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22 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
経営者と経営学者をつなぐ良書, 2004/5/30
この本は、非常に面白い。あらゆるビジネスマンにお薦めである。ビジネス書というと、主に2つのタイプがあるであろう。1つは、経営者がみずからの経営について振りかえった本。これは、現場感は高いし、経営者の価値観や人間力にふれることができる点は面白いが、他社に応用するためには、具体的な内容を読者自ら抽象化して理解する力が必要となってくる。 もう1つのタイプは、経営学者やコンサルタントが書いた本。これは、ロジカルに構造化されているため、会社への適用はしやすいが、一方で、現場感がなく、ともすれば、机上の空論的になってしまう。 この本は、その間を埋める本である。すなわち、ベンチャー企業の育成プロセスを小説化しているため、具体的であるし、そのうえで、コラムなどによって抽象化された経営論が紹介されている。コンサルティングファームBCGで活躍し、ベンチャーキャピタルなどを経て、今は、ミスミの社長を務める三枝氏ならではであろう。 瀕死の会社に、若手経営者が乗りこんで、試行錯誤しつつ、成長企業によみがえさせるというストーリーは、ストーリー自体として、下手な経営小説よりはずっと面白いし、また、まさに、もっとも難しい経営判断が随所に出てくるものであり、読者それぞれに、必ずや役立つ読み方ができると思う。
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
勇気が出る, 2005/5/6
一気に読める経営書。とにかくストーリーが面白い。思わず感情移入してしまうキャラクターに、微妙な心理描写、ただの経営のプロではない筆者の非凡な才能を感じずにいられない作品。経営書としての充実度もさることながら、一介のサラリーマンである私に非常に勇気を与えてくれる内容であった。他の同僚とは違うリスクある選択を果敢に行い見事に成功をおさめる主人公の伊達陽介には、組織の「一部」でしかない私の会社人生に一石を投じた。 かといって経営者の道を選択した主人公が簡単に成功を手に入れるわけでもなく、さまざまな場面で悩み葛藤しながらもロジカルな解決策を考え出すのであるが、ロジカルであるだけではうまくまわらない組織の難しさも提示しており、経営の奥深さを考えされられる。 この本は筆者のいう「経営の疑似体験」の一つとなる。一人でも多くの人に読んでもらいたい作品です。
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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
むずむずしてきます, 2004/9/21
経営というのは純粋に面白い仕事なのだということを教えてくれます。今まで、経営者になることに興味をもったことはありませんが、三枝さんの本を読んでいると、たとえば、「プロ野球選手になって大リーグに・・」とか「科学者になってノーベル賞を・・」といった小さい頃の思いに似たわくわく感が知らず識らずに湧き出てきます。金銭的に成功したいから、偉いから、かっこいいから・・ではなく、経営自体の面白さを感じさせてくれる機会は貴重です。その上でそれに必要な能力や武器の話がでてくるのですから説得力があるのですね。 本書で特に目立つテーマは「時間軸」と「人」でした。いろいろな戦略やアクションを「いつ」「誰に」とっていくのか、をリアルなストーリーとして追体験できます。このあたりの基本能力は、誰でも、日々の経験の中からでも吸収し育てるチャンスがあるはずですが、それには役立てようという意欲がいります。本書で意欲をたかめませんか。 巻末で、ミスミ社長としてチャレンジされることになった三枝さん自身の生の意気込みが語られているのも素敵なおまけでした。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
良著です。, 2003/5/1
とかくビジネス書は難解な言葉を使いがちで実際のインプリはどうすれば良いかイメージできないものが多いのですが、難しい話が分かりやすい言葉で書かれています。これも著者の力量ですね。ビジネス書はその性質上、ややもすると無機質になりがちですが、この本は小説風に書かれることで、ビジネスには「熱い心」(多少、野暮ったい表現ですが・・・)が大切なのだということを思い出させてくれます。 ただ、実際の変革がこうもうまくいくのだろうか(多少の紆余曲折は描かれていますが・・・)と疑問に思う点がありますが、そこを差し引いても十分読み応えのある良書だと思います。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
経営のドキドキ感、たっぷりです!, 2008/3/25
本書は下記レビューで絶賛されているが、私なりにその原因を挙げてみる。
1.一気に読めるストーリー性
2.登場人物への身近感
3.登場人物の表と裏が見れる構成
4.理論と実践のマッチング
5.成功と失敗のバランス
2.登場人物への身近感
登場人物は「凄い」人もいるが、概して多くの会社にいる人々であり、
読者は「自分や周囲の人とそう変わらない」と感じやすい。
3.登場人物の表と裏が見れる構成
人物の行動・発言のみならず、≪○○の話≫という形で人物の率直な
考えが述べられていることで、感情移入しやすい。
4.理論と実践のマッチング
フレームワークにより社員間での共通言語ができ、理論が現実を捉え、
変える土台として活用される。現場のダイナミズムが整理され、共有
されて次のダイナミズムを生む。
5.成功と失敗のバランス
お先真っ暗の状態からなんとか抜け出す道が見えたかと思うと、別の
問題が現れ、泥沼に引き込まれそうになる。明るい話と暗い話の対照
がビジネス的なドキドキ感を誘う。
1.一気に読めるストーリー性
2〜5の仕掛けが巧妙であり、企業再建というストーリーが明確で
あるため、本書に引き込まれてしまう。
以上が本書が絶賛される理由だと思うが、いかがだろうか。
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経営を感じるために, 2007/2/11
戦略プロッフェショナルに続いて読破。
経営を「感じる」ことができた。
とある大企業の社長がアメリカ企業の社長とであった。アメリカ企業の社長は36歳という若さにもかかわらず、経営者としての風格を身につけ、自分の会社の同年齢の社員との差を痛感した。
ある日大企業の課長が、関連子会社の社長に就任することとなる。
36歳の主人公が、壁にぶつかりながらも経営者として成長していく姿を描く。
その姿に何を思うだろうか。
きっと、経営を疑似体験しながら、その「光」と「陰」を感じることだろう。
人間関係のもつれをはじめ、企業の再生の大変さが伝わってきた。
企業再生にまつわるさまざまな出来事の臨場感が素晴らしい。
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7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
何度も熟読すべき本!, 2007/1/22
経営に関する考え方の視点が巧みに描かれている。
特に、意思決定の手段と思考法は素晴らしく、
実践で応用できることばかり!
これは長年BCGでコンサルタントとして活躍した著者ならではの
視点だろう。
撤退の時期、リスク判断の視点、CFの重要度などが非常にわかりやすく
表現されているので、どんな人でも読めると思います。
これを読むのと読まないのでは、
会社に対する関わり方、考え方が全然異なると思うくらいの良書です☆
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経営パワーとは・・・, 2003/4/22
三枝氏の講演を聞いて以来、ずっと三枝ファンです。 この人の本を読むと、本当に仕事に対する「熱き心」が沸いてきます。 必読書ですね。個人的には、『V字・・・』よりもこちらが好きです。
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危急の課題にメスを入れた経営読本, 2005/1/3
好評を博した「戦略プロフェッショナル」に続く経営革新ストーリーである。著者が実体験したいくつかの再建事例をもとにノベライゼーションを行なうという手法を踏襲している。 ビジネス書としての論理性を犠牲にすることなく、臨場感のある小説として仕上げた手法は相変わらず見事である。前作以上に複雑な舞台設定を用意し、更に突っ込んだ戦略理論を展開する構成となっている。主人公の役柄も基本的な戦略理論を十分に身につけ、国際舞台での経験も積んだ若手エリートといったところである。主人公が日本的エリートの弱みを見せつつ、それを克服しながら成長していく姿に好感が持てる。 ただし、前作を上回るインパクトがあったかというとそうでもない。ビジネス書としての価値を高めようとする意図からだと思われるが、戦略の効果があまりに見事に実現する様子から、本当にあった話なのかという疑問がどうしても浮かんでくるのである。生のビジネスの赤裸々さは明らかに前作の方が上である。この手の著作にそこまで求めるのは酷な気もするが、真の変革能力を持った経営プロフェッショナルの育成に示唆を与える目的を持った著作であるからこそ、厳しい基準で評価したい。
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出世することは正しい動機で, 2003/10/13
三枝氏の著書は大体読んでいるが、これも期待に漏れず心がワクワクする作品だった。 なぜ、変革できない企業はそこで停滞してしまっているのか? 成長する企業はどんなブレイクスルーを通り抜けているのか? 雇用者と経営者にはどんな差があるのか?そんな経営学的難解な話なりそうなトピックを一晩で読みきってしまうほどエキサイティングなドラマストーリーで伝えてくれるのがこの作品です。
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