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カスタマーレビュー

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5つ星のうち3.6
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 新聞広告に、「金権政治を批判していた石原慎太郎氏が田中角栄の自伝を書いた」と載っていたので興味を持ってすぐにキンドルで買って読んだ。私の住んでいる南スーダンでは、キンドルは大変便利である。思いついたその時にすぐにダウンロードして読むことが出来る、そしてこの本は読み易くて面白かったので、夕方にダウンロードして寝る前には読み終えた。

 私は石原慎太郎氏の著作をよく読むが、田中角栄の金権政治を批判して、時には一顧だに値しないような記述があったことを覚えている。しかし最近は、誉めることもあることに気がついていた。このあいだ読んだ同氏の著作、「歴史の十字路に立って 戦後七十年の回顧」の中で、さんざん田中角栄を批判した最後に、「物書きの私としては、田中角栄という未曾有の人物にいまだにある魅力を感じざるを得ない。」と述べていたのが印象的である。

 さて、内容である。石原氏は、「俺」という一人称を使って田中角栄が独白しているような形でこの本を書いている。そのために、時には田中角栄ではなくて石原慎太郎が言っているのではないか、と思わせるような箇所や、青春時代の初恋の思い出を語る場面では、なんとも石原慎太郎が独白しているような奇妙な感じを受けたものだ。

 例えば、新潟の柏崎の役所に勤めている時に知り合って恋心を抱いた女性に、選挙運動の演説の時に邂逅したのだが、何か熱く痺れるようなものが俺の胸にきざしてきたものだった、との記述の後の、「あの感慨は一体何だったのだろうか。あれは俺たち二人の間に過ぎて失われた時間への、突然だがしみじみした回帰への実感といえたろう。それはまだ三十前の歳でありながら俺自身の青春への、突然ながら妙にしみじみした甘い回想のときめきといえたのかもしれない。あの後、今までの長い人生の中で何をきっかけにしてでも、あの時のような一瞬だろうと痺れるような甘美な感情を抱いたことはありはしなかった。」などは、この本の中で気に入った文章のうちの一つである。石原氏がこの一文で若き日の田中角栄の素直さを描いたが為に、その後のどろどろした生臭い田中角栄の生き様に免責を与えたようなものだ。

 作家として培われた感性なのか、感性が鋭い故に作家となったのか、いずれにしても石原氏の国際関係や国内政治に対する洞察力と警鐘と、更には具体的な施策には尊敬の念を抱いており、作家でありながら政治家としても成功した稀な人物として認識しているものであるが、この度のこの本は、それらとは違った、まるで田中角栄批判の呪縛から解かれたような書きぶりで、田中角栄を愛でているような感覚に捕われた。

 私自身、昭和47年の田中角栄の自民党総裁選出を秋田の山の中でトンネルを掘っている時にラジヲで知り、家内共々同郷ということもあり、土方の経験があるということも知っていたので、何とも身の震える思いをしたことを、この本を読みながら思い返していた。
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2016年1月28日
モノローグで書いたのはどうだろうか?
小説家としての石原慎太郎は好きだし、田中角栄も好きなので購入しました。
面白いは面白いのだけれど、石原慎太郎が言いたいことを田中角栄の言葉というかたちで話しているように思えて。
早野透の「田中角栄 - 戦後日本の悲しき自画像」の方が個人的には面白かった。
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2016年2月2日
 石原慎太郎についての従来のわたしの評価をいえば、作家としてはあまり認めないが、政治家としては一目置くというものであった。首相を目指しながらもついに念願かなわず先年政界を引退した彼が、何と希代の政治家田中角栄を主人公にした小説を出版したというので、興味をひかれて読んでみた。後書きで角栄を評して著者は「彼のように、この現代にいながら中世期的でバルザック的な人物は滅多にいません」と絶賛する。わたしが世界最大の小説家と仰ぎ見る人間喜劇の作者の名前をここで見ることになろうとはまるで予期しなかった。確かに田中角栄とバルザックの人物像はその豪傑ぶりにおいて重なるところがある。佐藤栄作長期政権に国民が飽き飽きしていた1972年、若き50代の熱血宰相が今太閤として『日本列島改造論』を引っ提げて颯爽と登場し、国民が喝采したあの時代の熱気を思い出さずにはいられない。政治家として彼がこの国になした偉大な業績の数々を著者は褒めたたえる。アメリカを無視した資源外交を展開した田中角栄に激怒したアメリカが、彼を失脚させるためにロッキード事件という陰謀をめぐらしたことに著者は悲憤を禁じ得ない(いつの日かこの冤罪事件と田中角栄をモデルにバルザックの『暗黒事件』のような傑作を誰かが書くことをわたしは期待する)。二人は金権政治に関しては厳しく対立したものの、愛国者という一点ではがっちり握手する。この『天才』は小説としては文体においても構成においても荒削りな印象がぬぐえず、お世辞にも出来が良いとはいえない。しかし、田中角栄という日本を愛してやまなかった不世出の政治家への熱い思いだけは確かに読者の胸に伝わってくる。
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2016年4月17日
もう少し面白いかと思ったので、ちょっと残念だった。幼少期が少なく、ほとんどロッキード事件の話すだった。なぜ天才なのかもっとわかりやすい説明を期待していたのに。。。
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2016年5月3日
月刊文藝春秋2016年5月号に、石原慎太郎自身による「本書を書いた動機」が述べられていたので、多少の期待を持って読んだ。とにかく、内容がうすい、文字が少ない、すかすかの内容。しかも、「俺」と一人称で記述している。とても違和感がある。イタコの口寄せの様な小説である(口寄せの方がましだとおもう)。本書で無ければ読めない事実が書かれているかと期待したが、それもない。田中角栄と石原慎太郎は政治的に遠い位置にあり、石原慎太郎だけが知り得た事実など無いからだと思う。死せる人を冒涜するような小説?だと思う(これを小説と言うのは躊躇われる)。今、なぜ田中角栄について書いたのだろう。月刊文藝春秋にはそれらしいことが書かれているが、意味不明であった。生前の田中角栄を、私は一度だけ、見たことがある。生の演説を聴いたときである。一発で聴衆を虜にする「力」が彼にはあった。そういう「田中角栄」を描ける能力を持った小説家はいないだろうと思う。石原慎太郎にも、残念ながら、無理だった。そう思って読了した。
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2016年4月10日
宝島社から出版されている、「田中角栄100の言葉」を読んだ後に、この本を知りました。
政治家 石原慎太郎ということで興味を持って読んだのですが、前記の本を読んだ後なので、
政治家 石原慎太郎がが云う「天才」という言葉が死んでいるように感じた。
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2016年2月2日
田中角栄という稀代の政治家の一生を、政敵だった石原慎太郎がモノローグ形式で語るということに興味を持ち、kindleで購入した。「弟」の大ベストセラーコンビである、石原慎太郎-見城徹の復活も、何か面白いものを見せてくれるのではという期待もあった。

本書は、おそらく普通の読者であれば2時間もあれば読了する、非常に読みやすい本である。田中角栄という人物に興味を持ち始め、とりあえず手っ取り早く彼の一生が知りたいという人には最適な本だろう。しかし、内容自体には目新しい点は全くない。巻末にある参考文献を渉猟し、角栄を主人公とするピカレスク小説として再構成することは、石原慎太郎ではなく大学の文芸部員レベルでもできる。面白い本だとは思うが、角栄自身の一生が面白いので、書き手が誰でも面白くなるのである。石原慎太郎でなければならない理由は全くない。

モノローグ形式を採用した理由は、「石原慎太郎だからわかる角栄のホンネ」を語る最良の方式だと、石原-見城コンビが判断したからだろう。しかし、本書の大部分は「石原慎太郎でなくてもわかる角栄のホンネ」であり、石原慎太郎らしさが垣間見える日中国交正常化交渉、ロッキード事件、竹下登への嫌悪感といった部分は、「角栄の口を使って語られる石原慎太郎のホンネ」となってしまっている。「政治家」石原慎太郎だからわかる田中角栄のホンネを、「作家」石原慎太郎が語ることに成功していれば、「弟」に匹敵する傑作となっただろう。しかし、結果として角栄に「憑依」することに失敗した本作は、書店に数多ある角栄本の中でも、平均以下の出来だと言わざるを得ない。
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2016年3月11日
あの田中角栄の生涯を石原慎太郎が書くなら、面白くないわけがない。そう思って読み始めたが、期待は徐々に失望に変わり、100ページを超えたところで飽きた。

1ページに12行しかない文字組みは、たしかに読みやすく、1、2時間程度で角栄の生涯を流し読みしたい人にはそれでいいのかもしれない。だが、それならWikiでじゅうぶんだ。

石原慎太郎が角栄を書く。そう聞いて期待したのは、権力への渇望、集まる人々の打算、戦後史まれに見る傑物を取り巻く人々の狂気にも似たエネルギーに触れられるのではということだった。

まったく違っていた。老人の独白として書かれる物語は、淡々と進みながら、政敵であった福田赳夫よりもいかに自分が優れていたかという繰り言や、自身は権力に恬淡としながら、国士として使命を果たすことへの自己愛に満ちている。

穿った見方をすれば、石原慎太郎は文学者としてこれを書いたのではなく、政治家として自身が夢見た像を、老いて最後のステージを迎えた時に、田中角栄という偉大なリーダーに投影し、政敵であるエスタブリッシュメントを貶め、国家のためならんとする自己を賛美したかったのではないか。

それは文学に昇華されることなく、伝記の要約にとどまっている。物語の向こうにいるのは、宰相のコスプレをして愉悦の表情を浮かべる作家。その自己愛ばかりが鼻について、どうにも読後感が悪かった。
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2016年5月3日
田中角栄について書かれていることを一人称で書き直した感のものであった。
田中角栄 相手の心をつかむ「人たらし」金銭哲学の方が面白かった。
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2016年6月23日
政界デビューからはよく知っています。懐かしく、最後に脳梗塞で倒れ、タクシーの窓から手を振っている場面は悲しかった。この本を慎太郎さんが角さんを書いたのは驚きました。幼少のころの事まで楽しく読みました。(77歳)
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