私ならば妻がその様な状態になってしまったなら、最後まで傍にいて付き添い下山に全力を尽くし、最悪の場合は一緒に死ぬことを撰びます。また、下山しギャルツェンに会えた時も作者は登頂した事を最初に伝えていますが、それも私ならば妻の救助が最優先ではないかと考えます。
投稿日: 2008/6/17 投稿者: od-m


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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 今だからこそ, 2007/1/21
レビュー対象商品: 垂直の記憶―岩と雪の7章 (単行本)
現代生活とは離れた生活をされている、山野井夫妻。物がありふれている今だからこそ我がの生活を振り返ってみたらどうだろうか。また愛などという言葉ではくくれない夫婦の信頼関係、協力関係は読んでいて羨ましくも思えてくる。
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11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 感動で、背筋が凍った!!!, 2005/1/8
レビュー対象商品: 垂直の記憶―岩と雪の7章 (単行本)
生とは何か。

垂直。
人が存在することを、
自然が拒絶するかのような世界。

そこに、たった一人で立ち向かい、
生と死の狭間で人が成り立ちうる事を、
まるで証明しているように感じる。

クライマーとしてはもちろん、
一度しかない人生を濃密に生きている姿勢も、
尊敬せずにはいられない。

岩壁に向かう者の一人である私に、
本当に多くの事を伝えてくれた、
私のバイブルです。

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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 専門用語が多いです, 2010/4/7
レビュー対象商品: 垂直の記憶―岩と雪の7章 (単行本)
クライミングの経験があればあるほど面白く引き込まれる本だと思います
あまり知識がない人だと分からない単語や地名が多過ぎてついていけないかも

あとがきの最後の文章がググっときました。
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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 興奮しながら一気に読了, 2008/8/16
レビュー対象商品: 垂直の記憶―岩と雪の7章 (単行本)
数年前から山岳小説に興味を持ち、何冊か読んできましたが、久々に面白い山岳本に出会いました。
山野井泰史氏は、登山界では非常に有名な方です。

全編、興奮しながら一気に読了しました。
各章の間にあるコラムも、山野井氏の人柄や日常が垣間見え、温かみがありました。
文章が稚拙だと仰る方がいらっしゃいますが、本業がクライマーなのに、これだけの文章を書ける人がいるのだと、私はむしろびっくりしました。
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5つ星のうち 4.0 冒険心と夢を持ち挑戦し続ける人たちに勇気を与える書, 2012/4/15
Amazonが確認した購入(詳細)
レビュー対象商品: 垂直の記憶―岩と雪の7章 (単行本)
本書は、ソロクライマー山野井泰史氏のヒマラヤ登攀記である。

収められているのは、1991年のブロード・ピーク登頂から、2002年のギャチュン・カン北壁登頂までのヒマラヤ9峰の登攀記録だが、登山とは縁のない私も吸い込まれるように読むことができた。

それは、例えば、

『僕は山を登り始めてから今まで常に、「もっと難しい壁に、もっと厳しい環境で、もっとシンプルなスタイルで」と、自分の限界を押し上げてきたつもりだ。もちろんそれは、誰かに強制されたのでもなく、僕自身が、どうしようもなく限界に挑みたくて仕方なかったからだ。確かに小さなハイキングをしているときも喜びは感じるが、やはり限界ぎりぎりの登攀をしているとき、「生きている」自分を感じられるのだ。』

というように、自分の技術に磨きをかけ、厳しいヒマラヤの大自然に挑戦する山野井泰史氏が描かれているからだ。

山野井氏自身が、

『アルパイン・クライマーが生きていくうえには、死の香りと冒険は必要不可欠のようだ』

と語るように、山野井氏の挑戦し続ける岩壁登攀は死と隣り合わせの世界だ。

実際、ギャチュン・カン北壁登頂の記録はすさまじい。長いが引用すると、

『ふと見上げると、二人のチベット人とギャルツェンが亡霊を見るように立っていた。彼らは僕達が確実に死んでしまったと思っていたらしい。

「疲れたよ。生きていたんだ。妙子を迎えに行ってくれ。ギャチュン・カン登ったよ」

ギャルツェンは泣いていたが、私は微笑んでしまった。

彼らによって慌しく個人用テントが立てられ、ケロシンストーブに火が点けられ、食事の準備が始められた。三時間後、妙子はチベット人に背負われてベースキャンプに帰ってきた。本当にすべてが終わった。無惨にも色が変わった手足の指。彼らはそれらから目を背け作業を続けているが、僕は生還できた代償をまじまじと見ながら、いつになったら登攀の世界、山の世界へ戻れるか考えていた。』

奇跡的な生還を果たしたが、しかし、その代償を凍傷で失った手足の指。

クライマーとしては致命的に思えるこの傷を前にしても、冒険心を失わない人間の不思議がここにある。

山野井氏自身もその不思議の答えはわからないようだが、一つ言えることは、

『登っていなければ生きていけないのである』

とのことだ。

要するに、冒険心にはつまらない理屈は不要、ということだろう。

本書は、登山に興味がある人や、クライマーを目指す人だけでなく、冒険心と夢を持ち挑戦し続ける人たちにも、一つの生き方として勇気を与える書だと思う。
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5つ星のうち 5.0 感動指数が高い登攀記録, 2012/3/20
レビュー対象商品: 垂直の記憶―岩と雪の7章 (単行本)
  ソロ(単独登攀)、新ルート、無酸素でアルパイン・スタイル、これが登山家山野井さんの登山の流儀。7大陸最高峰、ノーマルコース、スポンサーつきの登攀を拒否し、ひたすら自分の流儀にそったストイックな山登りを目指す。名誉、偉業を誇る輩とは無縁のところで生きる。
  本書はその山野井さんが目指したヒマラヤ高峰(12年間で18回挑戦)登攀の体験記。ブロード・ピーク(8407'b)、メラ・ピーク西壁(6437'b)とアマ・ダブラム西壁(6812'b)、チョ・オユ南西壁(8201'b)、レディース・フィンガー南壁(5985'b)、マカルー西壁(8463'b)とマナスル北西壁(8163'b)、K2南南東リブ(8611'b)、ギャチュン・カン北壁(7952'b)。それぞれに難峰で挑戦する価値のある山々のようだ。
  ひとくちに山登りと言っても、それは入念な資料収集、落ち度のない準備が大前提。実際に登攀に入るまでにも、高順化、気象のチェック、装備の点検、辛抱強く機会をとらえる精神、モティベーションの維持と管理、適切で大胆な判断が要求され、ひとつの誤った行動、判断は大惨事につながりかねない。7000メートルを超えると酸素ボンベ無しでは長居はできない、死ととなりあわせの世界、食糧は最低限でアルファ米、やきそば、乾燥汁粉、ビスケット、チョコバー、ミルク、ココア、紅茶などごくわずか、頻繁に起こる大小の雪崩と落石、落ちる体力、眠気との闘い、自然との極限状況のなかで闘いは熾烈を極める。登山家はそこに生きていることの喜びを感じ、それゆえに挑戦するのだが、山野井さんをしてでもいざ壁に立ち向かうと死の恐怖で震えがくるようだ。
  マナスルで大きな雪崩に遭遇し九死に一生を得た体験、ギャチュン・カンでの下山時の遭難を語った章が読み物としては圧巻。そこには、妻の妙子さんがいた。山野井さんの登山人生については、これまで沢木耕太郎の「凍(とう)」、父親の康有さんが書いた「いのち五分五分」を読んで少しはわかっていたが、本書は自身の著作であり、感動指数は圧倒的に高かった。
  巻頭に章ごとに対応したカラー写真があり、これがまた美しい。そして各章に登山経路の図が、そしてコラムが挿入され、これらも参考になり、山野井さんの人間味が出ている。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 こころざし, 2004/11/24
レビュー対象商品: 垂直の記憶―岩と雪の7章 (単行本)
目標を具現化していくための志のあり方をおしえて頂きました。
不安や恐怖心をときふせ、こころで考えモチベーションをあげていく姿にただただ感動しました。
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9 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 本物, 2006/9/4
レビュー対象商品: 垂直の記憶―岩と雪の7章 (単行本)
 本物。ただそれだけ。テレビや雑誌などを通して

色々偽者があふれているが、こういう人が

いるってことは、まだまだ人間も捨てたもんじゃない。

読めば誰でも何かを感じられるはず。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 登山家の思考と人柄がダイレクトに伝わってくる, 2010/3/2
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レビュー対象商品: 垂直の記憶―岩と雪の7章 (単行本)
沢木耕太郎の「凍」に引き続き、山野井氏の生き様に興味を持ち、一気に読んだ。ギャチュンカンの奇跡的生還以外にも、それぞれのチャレンジが詰まっていて、この本は楽しめた。僕は高所恐怖症なので山を攀じ登る勇気も技術もないが、ポーターレッジなる空中の寝床に宿泊しながら巨大な壁を何日もかけて登るパキスタンのレディース・フィンガーなど、大変興味深かった。またマナスル北西壁での雪崩遭遇では死の寸前で奥さんの妙子さんに掘り出されたりと、流石に雪に埋まった者しか書けない、しかも死んだら文章化出来ない稀な体験をしている。

タイトルのとおり7章のお話だが、章間に挟まれたコラムが絶妙の脱力的内容で、忙しい日常に自分を見失っている多くの読者を和ませるだろう。このコラムで山野井氏は、自分が山で死ぬことを許された者だと言う。確かにこれまで名を馳せ山に散った名登山家と比肩して見劣らないばかりか寧ろ輝かしい登攀歴を持つ山野井氏は山で死ぬことを許され得る人物だろう。しかし、この方には、よぼよぼのじい様になっても、足腰がふらついても、まだまだ若い者には負けんぞと、何事でもないような涼やかな顔をして冬富士をシリセードで滑り降りるような老後を期待したい。生きている伝説として存在し続けて欲しい。なぜなら、これほどの巨大な情熱は、見る者を興奮させる影響力があるからだ。一読をお薦めする。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 NHK「白夜の大岩壁に挑む〜クライマー山野井夫妻〜」を観て, 2008/4/19
レビュー対象商品: 垂直の記憶―岩と雪の7章 (単行本)
NHK「白夜の大岩壁に挑む〜クライマー山野井夫妻〜」を観て、山野井夫妻に興味が沸いて読んでみた。命をかけた、本当にギリギリのところまでいかないと、極限の登山はできないんですね。近くの山に登ることさえおっくうな私には考えられないが、山野井さんのように「生きること=登山」という人がこの世に存在することを初めて知った(笑)。

文章はプロと比べたら素人らしい拙さを感じるが、技巧がない分、素朴で力強い意思が伝わってくる好著だと思う。「ギャチュン・カン」のパートは沢木耕太郎の「凍」の方が迫力が伝わってくると私は思います。
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垂直の記憶―岩と雪の7章
垂直の記憶―岩と雪の7章 作成者 山野井 泰史 (単行本 - 2004/3/1)
¥ 1,575
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