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30 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 経済がわからない人の為の経済学の本
平成バブルが弾けて既に15年、如何して日本の景気が立ち直るのがこれほど掛かったかと理解が困難な人のための大変良い参考になると思います。

作者のRichard Koo氏は10年以上まえから、各種講演会、メディアにたいして「バランス・シート不況」の概念を説いてきた。ある時は、もてはやされ毎日のようにテレビ出演をされたりしたが、急にテレビ出演が減ったようであった。往時の日本政府の政策に真正面からぶつかって議論して来られた。日本だけでなく海外での評価も高い同氏の「バランス・シート不況論」の総纏めであると思います。

バブルが弾け15年経ち、結果Richard Koo氏の言ってきたことが、状況不明であった事柄の明快な解説になることは確かだと思います。...
投稿日: 2007/1/21 投稿者: Xiaoping

対
11 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 財政政策はいいけれど
バブル崩壊後の日本経済の状態を解説している本。
確かに金融政策で経済が立ち直らない理由は、なるほどと納得させられる。
しかし一方で、財政政策による有効需要創出を主張する場面では、
財政政策の中身について触れられておらず、国家予算の資金配分についてまでの
考察が行き届いていない。
有効需要の波及係数まで分析し、予算の投下先業種の絞込みまでは期待したかったところだ。
投稿日: 2007/11/28 投稿者: 例えば


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30 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 経済がわからない人の為の経済学の本, 2007/1/21
レビュー対象商品: 「陰」と「陽」の経済学―我々はどのような不況と戦ってきたのか (単行本)
平成バブルが弾けて既に15年、如何して日本の景気が立ち直るのがこれほど掛かったかと理解が困難な人のための大変良い参考になると思います。

作者のRichard Koo氏は10年以上まえから、各種講演会、メディアにたいして「バランス・シート不況」の概念を説いてきた。ある時は、もてはやされ毎日のようにテレビ出演をされたりしたが、急にテレビ出演が減ったようであった。往時の日本政府の政策に真正面からぶつかって議論して来られた。日本だけでなく海外での評価も高い同氏の「バランス・シート不況論」の総纏めであると思います。

バブルが弾け15年経ち、結果Richard Koo氏の言ってきたことが、状況不明であった事柄の明快な解説になることは確かだと思います。

同氏が本書で書かれている通り、何十年に一度の大恐慌を通りすぎつつある今、過去15年を振り返りまた、その知識に基づき今後を見てゆくのに非常に参考になる良書中の良書と思います。

若い方から経営トップまで読んで納得する本だと思います。
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 チャレンジ精神こそが「学問」を活性化する, 2009/1/26
By 
レビュー対象商品: 「陰」と「陽」の経済学―我々はどのような不況と戦ってきたのか (単行本)
「日本経済を襲う二つの波―サブプライム危機とグローバリゼーションの行方」と「「陰」と「陽」の経済学―我々はどのような不況と戦ってきたのか」を連続して読みました。

虚心坦懐に実データを観察し「理論」・「フレームワーク」が現実に則しているかを検証した上で、今の大学で教えている「マクロ経済学」なるものの基本原理・フレームワークそのものに疑問を投げかけ、ケインズでも無く新古典派等とも異なるフレームワークを提示しています。著者のその姿勢・チャレンジ精神に感銘を受けました。

このようなチャレンジ精神こそが「学問」を活性化するのだと思います。

少なくともファッションやポップスではないのですから、「古い」とか「もはや成り立たない」とかの問題ではなく、「資産価格の暴落を伴う大不況を現実に解決できるか、又はできたか否か」が「正しさ」を証明するのだと思います。

「大恐慌」は、アメリカでルーズベルトが財政出動・戦時経済で解決し、ドイツでもやはり財政出動が解決したという事実は、良く知られた歴史上の事実です。

しかしそこには「事実」があるのみであり、ケインズ理論は通常の循環不況にも濫用されその限界を露呈し、現在主流の経済理論も「早めに大胆な金融政策を出動していれば大規模な財政出動がなくとも大恐慌は防げた筈だ」というあくまで「筈」の「仮説」を唱えているに過ぎません。

残念ながら現在主流の経済理論は、未だ大不況を解決したという実績はありません。財政政策に頼らず金融政策を主体として解決するという「実験」は、通常の循環不況ならともかく、資産価格の暴落を伴う「大恐慌」なみの大不況に対して、未だ世界の歴史であまり試されたことはありません。

その意味では、ミルトン・フリードマンもベン・バーナンキも、これからテストを受ける新参者という観点において、リチャード・クーと同じです。
実世界でテストされていない理論は、誰が主張していようと、宗教の様に信仰している学者の数がどんなに多かろうと、単なる「仮説」に過ぎません。

そもそもが「マクロ経済学」自体が「大恐慌」を契機に生まれた、まだ70から80年程度の歴史しかない「若い」学問なのですから、何が「正しい」かは確定していないと思います。

そして「正しい」かどうかは、「古い、新しい」ではなくて、「多数派であるか否か」でもなくて、「大学の経済学者か金融機関のエコノミストか」という権威の問題でもなく、現実の大不況に効力を有したか否か、なのだと思います。
正しいかどうかは、これから5〜10年後の世界経済の行方によって答えが出るのでしょう。

なお今のところ、資産価格の暴落を伴う「大恐慌」なみの大不況に関する唯一の事例と言える過去20年の日本のデータは、リチャード・クーに勝ち点3を与え、リフレ策等の金融政策中心論者には勝ち点を与えていない様に見受けられます。

2000年前後にヘリコプター・マネーを日銀に主張したポール・クルーグマンは、最近、現在の米国経済の状況を踏まえて、強力な財政出動をすべしと唱えています。どうやら変節したようですね。
かつて「日銀はケチャップでも買ってマネーをばらまけ」と主張したベン・バーナンキは猛烈なスピードで金利を下げ必死で資金供給していますが、 FF金利を下げ始めてから1年以上経っても経済状況は悪くなる一方です。今のところ、上記の「筈」は「筈」の通りにはなっていませんね。(バーナンキは今こそFRBの金を使ってケチャップを大量に買わなきゃいけませんね。)

著者の今後の活躍を期待します。brilliant!!
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18 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 本当のことを言っているのでメディアに無視されてる本です, 2007/6/17
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: 「陰」と「陽」の経済学―我々はどのような不況と戦ってきたのか (単行本)
もちろん、一応は採り上げてはいますが、それはこの本の内容に相応しい扱いではありません。
リチャードクー氏の主張をわかりやすく言うと、『80年代に企業は借金してまで土地・株などの
資産を買った。ところがバブルが崩壊し、資産は暴落、多額の負債が残ってしまった。多くの
企業が一斉に借金返済に走ったために、借り手が不足。結果として資金需要が減少し、金利が
低下したにもかかわらず、負債の返済に追われる企業は設備投資どころではなく、長期不況を
招いてしまった。一般に常識とされる“貸し渋り”などは一時的な問題に過ぎず、“借り手不足”こそが
長期不況の真の原因だった。』 これがバランスシート不況です。

最近では、ようやく企業も負の遺産を片付けつつあり、キャッシュフローの範囲内で設備投資
するようになってきました。この本を読めば、この15年間を総括できるでしょう。
ただ、「不況の元凶は銀行だ。貸し渋りのせいだ。」といった具合に、不況の原因を銀行の
貸し渋りのせいにしたい人たちにとっては、大変都合が悪い本でしょう。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 氏がケインジアンだという誤解が解ける本, 2011/1/5
レビュー対象商品: 「陰」と「陽」の経済学―我々はどのような不況と戦ってきたのか (単行本)
本書を読めば、氏がケインジアンであり、財政出動のみを主張している、
との誤解は解消されると思います。

金融政策が必要な場合と、財政政策が必要な場合、を明確に分けてそれ
ぞれを東洋思想でいうところの陰陽を用いて論じています。

経済学の諸説を整理してみたい方は一読しても損はないかと。
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20 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 日本経済に関心のある方にとって必読の本, 2007/9/9
By 
一読者 (横浜市) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 「陰」と「陽」の経済学―我々はどのような不況と戦ってきたのか (単行本)
経済政策に関係している政治家やジャーナリストの方々に広く読んで頂きたい.バブル崩壊以降の過去の経済政策の総括をしており,橋本内閣による早過ぎた構造改革,小泉竹中財政政策による危機(竹中ショック),無意味だった日銀量的緩和,および諸経済学説の誤りが説得力をもって語られています.漸く企業の借金返済が終わり転換期にある日本経済を鳥瞰する上で,長かった不況の意味を正しく理解することが不可欠であり,この本を読めば日本経済に自信を持てるようになります.普通の経済学者の説は理念から現実を仕切ろうとするので疑問が多々起き,「竹中先生の話は聞けば聞くほど解らなくなる」(某自民党議員)のようになるが.クー氏の説は,逆に現実に起きている経済現象のデータから説き起こしているので極めて解りやすいのが特徴です.真理は解りやすい中にこそある好例.
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16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 条件付きで★5つ, 2007/1/24
レビュー対象商品: 「陰」と「陽」の経済学―我々はどのような不況と戦ってきたのか (単行本)
クー氏の前著「デフレとバランスシート不況の経済学」の続編的な内容。この本を読んでいる方にとっては得るものは少ないかも。ただ、クー氏の説明はくどいほど丁寧であり、経済学の門外漢の方でも腰を据えて読めば、ぐっと知識がつくいい本だと思う。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ポスト麻生内閣が心配, 2009/8/26
レビュー対象商品: 「陰」と「陽」の経済学―我々はどのような不況と戦ってきたのか (単行本)
著者の「バランスシート不況」という概念を各種データを引き合いに出して、論理としても事実としても証明して見せようとした決定版。

確かに、政府の国債が増えた分と、企業の借金が減る額が、ほとんど等しい現実を見ると、もはや「バランスシート不況」という概念は、証明されていると見て間違いないかと思われる。

問題は、これを認めようとしないマネタリストたちが、メディアでの露出の大半を占めている事実であろう。

確かに著者は、マクロ視点のみ重視し、所得の再配分というミクロ視点に言及しない。「戦艦大和でも造ればよい」というどこぞでの発言にも、それはよく現れてはいる。

しかし、景気全体を浮揚させるという目的には、著者のこれまでの提言は充分適っており、財政政策の細かい中身の議論については、政治家や他のマネタリストの仕事ではないだろうか? 
ところが、他のマネタリストのほとんどは、著者の「バランスシート不況」という新説を無視し続け、いまだに金融政策に固執し続けているのである。

このたびの金融危機で、著者を政権の参謀に据えた麻生内閣は、巨額の財政出動で日本経済を支え続けている。過剰な麻生叩きに大メディアに、胡座をかいたマネタリストたちが加わっていることは、一考の余地があると思われる。

2009年の衆議院選挙で、民主党が勝利するか、自民党内で上げ潮派が政権を取った場合、「バランスシート不況」に沿った財政政策は、ほとんど望めないだろう。

世界不況にあって、ポスト麻生内閣が心配である。
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10 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 2007年度最高の一冊, 2008/12/8
レビュー対象商品: 「陰」と「陽」の経済学―我々はどのような不況と戦ってきたのか (単行本)
「陰」と「陽」、これは企業の資金需要がない経済世界、資金需要がある経済世界のことで、前著に続いてクーの読者ならばあっさり理解できる構図だ。経済学が初めての方でもじっくり読み勧めれば十分に理解できる非常にシンプルな構図だと思う。

さて今回もクーはバブル崩壊後の日本経済においていかに資金需要が喪失していたかを社債残高、外銀貸出、貸出金利も含めてあらゆるマクロ統計から炙り出し、読者を説得する。しかし従来と違う点がある。それは主張するバランスシート不況をアメリカの30年代に適応し、バーナンキのように金融緩和を十分にやれば大丈夫だという平和ボケを正すものとなっている。つまりフリードマン=シュワルツ、テミン=ローマー、バーナンキらの見解が統計データや当時の現場の声などによって徹底的に批判されており、いかに財政政策によって30年代は保ったか圧倒的な論証で読者は完璧に説得されるだろう。この第3章は経済学徒にとって極めて重要な論文であり、本書のハイライトでもある。(またフィッシャーの借金デフレとの違いなどもしっかり指摘されている)

第6章では貞廣著「戦後日本のマクロ経済分析」や白川方明氏の近著よってほぼ効果がなかったことが結論付けられている金融緩和重視(インタゲだのなんだのアメリカ人に乗っかった「思考の節約家たち」の妄想)の量的緩和政策、つまり円安で回復するという主張が批判される。マネー関連指標(p45)においてでも量的緩和の無残さが克明と描かれている。主張した人々とは若田部、田中、岩田規久男あたりだ。彼らは「専門知の経由が必要だ」というが、その前にまず「人格を陶冶して教養を経由しろ」といいたい。(クーは彼らと対立しようとしてないが)

本書は30年代のアメリカ、90年代の日本が徹底的に分かりやすく分析されている。学生や経営者、一般読者に関わらず非常にお勧めできる。本当に価値ある一冊です。
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22 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 経営者のはしくれとして共感をもった, 2007/1/7
By 
hpo - レビューをすべて見る
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レビュー対象商品: 「陰」と「陽」の経済学―我々はどのような不況と戦ってきたのか (単行本)
経済学的な論争は私にはわからないが、この10年自分のやってきたことと著者の主張が非常にかみ合うのだと感じる。法人の投資についていえば、この10年あまりは本当に少なかった。いや、なかったといっていいかもしれない。だから、公共事業への傾倒が中小企業で進んだ。それと、家計の貯蓄の切り崩しが需要の主なものを占めていることを見る現場に私はいた。

他方、著者のバランスシート毀損が「失われた15年」のデフレスパイラルの原因であるという主張が正しいとしても、新しいまっさらなバランスシートを持つ企業の新規参入が日本でもっと容易であれば、きっと全く違う結果、全く違う議論になっていたと、零細企業主の私は感ぜざるを得ない。
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11 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 財政政策はいいけれど, 2007/11/28
レビュー対象商品: 「陰」と「陽」の経済学―我々はどのような不況と戦ってきたのか (単行本)
バブル崩壊後の日本経済の状態を解説している本。
確かに金融政策で経済が立ち直らない理由は、なるほどと納得させられる。
しかし一方で、財政政策による有効需要創出を主張する場面では、
財政政策の中身について触れられておらず、国家予算の資金配分についてまでの
考察が行き届いていない。
有効需要の波及係数まで分析し、予算の投下先業種の絞込みまでは期待したかったところだ。
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