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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
まだまだ難あり, 2009/5/28
商法や有限会社法が改正され,現在の会社法のくくりになって以来,こういった参考書にも匹敵するようなサブノートは伊藤真試験対策講座の他にはほとんど出ていません。
各ページの右側に多少のスペースが用意されており,書き込みや貼り付けに活用できるのがありがたいですね。イメージとしては,レジュメが本になったような,そんな感じです。
難点を言えば,少しばかり表現が堅苦しいですね…もちろん,ざっくばらんな表現ばかりでも困るんですが,制度の背景とか立法趣旨を「つまり〜ということである」という風に言い換える説明ですら,わかりにくい箇所が目につきます。こういうところは,わかりやすさを重視すべきではないでしょうか。
全体的に,基本書をそのまま切り貼りしてきたような構成なので,文章が長ったらしく,正直なところ読むのが疲れます。どこに何があるのか,もう少し簡潔になるよう工夫を凝らした方がよさそうです。
あと,会社法は前後のページで関連する箇所が特に多いのですが,参照ページの表示がほとんどありません。「第〜章 第〜節」程度にとどまるため,講義を受けながら関連項目を参照しようにも,いちいち手書きで参照ページをメモしておかないとまごつきます。こういう使い勝手は,勉強が進んでサブノートとして熟成された頃にも大事だと思うんですが…。
どうしても気になったのは,変なところを省略していることです。例えば,設立無効の訴えができる当事者を,この本は「株主等」で終わらせていて,実際にはこれだけで済まされるような話ではありません。どういう基準で省略して記述しているのか首をかしげてしまう箇所が多数あります。
結論として,これを単体で,しかも独学で使おうとしても厳しいと思います。まだ,比較対象がないために★×4としておきますが,まだまだ改善の余地がある本ですね。完成度としては40パーセント程度でしょうか。競合する本がリリースされて洗練されるのを待つしかなさそうです。
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